犬がそわそわして落ち着かない時の心理4選 病気にかかっている可能性も

犬がそわそわして落ち着かない時の心理4選 病気にかかっている可能性も

いつもは落ち着いているのに、今日はなんだかそわそわして落ち着かない、と愛犬の様子が気になることはありませんか。犬がそわそわして落ち着かなくなる原因には、いくつかの理由があります。中には、裏に病気が潜んでいる場合もありますので、愛犬がそわそわしている時の心理を知るためのヒントを知っておくのは飼い主さんにとって大切なことです。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬がそわそわして落ち着かない時

そわそわする犬

お腹が空いていたりトイレに行きたかったり休日の前の晩だったりすると、人間の私達もそわそわすることがあります。

愛犬達も同じようなシチュエーションで、そわそわした様子を見せることがあります。

犬達も私達人間と同じような心理でそわそわすることもあれば、私達にはあまりない心理状態でそわそわすることもあります。

言葉でコミュニケーションが取れないため、そわそわしているように見えて、実はその裏にマイナスの感情や病気が潜んでいることもあるのです。

今回は、犬が落ち着かない時の心理状態と、もしかしたらその裏に潜んでいるかもしれない病気について紹介します。

犬が落ち着かない時の心理

期待する犬

1.期待

「もうすぐ夕飯!」のように、これから楽しいことや嬉しいことがあるはずという期待の気持ちでいっぱいになると、犬も私達と同じようにそわそわします。

遠足の前日に嬉しくてなかなか眠れない子どもと同じような心理状態です。

犬の場合の嬉しいことと言えば、食事やお散歩、飼い主さんとの楽しいお出かけといったところでしょう。

いつも決まった時間に行う楽しいイベントや、休日の飼い主さんとのお出かけなどが分かると、愛犬はきっと期待と嬉しさでそわそわとすることでしょう。

2.不安・恐怖・警戒

警戒する犬

期待とは全く逆の、不安や恐怖、警戒といった心理状態の時にそわそわとすることもあります。

たまにやって来る来客に対してとても警戒してしまうとか、空気を大きく振動させるような雷や花火、工事等の大きな音などが続く場合などです。

私達人間は、来客の訪問理由や大きな音がしている理由を理解できますが、犬には理解できません。

とても大きな不安や恐怖が襲い、警戒してしまって落ち着いてはいられなくなるのです。

また飼い主さんがなかなか帰宅しない場合にも、もう帰ってこないのではないかと不安になります。

さらには、引っ越しやリフォームなどの環境変化や初めて訪れる場所など自分のテリトリー外の場所にいる時も、不安に襲われてそわそわすることがあります。

3.ストレス

ストレスを抱えた犬

多くの犬は基本的に運動が好きです。特に猟犬や牧羊犬の血を引く犬種の場合は、より多くの運動を必要とする身体にできています。

十分に運動をさせてあげられないと、それがストレスとなって蓄積し、気持ちが落ち着かずにそわそわしてしまうことがあります。

ストレスの原因は、運動欲求が満たされない場合だけではありません。

新しい犬を迎えたり、ご家族が増えたりして、飼い主さんの関心が自分に向かなくなったと感じることなども大きなストレスです。

4.忍耐

気を紛らわす犬

トイレに行きたい時にトイレがない、お腹が空いたのになかなかご飯にしてもらえないといったような時にも、落ち着きがなくなります。

これは、忍耐からくるものです。

私達人間も、トイレに行きたいのに近くにトイレがないと落ち着いてはいられませんよね。それと同じです。

また、体のどこかに痛みや不快感などを抱えて我慢をしている場合も、そわそわとした様子を見せることがあります。

犬達は「痛いよ!」「気持ち悪いよ!」と直接訴えられませんので、痛みを紛らわそうとしているのです。

そわそわして落ち着かない状態が続いている場合は、病気や怪我が潜んでいる可能性を考え、早めに動物病院で診てもらいましょう。

犬をそわそわさせているかもしれない病気

嘔吐する犬

認知症

愛犬が高齢で、かつ夜になるとそわそわして鳴いたり歩き回ったりするという場合は、認知症かもしれません。

完治は難しいのですが、適切な対処で進行を遅らせたり、一部の問題は解決できることもありますので、動物病院に相談しましょう。

異物誤飲

異物誤飲は、犬種や年齢に関係なくよくある事故です。

おもちゃや布、石等の異物を飲み込んで、胃腸に生じる不快感を我慢するため、部屋の中をうろうろと歩き回っている可能性があります。

そのまま排泄されることもありますが、異物が腸に詰まって腸閉塞になると命に関わる危険な状態になります。

嘔吐が頻回である場合や、元気がなくぐったりしている場合は、様子を見ずにすぐに動物病院につれていきましょう。

異物誤飲は飼い主さんの注意で予防できる事故なので、常に気をつけましょう。

胃拡張胃捻転症候群

診察を受ける犬

愛犬が落ち着きなく部屋をうろうろしている場合、「胃拡張胃捻転症候群」という病気かもしれません。

部屋を歩き回る他に、吐こうとしているのになかなか吐けずにいる、呼吸が荒い、お腹が大きく膨らんでいるといった様子が見られる場合は、その可能性が高いです。

名前の通り胃が拡張して捻転を起こす病気なので、胃やその周囲の血流が滞りショック状態に陥るため、数時間で死に至ることも多い緊急性の高い危険な病気です。

特に大型犬で胸が深い犬種のグレート・デーン、ボクサー、ジャーマン・シェパード、セント・バーナード、ドーベルマンなどに多く見られます。ミニチュアダックスフントなどの小型犬でも起こる可能性があります。注意してください。

まとめ

楽しそうな犬

愛犬が落ち着かずにそわそわとしている時に、いろいろな心理状態である可能性があることがわかりました。

期待に胸を膨らませてわくわくしている時もあれば、不安や恐怖で仕方がない時、ストレスでどうしようもない時、痛みなどを我慢している時などさまざまです。

同じそわそわしていても、愛犬の表情を見れば期待しているのかそうでないのかは見分けられるでしょう。

愛犬の様子に違和感を感じたら、まずは体調不良を疑い迷わず動物病院で診てもらいましょう。

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