1.トイ・プードル
トイ・プードルは見た目がぬいぐるみのようで可愛らしいというだけでなく、頭が良く人懐っこいことで飼いやすいということから高い人気を誇っています。
人と関わることも好きなので、なでてもらうことや遊びなどでコミュニケーションを取ることも大好きです。
また、賢さも持ち合わせているので、ただ甘やかされるだけでなく、しつけやドッグスポーツなどを通してほめられたり、認められたりすることにも喜びを感じる犬種だとされています。
2.フレンチ・ブルドッグ
フレンチ・ブルドッグはブルドッグから品種改良された犬種のため、攻撃性や闘争心があるのではないかと考えられることもありますが、実際はそのような傾向はありません。
「ブルベイティング」と呼ばれる牛への攻撃を仕掛ける見世物が禁止されてからのブルドッグは、攻撃性を抑える改良が行われていて、フレンチ・ブルドッグの場合はさらに温厚さが増していると考えられています。
性格はとても陽気で遊び好き、初めて会う人にもフレンドリーに近寄って行って甘えることもめずらしくないでしょう。
そのユニークな見た目とともに、愛くるしい仕草で犬好きの心を掴んでいます。
3.ゴールデン・レトリバー
ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバー、フラットコーテッド・レトリバーなどのレトリバー種は、一般的に人とのコミュニケーションに喜びを感じる傾向があると言われています。
人に対しても他の犬に対しても友好的で、遊びやスキンシップが大好きなことから、飼い主さんはもちろん初めて会った人にでさえ「こんにちは~!なでてくださーい♡」とすり寄っていくこともめずらしくありません。
なかでも、ゴールデン・レトリバーはフレンドリーで温厚、人が大好きな犬が多いと考えられています。
盲導犬の訓練では、ラブラドール・レトリバーに比べて、ゴールデン・レトリバーは人が好きすぎて、人混みで行う仕事への集中力が途切れやすいとも言われているほどです。
かまってもらえるとうれしくなってテンションが上がることも多いですが、体が大きい分人を押し倒してしまったり物にぶつかって壊したりしてしまうこともあるので、スキンシップを取るときには注意が必要です。
4.ドーベルマン
ドーベルマンは護衛犬や警察犬としても活躍する犬種で、キリッとした外見から「怖そう」という印象を持たれることも少なくありません。
しかし、飼い主さんなど心を許した相手に対しては、とても甘えん坊な一面を見せる犬種としても知られています。
体を思い切り動かして遊ぶことが大好きで、なでてもらうことも好きなので、大きな体を預けるようにして寄り掛かる様子を見せることも多くあります。
スマートな見た目と甘えん坊の性格のギャップに、とりこになってしまう飼い主さんも多いとされているので、ドーベルマンに会ったときにはぜひ注目してみてください。
まとめ
ここでは甘えん坊が多い犬種をご紹介してきましたが、飼い主さんに対して甘えん坊になる犬はこの限りではありません。
ほとんどの犬は大好きな飼い主さんに、全面的な信頼を寄せていて、甘える様子を見せるものです。
犬種によって性格の傾向はありますが、個体差もあり、育て方も性格の形成に大きな影響を与えます。
自分のそばに頼れる人がいて、安心して毎日を過ごしている犬は、適度な自立心を持ちながらきちんと甘えることもできるようになります。
甘えることができるというのは、不安やストレスを感じているときに、それを解消する手段としてとても大切なことです。
愛犬とはたっぷりとコミュニケーションを取り、甘えてもらえる存在になってくださいね。