️ 犬が『ギャン』と大きな声で鳴く時の心理5つ
普段通り一緒に過ごしていた時に、突然愛犬が大きな声で「ギャン!」と悲鳴のような声をあげたら、どうしたのと焦ってしまいますよね。痛々しいような、どこか怯えているような鳴き声を上げた時、犬はどのような心理が働いているのでしょうか。
今回は、犬が「ギャン!」と大きな声で鳴く時に考えられる5つの心理をご紹介します。怪我や病気によって痛みを感じている可能性もあるので、要注意です。
1.驚きを表している
基本的に「ギャン!」と大きな声で突然鳴き出した時は、驚きの感情を示していることが多いです。予期せぬことが起こった時、私たち人間も「わ!」と驚きの声を上げることがありますよね。犬も同じです。
例えば、突然家の外から大きな音がした時、チャイムが鳴った時、眠っている時に突然触れられて驚いた時などに「ギャン!」と驚いたような声を出すことがあります。
驚くような原因となるものに心当たりがある場合は、犬がパニックに陥らないよう「大丈夫だよ」と優しく声をかけてあげるなど対応しましょう。
2.「やめて!」
犬は拒否反応を示す時にも「ギャン!」と大きな声で鳴くことで、「やめて!」「こっちに来ないで!」と意思表示することがあります。
例えば、1匹でのんびりしたいのにしつこく構われたり追いかけられたりした時、我慢の限界に達すると「やめてよ」という気持ちを示すために「ギャン!」とわざと大きな声で鳴きます。一種の威嚇に近いかもしれません。
また、飼い主に苦手なお世話をされている時にも「ギャン!」と鳴くことがありますが、お世話は基本的にやり遂げなくてはいけないので、「もう少しだから」などと落ち着かせつつ早めに済ませましょう。
3.「怖いよ」
何か怖い思いや大きな不安を抱いている状況で「ギャン!」と鳴いている時は、飼い主に「怖いよ」「不安だよ」とストレスを感じていることを伝えている可能性が高いです。
外から工事の大きな音が聞こえたり、雷の音が聞こえたりした時に、恐怖から「ギャン!ギャン!」と鳴くことで威嚇したり自分の気持ちを落ち着かせようとしたりすることがあります。
また、飼い主に叱られている最中に「ギャン」と鳴くことで「怖いからもうやめて」という気持ちを伝えることもあります。
4.「降参です」
飼い主に叱られている時、散歩中に他の犬と会った時などに「ギャン!」と大きな声で鳴くことはありませんか。
このような状況で大声を出す場合は「怖いよ」「不安だよ」という気持ちを伝えているだけでなく、「降参です」「こちらからは攻撃しないので、怖いことをしないでください」という意思表示の意味も含まれていることが多いです。
中には強張った表情や態度でお腹を見せることで「降参です」「怖いよ。もうやめて」という気持ちを伝える犬もいます。
5.「痛い!」
何度も継続的に「ギャン!」と鳴いたり、同じようなタイミング(歩く時、立ち上がる時など)で大声を上げたりする場合、怪我や病気によって痛みを感じている可能性があります。
犬は自身の限界を考えずに行動するところがあるため、無理をして骨折したり脱臼したりする場合もあります。そのため、飼い主が気付かぬ間に怪我や体調不良を引き起こしていることも珍しくありません。
何度も「ギャン」と大声を上げる時は「痛い!」と思わず叫んでしまっている可能性があるので、愛犬の様子をよく観察しつつ痛みを感じているようであれば、かかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
️まとめ
いかがでしたか。犬が「ギャン!」と大きな声で鳴く時は、恐怖を感じていたり驚いたりしていることが多いです。中には怪我や衝撃によって痛みを感じているケースもあるため、何度も「ギャン」と大声を出す場合は病院へ連れて行きましょう。