犬が飼い主に優しくタッチしてくる時の心理
1.確認したかった
犬が飼い主に優しくタッチしてくるのは、「ここにいたんだね♡」と、確認したかったからです。
犬は視力が0.1~0.5程度であるため、声が聞こえたり気配がしたりはするものの、姿まではハッキリと見えないことがあるんです。
飼い主を探して回り、見つけた時にそっとタッチをして確認しているのでしょう。
タッチだけして、スッといなくなることがありますよね。
(何しに来たんだ?!)と思われるかもしれません。
飼い主がそばにいることを確認して安心し、またお気に入りの場所に戻って行ったのではないでしょうか。
2.退屈している
犬が飼い主に優しくタッチしてくるのは、退屈しているからです。
「退屈なんですけど…」と言うためにやって来てタッチするのです。
構ってもらえるかな?遊んでもらえるかな?と、期待する気持ちが込められているのではないでしょうか。
タッチするということは、犬から人へのスキンシップです。
構ったり遊んだりはしてあげられない時でも何か一声かけてあげるようにするとよいです。
頭や体を撫でるなどし、スキンシップのお返しをしてあげると喜びますし、大好き度♡もアップすると思います。
3.誘いたい
犬が飼い主に優しくタッチしてくるのは、遊びやお散歩に誘いたいからです。
「そろそろお散歩に行くのはどう?」「このボールで一緒に遊びませんか?」と、言葉の代わりにタッチするのです。
思い返してみると、お散歩の時間が近づくとタッチしにやって来るな…などありませんか?
4.不安に感じている
犬が飼い主に優しくタッチしてくるのは、不安に感じる何かを感知したからです。
飼い主に触れることで不安を取り除きたい、安心を得たいという気持ちがあります。
自宅にいる時であれば、見知らぬ声を聞いたり苦手な音を聞いたりしたのかもしれません。
お散歩中なのであれば、人見知りをしたり犬見知りをしたり、苦手な相手の気配を感じたのかもしれません。
花火や雷の音が鳴っている時、近所で工事が始まった時など、大きな音に不安や恐怖を感じる犬が多いです。
パニックや脱走、体調不良などに注意してあげてください。
5.抱っこしてほしい
犬が飼い主に優しくタッチしてくるのは、抱っこしてほしいとおねだりしているからです。
普段から抱っこされることに慣れている、習慣になっているのではないでしょうか。
例えば、飼い主がテレビを観ている時に抱っこされる癖がある犬は、「ねぇ、抱っこしないの?」と、タッチしてくることがあります。
犬自身も抱っこが好きなのでしょうけれど、抱っこされると飼い主が喜んでくれるとも感じているのかもしれません。
まとめ
犬が飼い主に優しくタッチしてくる時の心理を5つ解説しました。
- 確認したかった
- 退屈している
- 誘いたい
- 不安に感じている
- 抱っこしてほしい
犬が飼い主に優しくタッチしてくるのは、ほとんどが何かを要求するためです。
ごはんやお散歩の要求であれば「まだ時間じゃないよ」と断るようにしましょう。
おやつの要求であれば適切な量以上に与えてしまわないように注意しましょう。
わがままな要求であっても無視はしない方がよいです。
犬だって無視されれば傷つきます。要求や行動をエスカレートさせてしまう可能性もあります。
犬だって力ずくではなく優しくタッチしてきたのですから、飼い主も声をかけることで応えるようにしましょう。