犬に最も多い『死因』ランキングワースト5 寿命を延ばすためにできること

犬に最も多い『死因』ランキングワースト5 寿命を延ばすためにできること

愛犬の死を考えたくない飼い主が大半だと思いますが、愛犬とできるだけ長く過ごすためにも、犬に多い死因を知り、予防することが大切です。今回は、犬に最も多い『死因』ワースト5をご紹介した後、寿命を延ばすためにできることを紹介します。

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記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

犬に最も多い『死因』ランキングワースト5

犬の前足を握る手

皆さんは犬に最も多い『死因』が何なのかご存知でしょうか。ここでは、犬に最も多い死因1~5位をご紹介します。特に多いこれらの原因は要注意です。

第5位 肝臓疾患

肝臓は体の毒素を分解するなど、犬の体を健康に保つために必要な働きを担っている臓器です。そのため、肝臓疾患を引き起こすと体内の代謝が悪くなり、体全体に悪影響を及ぼします。

犬の死因のうち肝臓疾患は5%の割合を占めます。肝臓に異常が生じると、食欲不振や下痢などの異変が見られるようになり、重症化すると黄疸や尿の色が異常なまでに濃くなるなどの明らかな異変が見られるようになります。

第4位 てんかん発作

床に倒れて荒い息をする犬

犬にも比較的多く見られると言われている「てんかん」です。直接死につながる病気ではありませんが、意識障害や痙攣、失禁などの症状を引き起こす病気としては有名です。

しかし、犬に最も多い死因として肝臓疾患に並ぶ全体の5%に入っています。これは、てんかん発作を起こすことで突然死を引き起こす事例が多く報告されており、明らかな原因は不明ですが、このような事例は「てんかん発作による死」として判断されます。

第3位 腎不全

犬の死因として全体の7%を占める死因が「腎不全」です。腎不全は高齢の犬が発症する例が多く報告されており、多飲多尿、体重減少、元気消失、嘔吐や痙攣など、様々な症状を引き起こします。

死亡率も高く、中には数時間から数日で重症化し、死に至る「急性腎不全」を引き起こすケースもあるため、定期的な健康診断を行うことで早期発見することが大切です。腎不全を疑う症状がみられた場合はできるだけ早く受診してください。

第2位 心臓病

犬の心音を聴く

犬に多い死因として、いきなり17%まで上がっている心臓病は、初期症状で気づくことが難しく症状が発症した時にはすでに進行しており、突然症状が悪化してしまうケースも多い病気です。

特に「僧帽弁閉鎖不全症」は、投薬を開始してから半年ほどで生存率が50%ほどと非常に低く、同時に心不全を引き起こし突然死に至るケースも珍しくないと報告されています。

第1位 ガン

そして圧倒的に犬の死因として多い原因に、ガンが挙げられます。ガンは犬の死因でも54%と半数以上を占める病気です。

ガンは高齢期に発症することが多いですが、若年期にも発症するケースがあり、油断は禁物です。初期症状が現れにくい病気であることも、発見を遅らせ死亡率を上げている原因と考えられます。

ガンを予防するためには生活習慣を見直し改善すること、そして定期的に健康診断を受けて早期発見につなげることが大切です。

最も多い死因から見る犬の寿命を延ばすために飼い主ができること

ヨークシャーテリアとスキンシップ

今回紹介した犬の死因として多い「ガン」や「心臓病」「腎不全」などに有効な予防法を実践することで、少しでも犬の寿命を延ばす確率を上げることができます。

飼い主は以下の習慣を実践し、愛犬が長生きできる確率を上げられるよう努力しましょう。

  • 毎日スキンシップで異変が起きていないか確認する
  • 最低でも1年に1回は健康診断を実施する(シニア犬は年2回)
  • 必要な予防接種や予防薬投与は必ず受ける

犬の病気を早期発見するには、定期的な健康診断や必要な予防接種、予防薬投与などを動物病院から推奨されている通り行うことが大切です。

また、日々のスキンシップや遊びなどを通して、少しでも違和感を覚えた段階で診察を受け、必要な検査を受けることで早期発見につながるケースも多いです。

まとめ

獣医と犬

いかがでしょうか。犬に最も多い死因として、ガンは圧倒的に死亡率が高い病気です。日々の生活習慣やスキンシップで予防、早期発見につなげることができるので、こうした習慣は必ず実践し、1年に1〜2回は定期検診を受けるようにしましょう。

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