犬に敵対心を抱かれてしまう間違い行動
1.無理におもちゃを奪おうとする
犬と遊んでいる時、無理におもちゃを奪おうとすると、敵対心を抱かれてしまいやすいです。
人と犬が引っ張り合って遊ぶロープなどのおもちゃがありますが、基本的には犬に勝たせてあげて遊ぶとよいです。
なぜなら、そのおもちゃは犬のものだからです。引っ張り合いたいだけであって、奪われて喜ぶ遊びではないからです。
所有欲の強い犬は、人と物を共有したがりません。「これは自分のおもちゃだ!」という気持ちが強いためです。
敵対心を抱かれてしまわないためには、無理におもちゃを奪わないようにしましょう。
2.急に大きな声を出す
犬の前で急に大きな声を出すと敵、対心を抱かれてしまいやすいです。犬を驚かす行為だからです。
犬を驚かせて反応を楽しもうと、わざと大きな声を出す人もいますよね。
自分のことを驚かせて不安や恐怖を与える人だと判断した犬は、その人に対して敵対心を持ちます。
犬に近づこうとするだけで避けられてしまうようになってしまいます。
3.厳しく叱りつける
犬を厳しく叱りつけると、敵対心を抱かれてしまいやすいです。正しく叱ることができていないからです。
「叱られている」ではなく「攻撃されている」と感じてしまうのです。
厳しく叱りつけたことが犬に不安や恐怖を与えてしまうのです。
飼い主や家族であれば、愛犬との信頼関係が崩れてしまう原因にもなります。
人を恐れて咬みつく犬になってしまう恐れがあります。
犬を叱るのは、犬の安全や命を守るためです。
イライラしたり腹が立ったり、飼い主の気分で叱ってはいけません。
4.吠えるのを真似する
犬が吠えるのを真似すると、敵対心を抱かれてしまいやすいです。
犬に吠えられた時、同じようにワンワン!と言って吠え返したことはありませんか?
私の愛犬が庭で遊んでいる時、小学生の子供たちがよく愛犬に向かってワンワン!と話しかけていくのですが、完全に敵対心を抱いています。
その子供たちだけではなく、他の小学生にも敵対心を抱き、吠えてしまうことがあります。
一方、同じ子供でも、小学生のようにワンワンと吠え返さない中学生や高校生には吠えることはありません。
犬の吠えるのを真似してワンワン!と話しかけると敵対心抱かせてしまうことがありますので、人の言葉でよいので優しく声をかけてほしいです。
犬に警戒されないコツ
挨拶をする
犬にも挨拶をしましょう。犬同士であれば、お互いのニオイを嗅いで挨拶をします。
あなたが人なのであれば「こんにちは」と声をかけてあげてください。
犬は人と挨拶をする方法を理解しています。
姿勢を低くする
犬に近づく時は、姿勢を低くしてあげてください。
犬の前にそっとしゃがむとよいです。上から見下ろすようにして近づくと警戒されやすいです。
そっと手を差し出す
いきなり犬に触れてはいけません。
まずはそっと手を差し出してください。犬がニオイを嗅いでくれます。
あなたがどのような人なのか、ニオイを嗅いで確かめているところです。
触れる時は飼い主の許可を得てから
いきなり犬に触れると、犬にも飼い主にも警戒されます。配慮のない人だなと思われてしまいます。
「触ってもいいですか?」「どこを撫でたら喜びますか?」と尋ねてみましょう。
まとめ
犬に敵対心を抱かれてしまう間違い行動を4つ解説しました。
- 無理におもちゃを奪おうとする
- 急に大きな声を出す
- 厳しく叱りつける
- 吠えるのを真似する
犬があまりお好きでない人は、犬から敵対心を抱かれてしまいやすいです。
態度や行動から「この人は犬があまり好きではなさそうだな」と、読み取れてしまうからです。
犬は人の態度や行動や表情をよく観察しています。
犬から警戒されてしまいやすい人は、無意識に犬に敵対心を抱かせるような態度や行動をしてしまっていることがあります。