こんな行動見せてない？愛犬との時間が少なくなっている『5つのサイン』
働く飼い主さんが増えている中、「最近、なかなか愛犬に構ってあげられていないな」と心を痛めている飼い主さんは多いと思います。
そんな愛犬とのスキンシップ不足を心配している方は、愛犬が寂しいと感じている時に見せるサインを出していないかチェックしてみましょう。
1.飼い主の後を追いかける時間が増える
最近、飼い主が在宅中に飼い主の後をついて回る頻度が増えたと感じることはありませんか。以前よりも飼い主の後を追いかける時間が増えた場合、犬が「構ってほしいな」と感じているサインです。
飼い主自身が「スキンシップ不足を感じている」という場合は、犬もそれ以上にスキンシップ不足を感じています。飼い主との時間が少なくなっていることに対して、ストレスを感じている可能性は高いでしょう。
2.吠えたり物を破壊したりと問題行動が増える
以前は問題行動を起こさなかった愛犬が、なぜか最近になって吠えたり物を破壊したり、排泄する場所を間違えたりといった問題行動を引き起こすようになったと感じませんか。
犬はストレスを溜めすぎたり、飼い主に構ってもらえない寂しさを強く感じたりすると、こうした問題行動を起こすことでストレスを発散します。
中には、ストレスを溜めすぎて正常な判断ができなくなっていたり、飼い主の気を引こうとしているケースもあるため、こうしたサインが現れたら、まずは愛犬と向き合う時間を設けることが大切です。
3.名前を呼んでも反応してくれない（反応が薄い）
先ほど飼い主の後を執拗に追いかけるといったサインをご紹介しましたが、あまりにも構ってもらえない時間が長いと、次第に飼い主に対する期待感が薄れ、飼い主が声をかけても反応しなくなる犬が増えます。
以前は嬉しそうにパッと反応してくれたのに、最近は名前を呼んでも反応してくれなかったり、反応が薄かったりといった変化を感じる場合は、早急に信頼関係を再構築する必要があるでしょう。
4.同じ場所に居続けるなど無気力状態が続く
犬は飼い主に構ってもらえない寂しさが募ることで、無気力状態に入ってしまうことがあります。一種の軽いうつ病のような状態です。
同じ場所に居続けたり、食欲がなくなったり、表情に生気が見られなくなったりといった変化が現れた場合は、スキンシップ不足による無気力状態が考えられます。できる限り愛犬とだけ向き合う時間を設けるようにしましょう。
5.前足や体の一部を執拗に舐め続ける
犬の代表的なストレスサインの1つに、前足や体の一部を舐め続けるという『常同行動』があります。同じ行動を続けることで、自分の気持ちを落ち着かせようとしているのです。
飼い主に構ってもらえない寂しさや、飼い主がいない不安を落ち着かせるときにも見せることが多いので、声をかけても夢中になって舐め続けるような様子が見られた場合には、遊びに誘うなどしてストレスを与えないように気をそらしましょう。
忙しい合間にスキンシップ不足を補うためには？
仕事で忙しいという場合、なかなか愛犬との時間を作ることが難しいという人も多いでしょう。しかし、1日10分〜20分程度、愛犬とだけ向き合う時間を作ってあげてください。これくらいの短時間であれば、時間を割けるという飼い主さんも多いはずです。
この時間は「愛犬とだけ向き合う時間」です。スマホをいじりながら、テレビを観ながらではなく、愛犬とおもちゃで遊んだり、マッサージを取り入れたスキンシップをしてみたり、トレーニングを遊び代わりに取り入れたりすることで、愛犬の寂しさを埋めてあげましょう。
また、毎日行く散歩の時間も有意義なものにできるよう心がけてみてください。散歩時間を少し余裕を持って取るようにし、愛犬とできるだけ多くのアイコンタクトを取るようにしたり、愛犬が満足できるまで匂いを嗅がせてあげたりと楽しい散歩時間を共有してみてください。
少しの時間や散歩の間だけでも、しっかりと向き合いコミュニケーションをとることで、愛犬とのスキンシップ不足を補うことができます。
まとめ
いかがでしたか。愛犬との時間が少ないと感じている飼い主さんは、ぜひ1日10分〜20分+散歩時間だけでもいいので、愛犬とだけ向き合う時間を設けてください。しっかりと向き合いコミュニケーションをとることが、犬にとってはとても大切です。
