愛犬が『ご近所トラブル』になるのを防ごう!
犬を飼うと心配ごとのひとつにご近所トラブルがあると思います。愛犬が原因で周囲の方にご迷惑をかけてしまうのは、飼い主さんとしても心苦しいですよね。
揉め事になってしまうと精神的にもきついものだと思います。そして、何よりも大切な愛犬がトラブルの原因になってしまうのは悲しいこと。
かと言って、近所トラブルを避けることを優先的に考えた厳しいしつけを愛犬に行うのも、互いがストレスになってしまうかと思います。
愛犬のため、周囲の方のため、また飼い主さん自身のためにも、特に多い『ご近所トラブル』を避けるために意識することを確認していきましょう。
犬が原因で起こる『ご近所トラブル』3選!避けるために意識すべきこと
1.騒音
犬が原因で起こる近所トラブルでなんといっても多いのが「騒音」になります。鳴き声はもちろん、集合住宅であれば遊ぶ時にドタバタと走り回る足音も原因のひとつ。
鳴き声に関しては、もちろん吠えないようにしつけをするのが絶対に一番良いことです。しかし、全く鳴き声をあげないようにしつけをするのは難関だと思います。犬にとって、鳴き声をあげることも飼い主さんとのコミュニケーションのひとつです。
また、成犬の時はほとんど吠えることがなかった犬でも、高齢になり性格が変わり鳴き声をあげるようになる個体もいます。無駄吠えしないようにしつけをするのが一番ではありますが、吠えてしまった時のために、家の外に愛犬の鳴き声が周囲に漏れないような工夫をしましょう。
窓から鳴き声が漏れるケースが非常に多くなります。窓を閉めているだけでも外に漏れる音の大きさには、かなりの差があるのだとか。防音カーテンを取り付けるのも手軽に出来る良い方法だと思います。
また、お留守番中に吠えてしまう犬はケージにひと工夫してみましょう。いつも使用しているケージを防音カーテンで覆うと、鳴き声が外に漏れることを軽減してくれるので、出来るだけケージでお留守番してもらうことをお勧めします。
足音には防音マットがおすすめ。厚みと重量のあるマットが防音効果が高くなります。形状がパイル状になっているマットは、犬の爪が引っかかるので避けましょう。
2.トイレのマナー
お散歩中のトイレマナーもご近所トラブルが多い原因のひとつ。愛犬とのお散歩中に電柱などに貼ってある「犬にうんち・おしっこさせないで!」という注意書きの張り紙を、何度も目にしたことがある飼い主さんが多いと思います。
それほど多くの方が、犬のトイレマナーに関して不快な思いをされているということですよね。排泄はもちろん生理現象でもあり、犬自身で完璧にコントロールすることは難しくなります。
マナーが悪いのは犬ではなく、ごく一部の飼い主さんということになりますよね。大半の方が愛犬のトイレの後始末はしっかりとされていると思いますが、今一度意識することとしては、出来るだけうんちは地面に落とすことなく、うんちバックなどで直接キャッチすると地面を汚すことなくうんちの始末が出来ます。
また、うんちの気配が見られたらペットシートを地面に敷いても良いですね。おしっこの後はペットボトルに入れた水で流している飼い主さんが多いと思いますが、クエン酸水やミョウバン水など消臭効果のあるもので流すと、おしっこのニオイを軽減させることができるので試してみて下さい。
3.被毛に関するトラブル
被毛に関するトラブルも少なくないようです。集合住宅であればベランダでブラッシングをしてしまう、また戸建てであればお庭で愛犬のお手入れをしたことはありませんか?
愛犬のお手入れを屋外でしてしまうと、被毛がご近所に飛んでしまいご迷惑をかけることになります。また、ご近所に犬アレルギーの方がいらっしゃれば健康面にも影響を与えてしまうのです。
ブラッシングをはじめとした愛犬のお手入れは必ず室内で行うようにしましょう。また、犬も人も出入りをする玄関から被毛が外に出ていってしまうこともあります。
玄関をこまめに掃除することで被毛の飛び出しも防げますし、愛犬のニオイが外に漏れだすことも軽減してくれます。
まとめ
騒音、排泄物、被毛に関しては犬を飼っている人であっても気になるものですよね。犬を飼っていないご近所の方、また犬が苦手な方から見れば尚更に気になるものだと思います。
今までも周囲に気配りされている方がほとんどだとは思いますが、今一度意識してみるのも良いかもしれません。また日頃からご近所の方としっかり挨拶をするなど、コミュニケーションをとっておくことで、トラブルも起きづらくなると思います。
「うるさくないですか?」や「ご迷惑かけていませんか?」など声をかけて周囲の方が日頃どう思っているか聞いておくだけでトラブルに発展することを防ぎやすくなります。