犬の多頭飼いあるある9選
2匹以上の犬を飼ってみると、1匹だけだった頃には知らなかった嬉しい出来事ばかりでなく、やはり苦労もたくさんあります。
ここでは、多頭飼いをした人にしかわからない日常を『犬の多頭飼いあるある9選』としてまとめました。
「これから多頭飼いをしたい」とお考えの方は必見です!
1.ご飯の横取り
まず、犬が何匹もいると大変なのがご飯の時間。
頭数分のご飯を準備する苦労は当然のようにありますが、それ以上に苦労するのが食事中。
ほかの犬のご飯も食べてしまう欲張りな犬、わざわざ横取りをする犬もいたり、と困惑する日々です。
2.散歩に行くだけでぐったり
「毎日が運動会」と感じるほど多頭飼いは大変!
その中でも1番体力を使うことといえば散歩です。
犬の散歩は1匹でも大変なものですが、2匹、3匹…と増えるほど大変さは倍増してしまいます。
とくに大変なのがリードがねじれてしまう瞬間。ねじれたリードをほどくのは簡単ではありません。
同じペースで同じ方向に歩いてくれれば楽なのですが、犬がそれぞれ違う方向を向いてしまうと本当に苦労します。
それでも道行く人がわんこ達を見て「かわいい!」と喜んでくれると、たくさんの犬を連れてお散歩に行く苦労も報われます。
3.場所やおもちゃの取り合い
飼い主は犬の数だけハウスやおもちゃを用意するものですが、それなのに犬同士で取り合いが勃発するのも「多頭飼いあるある」です。
まるで人間の兄弟ゲンカのように、おもちゃを取り合ったり、自分のスペースを横取りしたりと大忙し!
犬によって相性もあるので、「必ず仲良くするはず」と思わない方がいいかもしれません。
4.お金がかかる
当然かもしれませんが、犬の頭数が増えるほど経済的負担も大きくなります。
小型犬1頭を飼育する場合での年間費用はおよそ10万円~20万円といわれているので、もし3頭を飼育した場合は30万円~60万円という計算です。
頭数が多いほどフードやペットシーツをたくさん買わなければならず、移動手段の車も大きくなっていきます。
このように、犬のサイズや頭数が増えるほどお金はかかり、ケガや病気になった場合の医療費も考慮する必要があります。
飼育環境も犬の頭数が増えるほど広いスペースが必要になるので、多頭飼いを機に一戸建ての購入に踏み切る方も多いようです。
多頭飼いは想像以上にお金がかかるので、余裕を持って飼育を検討したいものですね。
5.飼い主の取り合い
たくさんの犬に囲まれる飼い主は幸せですが、犬達からすると「自分だけの飼い主さん」ではありません。
こちらの犬の頭を撫でると、「わたしも」「ぼくも」とばかりに犬がヤキモチを妬くことがよくあります。
飼い主さんの取り合いからケンカに発展することもしばしばで、これこそ多頭飼いならではの悩みです。
とくに先住犬は後輩をいじめてしまうので、優先的にかまってあげるようにします。
6.トイレのお世話が大変
犬のお世話で最も大変なのがトイレのお世話です。
一斉にトイレを済ませてくれると助かるものですが、犬それぞれのペースがあるので仕方ありません。
飼い主さんがトイレシーツを交換する間にほかの犬が粗相をしてしまい、床が汚れてしまうこともあります。
お世話はトイレだけではなく、お風呂や爪切りなどもあります。
7.良いことも悪いことも真似をする
1匹が吠えるとみんなも吠えたり、1匹がいたずらを始めると団結していたずらを始めたり…。
多頭飼いをして始めて気がつくのが、犬同士のシンクロです。
一緒に過ごしていると犬同士も似ていくのか、行動や遊び方がとても近くなっていきます。
悪いことも真似してしまうのは困りものですが、先住犬にしつけた行動をほかの犬も真似をしてくれた時は心から感激できます。
8.お留守番の時もみんな一緒
犬は留守番が大の苦手だったりしますが、多頭飼いの場合はその心配がちょっと和らぎます。
ある程度のしつけは必要ですが、仲良く留守番ができるようになると不在中も犬は寂しさを紛らわすことができます。
9.先住犬が面倒を見てくれる
多頭飼いならではのエピソードとしては、先住犬が後輩犬の面倒を見てくれたことに気づいて感動をした、というものがあります。
ご飯の時間になるとはしゃぐ犬の尻尾を先住犬がくわえて座らせたり、トイレの場所を教えることも。
リーダーの犬がほかの犬の面倒を見るようになれば、多頭飼いもスムーズになります。
まとめ
犬が並んでご飯を食べたり、同じポーズでお昼寝をする姿を見ると、大変な毎日でも犬に囲まれる幸せを実感できます。
確かに大変なことは多いですが、これから多頭飼いをお考えの方にはぜひおすすめしたいです。
先住ペットとの相性や飼育環境を確認した上で、新しい犬を迎えてみてください。