「関わりたくない…」犬の5つのサインを解説！
愛犬の様子を見て「もしかしてこの人が苦手なのかな」と飼い主なりに感じ取ることはありますか。犬は苦手な人や「関わりたくない」と感じている人に対して、ある行動をとることが多いです。
ここでは犬が『関わりたくない人』に見せるサインを5つご紹介していきます。
1.断固として視線を合わせようとしない
犬は苦手意識を感じている人に対して、視線を合わせようとしないことが多いです。これは相手の恐怖や不安を感じているため、「視線を合わせてしまうと攻撃されるかもしれない」と考えているからです。
「こちらには敵意はないよ」「怖いから関わらないで」という心理状態なので、執拗に視線を合わせるような行動はやめましょう。
2.頭を少し低く下げて上目遣い
相手の様子を観察しつつも頭を少し下げた状態で、上目遣いのまま相手を見ていることはありませんか。この行動は相手に対して苦手意識を感じていたり、不安を感じていたりする時に見せる行動です。
「なんだか怖いな」「あまり関わりたくないな」と感じているため、少し不安そうな怯えた様子を見せています。飼い主として無理に関わらせるのではなく、まずは気持ちが落ち着くのを待ってあげましょう。
3.近づくと呼吸が荒くなる
犬は緊張状態や極度のストレス状態に達すると、心拍数を落ち着かせるために呼吸の速度が上がります。「ハァッ、ハァッ」と今までよりも呼吸が荒くなるため、飼い主も「いきなりどうしたの？」と不安になることがあるでしょう。
知人や初対面の相手が近づいた時にこのような様子を見せた場合は、その人に対して不安や苦手意識を感じている可能性が高いです。最初から触れるのではなく、まずは匂いを嗅がせるなど愛犬に安心してもらうための行動をとりましょう。
4.飼い主など信頼できる人の後ろに隠れる
犬が「関わりたくない」と思っている相手の前で見せる行動の中でも、特にわかりやすい行動といえば、飼い主など信頼できる人の後ろに隠れる行動です。
隠れる行動を見せると、相手も「怖がっているのかな？」と察してくれることが多いので無理に触ろうとしてくることは少ないでしょう。
臆病な犬の場合は初対面の相手や慣れていない相手に対して見せることも多いので、まずは犬が安心できるよう、掌の匂いを嗅がせてあげるなど適切な対応をとりましょう。
5.その人を見ながら鼻を何度も舐める
意外と気付きにくいサインの中に、苦手な人に会うと自分の鼻を何度も舐めるという些細な仕草があります。ペロペロと意味もなく何度も鼻を舐めているときは、緊張状態に陥っていると考えてください。
苦手な相手に会ったために、緊張してしまっている状態です。鼻を舐めることで、少しでも自分の気持ちを落ち着かせようとしていることが多いようです。
苦手意識を払拭するために！仲良くなるための3ステップ
もしも友人や家族に対して、愛犬がこのような「関わりたくない」サインを見せた場合、苦手意識を払拭することは難しいのでしょうか。
初対面の場合は少しずつ慣れさせて、気持ちが落ち着いてきたところで触れ合うなどの交流を持つことで、苦手意識を払拭することは可能です。しかし、一度苦手意識を持ってしまった場合、なかなかすぐには苦手意識を払拭することは難しいでしょう。
まずは以下の手順で犬が少しでもその人に対して馴れるよう努力してみましょう。
1.なるべく目を合わせず体の側面を向けた状態で近寄る
2.手のひらを見せながら手を差し出し、犬が気の済むまで匂いを嗅がせる
3.犬が自ら近寄ってきたら、手の甲などで軽く体の側面に触れてみる
このように徐々にステップを踏んで交流を深めていきます。少しでも緊張や警戒した様子を見せた場合は、無理に仲良くなろうとせず少し離れた場所から見守りましょう。
気持ちが落ち着いてから、再びステップ1からチャレンジしてみてください。あくまでも犬側の気持ちに寄り添いながら、交流を深めていくことが重要です。
まとめ
いかがでしたか。犬はちょっとした体験で相手に苦手意識を持ってしまうことがあります。
苦手意識を払拭することは簡単ではありませんが、少しずつ犬に寄り添いながら馴れさせることで、仲良くなることも可能です。ぜひ犬に寄り添いながら、少しずつ仲良くなりましょう。
