愛犬に絶対させてはいけない『室内でのNGな遊び方』4つ
皆さんは日頃、愛犬とどのような室内遊びを楽しんでいますか。室内は安全と思っている方も多いですが、実は遊び方によってはリスクを伴うこともあります。
ここでは、愛犬に絶対させてはいけない『室内でのNGな遊び方』を理由と共にご紹介します。
1.口の中に入りそうな物で遊ばせる
犬用のおもちゃは、基本的に犬にとって安全な強度や大きさで作られていることが多いです。
しかし、犬用おもちゃではない子ども用おもちゃや部屋の中にある備品などは、犬の安全を考慮して作られていません。
犬の口の中にすっぽりと入りそうな物で遊ばせていると、誤って飲み込んでしまい窒息や腸閉塞、気道を傷つけるといった怪我や病気につながる恐れがあります。
またペットシーツやティッシュなど、犬が噛んだり掘ったりして遊び道具にしそうな物も、誤飲や窒息の原因となるので要注意です。
2.フローリングの上で全力ダッシュさせる
現在、住宅の床は大半がフローリングです。このフローリングですが、犬にとってはツルツルと滑りやすいため、足腰に少しずつ負担をかけていることをご存知でしょうか。
そんなツルツルと滑りやすいフローリングの上を全力ダッシュさせるような遊びは、ちょっとした間違いで転倒してしまったり、転倒した衝撃で体を床に強打してしまったりするため非常に危険です。
場合によっては、骨折や靭帯損傷などの大怪我につながる恐れもありますし、後遺症が残る危険性もあります。フローリングの上を全力で走らせる行為は控えてください。
3.階段を使って上り下りさせる
階段のある一戸建ての場合、階段を使って上り下りさせて運動しているというご家庭もあります。しかし、基本的に犬は階段を上り下りすることで、足腰に負担がかかってしまうため、あまり良い行動とは言えません。
特に小型犬や子犬、シニア犬などは足腰に負担がかかりやすく、体格や体力、筋力によっては足を踏み外して転倒してしまうといった、非常に危険な事態を招く恐れもあります。
足腰に負担をかけすぎると、椎間板ヘルニアなど足腰に関する病気や脱臼などの怪我を発症する恐れもあるため、遊びに階段は使用しないようにしましょう。
4.おもちゃなどを掲げて垂直にジャンプさせる
室内遊びでよく見かける光景として、犬のおもちゃなどを垂直に投げ、それを犬にジャンプでキャッチさせるという遊びがあります。
前方に進みながらジャンプする行為は、さほど犬の体に負担をかけないと言われています。しかし、垂直に高くジャンプをする行為は、ジャンプ時の姿勢や着地の際の衝撃などを考えると、犬の足腰に負担をかけ骨折や関節炎などのリスクを高めます。
また、発育途中の子犬が垂直ジャンプをすると、発育に悪影響を及ぼすと言われているため、垂直ジャンプにつながる遊びは避けるべきでしょう。
愛犬と室内で安全に遊ぶために…ご家庭でできる工夫は?
愛犬と室内で安全に遊ぶためには、今回紹介したような危険な遊びを避ける他、愛犬が安全に遊べる環境を作ってあげることも大切です。
以下のポイントを押さえることで、愛犬の足腰への負担を緩和させたり、誤飲や怪我などのリスクを回避することができます。
- 愛犬の遊びスペースにマットを敷く
- ソファーなどの近くにペットステップ(台)を設置する
- 飲み込んでしまいそうな小さな物は放置しない
- 階段に続く通路には柵を設置する
小型犬やシニア犬などは、ソファーなどのちょっとした高い位置へ移動するだけでも、足腰に大きな負担がかかっています。
最近では、ソファーやベッドに上るための『ペットステップ』も販売されているので、ぜひ検討してみてください。
まとめ
いかがでしたか。犬は遊んでいる最中、軽い興奮状態になっているため、痛みや負担に気付きません。飼い主が無理をさせないように遊び方や遊ぶ環境に工夫をし、安全に楽しく遊べるよう配慮してあげましょう。