1.スキンシップやマッサージ
犬は飼い主さんになでられたりマッサージされたりすることに、幸福感を感じます。
しかし、ただ触るだけでなく触る場所や触り方を意識することで、さらに愛犬を喜ばせることができるのです。
犬が本当に喜ぶスキンシップをするために、まず自分の愛犬がどこを触られるのが好きかを把握しましょう。
犬は耳の付け根や肩、背中、尻尾の付け根などよく動かす部分をマッサージすると心地良さを感じる傾向がありますが、犬によって好きな場所は異なります。
触った時に心地良さそうに身を預けて来る場所を探してみてください。
また、飼い主さんがスキンシップを取りたい時に、一方的になでたり抱っこしたりするのではなく、愛犬もそれを求めている時に行うことも大切です。
2.遊びや散歩
スキンシップやマッサージと同様に、遊びや散歩を通じてコミュニケーションを取ることも犬を喜ばせる方法のひとつです。
ただおもちゃを買って渡したり、ルーティーンのように淡々と散歩に出たりするだけではもったいないです。
どうせならおもちゃを使って一緒に遊んだり、犬が興味を持つような自然あふれる場所に散歩に出かけたりすることで、犬は幸福感を感じることができるでしょう。
遊びの種類も出かける場所も犬によって好きなものは異なります。
そのため、スキンシップを取る時のように「犬が本当に楽しんでいるか」ということを確認してあげるようにしてくださいね。
3.ほめるしつけ
犬を飼っている人の中には「しつけをするなんて可哀そう」と感じる人もいるようです。
しかし実はその反対で、しつけに喜びを感じる犬はとても多いのです。
犬は信頼している人からの指示(仕事)をこなして、それをほめられたり認められたりすることに喜びを感じる動物です。
そのため、ほめながら正しい行動へと誘導していくしつけは、犬の本能を刺激する楽しいものなのです。
犬は仕事をしてほめられることで、毎日に満足感を感じることができ、それによってストレスや不満も解消されるため、充足感のある日々を過ごすことができるのです。
4.飼い主さんが穏やかな気持ちでいる
スキンシップや遊びのように、犬に対して直接何かを提供するわけではありませんが、飼い主さんが笑顔で楽しく暮らしていることも愛犬の喜びにつながります。
犬は人間の声のトーンや表情から、その感情を読み取ることができるだけでなく、信頼している人の感情に共感する能力も持っているということがわかっています。
そのため、飼い主さんが穏やかな気持ちで幸せに過ごしていると、一緒に暮らしている犬も同じように穏やかな気持ちでいられるのです。
その反対に、飼い主さんがイライラとしていたり、家庭内で喧嘩が起こったりすると、犬は不安やストレスを感じるようになります。
不穏な空気に委縮してしまうこともあるので、できるだけ愛犬の前では穏やかな感情で過ごしてあげるように心がけてください。
家庭内では喧嘩や争いが起こることもあると思いますが、少なくとも愛犬の前で言い争いをしたり物に当たったりするようなことはしないであげてくださいね。
まとめ
犬は大好きな飼い主さんに注目してもらうことや、かまってもらうことが大好きです。
ちょっとした声かけやアイコンタクトだけでもうれしくなる犬は多くいると思います。
しかし、心からの幸せを感じてもらうためには、愛犬の反応を確かめながら接することが大切です。
日頃のスキンシップや散歩でも、愛犬の表情やボディランゲージを確認して気持ちをくみ取りながら接するようにしてみてください。
そうすれば、今以上の満足感や充実感を感じてもらうことができますので、ぜひ意識してみてくださいね。