犬が飼い主の指示を聞かない原因4つ
今回は、犬が飼い主の指示を聞かない主な原因を4つご紹介します。
当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。
1.指示の意味がわかっていない
まず指示の意味自体がわかっていないことが原因として考えられます。
飼い主は何度も同じ指示を出しているつもりでも、犬は理解できていないことも多いです。
犬は何度も同じシチュエーションで同じ言葉を聞くことで、徐々に人間が何を伝えたいのかを理解します。
まだ数回しか指示したことのない言葉であれば、意味自体を理解できていない可能性があります。
2.指示の言葉が毎回変わっている
飼い主の指示の言葉が毎回変わっている場合も、いうことを聞かなくなる原因になります。
たとえば、おすわりを指示するときに「おすわり」だけでなく「シット!」「座って」など毎回違う言葉で伝えていませんか?
人間は同じ意味だとわかっても、犬からすると毎回違うことを言われていると感じ混乱してしまいます。
また、家族内で指示の言葉が違っていて覚えられない場合もあります。
3.反抗期がきている
反抗期がきていて飼い主の指示を聞かない場合もあります。
実は犬も人間と同じように反抗期がくるのです。主に生後6ヶ月〜9ヶ月ごろに反抗期を迎えると言われています。
反抗期は指示を聞かず、飼い主を試すような行動を取ることがあります。
4.子犬の頃から甘やかしすぎていた
子犬の頃から甘やかしすぎていた場合も、指示を聞かなくなる原因になります。
子犬の頃からきちんとしつけを行っておくことで、飼い主をリーダーと認識し信頼関係が築けます。
しかし可愛いからと甘やかして、ダメなことをしても叱らなかったりおねだりには全て応えていると、成犬になっても指示を聞かなくなってしまうのです。
犬が飼い主の指示を聞かないときの対処法
犬が飼い主の指示を聞かない状況別に、対処法をお伝えいたします。
前章で当てはまる原因があった方は、ぜひ試してみてください。
愛犬にいつも指示を出しているのに聞かない場合
いつもきちんと指示を出しているのに聞かない場合は、意味を理解していないかいつも言葉が変わることで混乱している可能性があります。
まずは家族も含めて「おすわりの指示の時はおすわり」というように、指示する言葉を決めて統一するようにしましょう。
指示を出しても反抗的な態度の場合
反抗的な態度で指示を聞かない場合は、飼い主も態度を見直す必要があります。
「反抗すれば何をしてもOK」と思われてしまうと、まったく指示を聞かなくなってしまうことも。
飼い主がリーダーであることを認識させるためにも、以下の態度を心がけましょう。
- 食事は飼い主のタイミングで行う
- 散歩は前ではなく横を歩かせる
- おねだりやいたずらなど試すような態度は無視する
愛犬に反抗されても毅然とした態度をとるよう意識してみてください。
犬が指示を聞かないときにやってはいけないNG行為
最後に、愛犬が指示を聞かないときにやってはいけないNG行為をご紹介します。
愛犬がいうことを聞かなくても、以下のような行為はNGです。
- 必要以上に強く叱る
- まったく叱らない
- 要求に全て応える
- フードを出しっぱなしにする
上記の行為を続けてしまうと余計に指示を聞かなくなったり、愛犬との関係性が悪化することもあるので注意しましょう。
まとめ
犬が指示を聞かない原因と対処法について解説いたしました。
愛犬がいうことを聞かないときには、ただ叱るのではなくなぜなのかを考えて対応してみてください。
原因にあった対応をすることで、徐々に指示を聞いてくれるようになりますよ。