犬が『うれしょん』をしてしまう理由3つ!しやすい犬に共通することやしつけ方を解説

犬が『うれしょん』をしてしまう理由3つ!しやすい犬に共通することやしつけ方を解説

帰宅時の愛犬の熱烈なお出迎えは、わんこと暮らしている人にとっては醍醐味ですよね。ですが嬉しさのあまりにおしっこを漏らしてしまう「うれしょん」をされてしまうと、さすがに困りもの…。なぜわんこはうれしょんをしてしまうのでしょうか?

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興奮?不安?うれしょんをしてしまう理由

楽しそうな犬

1.興奮しすぎてしまうから

うれしょんはその名の通り、嬉しさのあまりに興奮しすぎてしまったときに起きます。興奮によって心と体の制御が利かなくなり、膀胱の筋肉が緩んでしまうことによっておしっこを漏らしてしまうのです。

2.お留守番が不安だから

わんこがうれしょんをしてしまうタイミングとして最も多いのは、飼い主さんの帰宅時です。飼い主さんの帰宅に興奮しすぎてしまうのは、言わずもがな飼い主さんの帰宅がそれだけ嬉しいからですが、なぜそこまで飼い主さんの帰宅が嬉しいのでしょうか?

飼い主さんが大好きだからというのはもちろんですが、その反面、「飼い主さんが帰ってくるか心配でたまらなかったから」という気持ちがある可能性も考えられます。

3.服従や降参の意思を示したいから

嬉しくて興奮したときだけでなく、相手に対して服従や降参の意思を示すためにうれしょんをする子もいます。

うれしょんをするのは子犬が多いということは後ほどご紹介しますが、子犬のまねをしてうれしょんをすることで「自分は子犬のように弱い存在ですよ」と相手にアピールしているのです。

うれしょんをしやすい犬

トイレをしている子犬

1.子犬

うれしょんをしてしまうわんこで最も多いのがパピー期の子犬です。子犬は感情のセーブが上手くかけられないため、ささいなことで興奮メーターが振り切ってしまい、うれしょんをしてしまいがちになります。

また、これにはおしっこを溜めておいたり我慢したりするための筋肉が未成熟なことも強く影響しています。

2.おうちに迎えてすぐの犬

うれしょんには不安な気持ちが影響しているとご紹介しましたが、こういったわんこは「飼い主さんは何があっても絶対に帰ってくる」という確信をまだ持てていない、つまり飼い主さんとの信頼関係が絶対になっていないということです。子犬に限らずおうちに迎えてまもないわんこはこの傾向が強いため、うれしょんをしがちになります。

3.飼い主さんに依存気味の犬

飼い主さんの帰宅が不安になってしまうわんこは、何も新しく迎えたばかりのわんこだけではありません。

普段から飼い主さんにベッタリで飼い主さんに依存しがちなわんこも、たまに飼い主さんから離れると極度の不安に襲われてしまうため、再会できたときに興奮しすぎてしまいます。あまりにこの傾向が強すぎると分離不安症を発症している危険もあります。

4.気が弱い犬

気が弱く警戒心が強いわんこは、強い相手との争いや衝突を避けるために服従や降参の意思を示そうとうれしょんをしがちになります。体の小さな小型犬は特にこの傾向が強いようです。

うれしょんを防ぐ方法

犬と女性

1.自然に治るのを待つ

子犬のうれしょんは成長とともに自然に治ることがほとんどです。逆に言えば多くの子犬がうれしょんをしてしまうので、子犬のうちはそこまで深刻に捉える必要はありません。

時間が経つうちに「あれ?そういえば最近うれしょんしてないな」と気づくはずです。うれしょんの後始末は大変かもしれませんが、子犬を迎えたら避けては通れない通過儀礼。「こんなのも今のうちだけ」だと思って耐えましょう。

2.興奮させすぎない

帰宅して愛犬のお出迎えを受けると、誰しも嬉しいものです。それがうれしょんまでしての大騒ぎともなると「自分の帰宅にこんなにも喜んでくれるなんて!」と感動のあまり、飼い主さんも大げさに反応してしまいがちになります。

ぐしゃぐしゃに撫で回したりそのまま遊びに突入したりと、愛犬と一緒にはしゃぎたくなってしまうかもしれませんが、実はこれがうれしょんを助長する原因でもあります。

興奮過剰がうれしょんの原因である以上は、興奮させすぎないことが最重要。愛犬から熱烈な歓迎を受けてもはしゃぎたい気持ちはぐっと堪えて、冷静に大人な対応をするように心がけましょう。飼い主さんの反応を見て愛犬も少しずつ落ち着いてくるはずです。

3.過剰に反応しない

いくらかわいい愛犬でも、思いがけないタイミングで突然おもらしをされるとギョッとしてしまう飼い主さんも少なくありません。

驚いて悲鳴を上げたり、早く片付けなければと慌てて大騒ぎしたくなってしまう気持ちはわかりますが、そこはぐっと堪えるべきです。

飼い主さんが大声を出したりバタバタしたりすると、わんこはそれを「喜んでくれた!」「反応してくれた!」とポジティブに認識してしまい、うれしょんを繰り返すようになってしまうからです。できる限りさりげなく、平然と後片付けに取り組みましょう。

4.愛犬との距離感を見直す

「うちの犬は帰宅してもチラッとこちらを見るだけで出迎えにも来ず、甲斐がない」という嘆きをたまに聞きますが、実はこのくらいの関係性こそが理想であったりもするのです。

こういったわんこは「飼い主さんは絶対に帰ってくるんだから、帰ってきたって当然。喜ぶまでもない」と思っており、それだけ信頼関係が強いということだからです。

また、愛犬が分離不安気味になっている場合には愛犬との距離感を見直し、つかず離れずの適度な関係を築く必要があります。

まとめ

粗相してしまった犬

いかがでしたでしょうか?うれしょんはわんこに悪気がないだけに、驚いたとしても叱ってしまうのは絶対にNGです。

うれしょんは子犬や飼いはじめのわんこに多いため、どうしようと悩んでしまう飼い主さんも少なくありませんが、適切な対処をすることで治まる場合がほとんどです。

あまりに治らない場合や、それまでうれしょんしなかった子が突然うれしょんをするようになった場合はむしろ病気が疑われますので動物病院の受診をおすすめします。

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