犬がテンションMAXな時にする行動3選
犬がテンションMAXな時、興奮した様子である行動を見せることが多いです。以下のような行動を見せている時は、犬のテンションが上がっている状態であることが多いので、気持ちを知る手がかりにしてください。
1.少し高めの唸り声を出す
犬の唸り声を聞くと「もしかして不機嫌?」「怒ってる?」と思ってしまう人が多いと思います。しかし、犬は嬉しさや楽しさからくる興奮状態でも唸り声を出すことが多いです。
この場合、怒っている時の唸り声よりも少しだけ高めの声で「ヴ〜ヴ〜」と声を出します。眉間に皺が寄っていなかったり、どことなく表情が柔らかかったりすることが多いので、表情と一緒に確認してみましょう。
2.ぴょんぴょんとジャンプする
犬はテンションMAXになっている時、歩いていても駆け寄ってきている時でも、ぴょんぴょんとまるでジャンプするような動きを見せることが多いです。
あまりにテンションが上がりすぎてしまい、その感情が歩き方を軽やかにしているのでしょう。時には前足を上げるようにして二足歩行状態で近寄ってくることもあります。
しかし、あまりにもひょこひょことおかしな歩き方をしている場合、足を痛めている可能性もあるため、少しでも違和感を感じたら動物病院で診てもらいましょう。
3.その場でくるくる回る
興奮状態に陥った犬が見せる行動として、その場でくるくる回るといった常同行動が挙げられます。テンションが上がりすぎてしまい、その上がったテンションを発散しようとこのような行動に出ているのでしょう。
くるくるその場で回る以外にも、掘ることができない地面(床)を掘るような仕草を見せたり、床に背中をこすりつけるようにもぞもぞと動いて見せたりと、同じ行動を繰り返すような様子が見られます。
あまりに我を忘れて同じ行動を繰り返す犬の様子は可愛らしいですが、興奮しすぎると体力を必要以上に消耗してしまったり、飼い主の声が届かなくなったりする恐れがあるため、早めに落ち着かせるようにしましょう。
犬が興奮状態の時に気をつけるべきポイントは?
犬が興奮状態に陥っている場合、飼い主も慌てたり一緒になってはしゃいだりすると、余計に興奮してしまいます。また、無理に抑え込んだり大声で声をかけたりすると、興奮状態で冷静な対応ができなくなっている犬は、攻撃的な行動をとってくることがあります。
興奮状態を余計に煽ってしまうと問題行動に繋がったり、飼い主の声が聞こえなくなってしまう恐れがあります。
そのため、犬がテンションMAXになっている時に飼い主側はあまり構わず、静かに名前を呼び注意を引きながら落ち着いて対応することが大切です。犬の興奮を余計に煽ってしまうような行動はやめましょう。
犬を落ち着かせる方法
では、犬がテンションMAXになってしまっている場合、どのように落ち着かせるべきなのでしょうか。前述したように、あまり大声で叫んだり無理に押さえ込もうとしたりする方法は逆効果です。
可哀想に思う飼い主さんも多いと思いますが、基本的に興奮状態になっている犬は、構わず無視する方法が最も効果的です。飼い主が落ち着いた態度で興奮状態の犬に構わなければ、犬はそんな飼い主の態度を見て、ふと冷静に戻ります。
無視をしていても落ち着きが見られない場合は、1〜2度ほど落ち着いた声音で名前を呼び、冷静な態度でじっと愛犬にアイコンタクトを送ってください。この飼い主の態度と表情を見て、ふと我にかえる犬も多いです。
他にも「待て」や「おすわり」をマスターしている犬ならば、飼い主が落ち着いた様子で「待て」「おすわり」「ふせ」とコマンド指示することで、落ち着きを取り戻させることも可能です。
まとめ
いかがでしたか。犬がテンションMAXな時、可愛らしく気持ちを素直に見せてくれることが多いです。しかし、あまりにも興奮状態を放置してしまうと疲労困憊してしまいますし、飼い主の声が届かなくなってしまうことも…。飼い主が毅然とした態度で落ち着きを取り戻させましょう。