犬が『水分不足』になっている時のサイン3選!よくする仕草や対処法まで解説

犬が『水分不足』になっている時のサイン3選!よくする仕草や対処法まで解説

犬の水分不足は、体に大きな負担をかけてしまう問題です。夏はもちろん、冬でも起こることがある脱水状態に陥らないように、その症状や対処法を知っておいてください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

寒い時期も犬の水分不足に注意!

水を飲むビーグル

水分不足というと、暑い季節のトラブルだと思われがちですが、実は冬でも犬が脱水状態に陥ることはめずらしいことではありません。

空気が乾燥していて、室内でエアコンやストーブを使っているとさらに乾燥が進みます。

体は乾いているのに、寒いことで喉が渇きにくく、気がついた時には脱水状態になってしまっていることがあるのです。

犬が1日に飲む水の目安量は、体重(kg)×60ml程度とされています。

季節や年齢、活動量によって、その量は左右されますが、平均的な生活をしているうえでの飲水量はこれ位が目安です。

水分は喉の渇きを癒すだけでなく、体を正常に動かすために非常に重要なものです。

水分不足になると、血液がドロドロとして粘度が高くなってしまいます。

さらに、血管が縮んで血流が悪くなってしまうため、詰まりやすくなるとも考えられています。

血流が悪くなることで、心臓への負荷が大きくなるため、長期に及ぶ継続的な水分不足は体に重大な負担となってしまいます。

そのうえで、血液に含まれている老廃物をろ過するために働く腎臓でも水分を必要とするため、水分が不足していると代謝もうまく行われなくなる可能性があります。

とくに、子犬や老犬などでは内臓器官にかかる負担が大きいです。

そのため、こまめに水を飲ませるようにしたり、食事の水分量を増やしたりして、意識的に水分の摂取を行わせることが必要です。

では、実際に犬が水分不足になっているときのサインにはどのようなものがあるのか、確認しておきましょう。

1.おしっこの色が濃い

トイレシーツとMダックス

犬が水分不足になっている時のサインのひとつが、おしっこの色と量の変化にあらわれることがあります。

摂取した水分のうち、不要な分が尿として排出されているため、水を大量に飲んだ後はおしっこの量も増えるのです。

その反対に、摂取した水分が少ない場合、尿も少なくなり、老廃物が凝縮されて濃い黄色になることがあるます。

このような状態が続くと、代謝が悪くなり腎臓に負担がかかったり、膀胱炎など泌尿器系のトラブルを招いたりする恐れがあるので注意してください。

そのため、いつもよりもおしっこの色が濃くなっていたり、量が少なかったりする場合には、活動量に対して水分量が少なくないかを確認してください。

そして、水を飲むように促したり、ウエットフードを利用するなどして食事の水分を増やしたりするといいでしょう。

2.便秘、うんちが硬い

草むらで踏ん張っている犬

犬が水分不足の状態にある時、おしっこの量が減るだけでなく、うんちの量が減ることもあります。

摂取した食べ物から必要な栄養素が体内で吸収されて、不要なものがうんちとして作られる時にも水分は必要です。

水分が足りないと作られたうんちの水分量が少なく、硬い便となってしまいます。

硬いうんちは排便する際に、腸や肛門付近を傷つけてしまうことがありますし、排便そのものが困難になって便秘になってしまうこともあります。

人間同様、便秘は犬の体にとっても良くないものなので、健康的なうんちをさせてあげるためにも、適切な量の水分を補給することが大切なのです。

3.皮膚の弾力がなくなる

横になっている犬

一時的な水分不足であれば、水をきちんと飲むことで大きな問題になることはないでしょう。

しかし、継続的に水分不足が続くと、体が脱水状態になり、さまざまな症状が出てしまうことがあります。

そのひとつのサインが、皮膚の弾力が失われるというものです。

犬の体の水分が不足すると、皮膚のハリがなくなって、つまみ上げた時に元の状態に戻るまでに時間がかかるようになります。

健康な状態の時に犬の首の後ろの皮膚を引っ張るとすぐに戻ります。

けれども脱水症の症状が出ている場合は、つまんだ状態が少し続き、ゆっくり時間をかけて戻る様子が見られます。

このような状態にある場合は、水分量の多い食事を与えたり、野菜や肉を煮た味つけなしのスープを与えたりして、できるだけ多く水分を摂らせるようにしましょう。

ただし、ぐったりしていたり頬がこけていたりと体調不良の兆候があれば、すぐに動物病院に連れて行くようにしてください。

まとめ

空のフードボウルをの横で見上げる犬

愛犬が飲んでいる水の量を、普段あまり気にしたことがない飼い主さんもいるかもしれません。

しかし、犬にとって水分不足は、体に大きな負担をかけてしまう問題です。

ここで紹介したようなサインが見られたら、腎臓や肝臓、泌尿器などに悪影響を与えないうちに、早めの対処を心がけてください。

また、犬は「体のために」と意識して水分を摂ろうとはしないので、季節や活動量に合わせて飼い主さんが飲み水の量を調整してあげるようにしましょう。

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