犬のストレスの原因になるやってはいけないNG行為
近距離でベタベタすること
犬が望まない時に近距離でベタベタするのはNG行為です。
飼い主にとってはスキンシップやコミュニケーションのつもりかもしれませんが、犬にだって構ってほしくない時間があります。
犬種や性格によっては、飼い主とのベタベタした関係を望まない犬もいます。
お散歩や食事の後はひとりでゆっくり過ごしたいタイプの犬もいます。
どんな犬にも共通して言えるのが「構われすぎるとストレスになる」ということです。
犬が「構って♡」とサインを出してくれた時が最も近距離でベタベタしてもいいタイミングです。
見極めることができる飼い主になると、愛犬からもっと愛してもらえるようになります。
一貫性のない態度を取ること
飼い主が愛犬に対して一貫性のない態度を取るのはNGです。
- 昨日は「お散歩に行こう!」と吠えてお願いしたら笑顔で連れて行ってくれた
- 今日は「お散歩に行こう!」と吠えてお願いしたらウルサイと叱られた
- 昨日は「構って?」と甘えたらたくさん遊んでくれた
- 今日は「構って?」と甘えたら無視された
例えば、このような態度です。昨日はOKだったことが今日はNGになった。それでは犬が混乱するばかりです。
一貫性のない態度を取ってしまうのは、自分の気分次第で犬と接してしまうからです。
機嫌が良い時と悪い時で犬への接し方を変えると犬は混乱してしまいます。
イライラしている時ほど落ち着いて!深呼吸してから犬と向き合うようにしましょう。
無理に歩かせようとすること
お散歩が苦手な犬を無理に歩かせようとするのはNG行為です。
犬にとって運動不足はストレスの原因になりますが、だからと言って無理に歩かせる必要はありません。
無理に歩かされた犬は肉体的にも精神的にもストレスを感じます。
健康のためにと歩かせたつもりが、逆効果になってしまいかねません。
歩きたくない理由があります。ケガや病気をしていませんか?運動不足は自宅の室内でも解消することができます。
怒鳴りつけること
しつけのためにと犬を怒鳴るのはNG行為です。
犬がどんなに悪いイタズラをしたとしても怒鳴りつける必要はありません。怒鳴ったところで犬には何も伝わりません。
日常的に怒鳴りつけていると、飼い主に対する恐怖心を植え付けてしまうでしょう。
怒鳴りつけられる度に精神的なストレスを感じ、少しずつ心を病んでしまうことがあります。
心を病んだ犬は問題行動を起こします。
飼い主や家族を噛む犬になってしまうかもしれません。自分のしっぽや手足を噛む自傷行為に発展してしまうかもしれません。
やめさせたい行動があるのであれば、その行動を目撃した時に叱ってあげてください。
行動の直後であるほど犬に伝わりやすいです。
事後に「何でこんなことしたの!」と叱っても犬が理解することは難しいです。
好き勝手にさせること
犬の好き勝手にさせるのはNG行為です。
犬にも「人間社会のルール」や「お散歩のマナー」や「この家での決まり事」を教えてあげなければなりません。
好き勝手にさせてもらえる犬は自由でストレスがないように感じられるかもしれませんが、全くの逆です。
ルールやマナーを教えてもらえないことがストレスになります。
犬は群れで生活をする動物です。指示を出してくれるリーダーがいないと不安や恐怖に感じます。
社会のルールやマナーを知らない犬は、外の世界や他人や犬と上手く交流することができません。
自分が生きる環境に適応できなくなってしまう恐れがあります。
好き勝手やわがままにさせることは愛情ではありません。
適切なしつけをし、必要なことをひとつずつ丁寧に教えてあげてください。
まとめ
犬のストレスの原因になるやってはいけないNG行為をあなたもしていませんか?
- 近距離でベタベタすること
- 一貫性のない態度を取ること
- 無理に歩かせようとすること
- 怒鳴りつけること
- 好き勝手にさせること
犬にストレスを与えるNG行為だと分かっていてもやめられないことがあるかもしれません。無意識にやってしまっていることがあるかもしれません。
ストレスは犬の体も心も蝕んでしまいます。
犬の立場になって考えてみましょう。あなたが同じ行為をされた時、どんな気持ちがするでしょうか。