️1.ジャーマン・シェパード
「イケメン」犬種の代表格といえば、ジャーマン・シェパードでしょう。一般的に警察犬のイメージが強いことが、より一層「イケメン」感に拍車をかけているのかもしれません。
ですが、実はジャーマン・シェパードはもともと羊や牛などの家畜を守る牧畜犬として使役されていました。
のどかで牧歌的なイメージの牧畜犬は、鋭い眼光と牙で凶悪犯にも立ち向かう警察犬のイメージと大きなギャップを感じるかもしれませんが、牧畜犬にはオオカミを牽制する役目もありましたから、実はそこまで意外ではありません。
その後、第一次世界大戦下のドイツで軍用犬として活躍した歴史を経て、現在では警察犬の多くをジャーマン・シェパードが占めるようになりました。まさに歴戦を重ねてきた「戦うイケメン」なのです。
️2.シベリアン・ハスキー
シベリアン・ハスキーも「イケメン」犬種の典型例です。オオカミの雰囲気を色濃く残した風貌と、いかにも雄々しくたくましい体つきはまさに「イケメン」。
また、シベリアン・ハスキーの魅力の1つがオッドアイではないでしょうか。片目が茶色、片目がブルーといった神秘的なオッドアイは、野生的な「イケメン」にミステリアスな雰囲気をプラスしてくれます。
もちろん全てのシベリアン・ハスキーがオッドアイなわけではありませんが、他犬種に比べてオッドアイが発現する確率が高いのは、シベリアン・ハスキーがもともと日光の照射率が低い極北の地で暮らしていたからといわれています。
極北の地ではもともと青かった瞳が、家庭犬として世界に広がっていく中で、強い紫外線から目を守るために茶色くなったのだという説が有力です。青い目のイケメンなんて、やっぱり魅力的ですよね。
️3.ドーベルマン
ちょっぴり怖い「イケメン」犬種といえばドーベルマンです。ドーベルマンと聞くと、筋肉質で黒光りした体躯にトゲトゲのついた「スタッズ首輪」を着けた姿を想像する人も多いですよね。
実はドーベルマンもジャーマン・シェパードと同じドイツで作出された犬種です。税金徴収官を務めていたカール・フリードリヒ・ルイス・ドーベルマンという男性が、自分を警護するための警護犬として生み出したといわれていますから、まさに生まれながらのボディガードなわけです。
日本では「お金持ちの自宅警護犬」的なイメージが先行してしまっていますが、実際には勇猛果敢なだけでなく、甘えん坊な一面も待ち合わせた犬種です。
️4.柴犬
「可愛い」のイメージが先行して「イケメン」犬種としてはなかなか思いつかないかもしれませんが、日本男児的イケメン犬種として柴犬を語らないわけにはいかないでしょう。
その証拠に、日本犬保存会が定めている柴犬の性質の1つに「悍威」という言葉があります。これは「強く威厳があるが性格が良い」という意味で、まさに「気は優しいが力持ち」のイケメン像を体現しています。
また、一般的に柴犬の顔立ちは「キツネ顔」と「タヌキ顔」の2つがあると言われています。マズルが短くて全体的に丸っこい「タヌキ顔」は「可愛い」イメージですが、マズルが長い「キツネ顔」はシュッとしていて「イケメン」らしさを強く感じるかもしれませんよ。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?愛犬がすれ違う人に「可愛い!」と誉められると飼い主さんとしては鼻高々ですが、「かっこいい!」と誉められるのもまた気分が良いものです。
どちらかといえば、わんこには「可愛さ」を求めて飼いはじめる人が多いかと思いますが、「イケメン」が見せる甘えた表情や無邪気な仕草はまた格別ですよ!ぜひ「イケメン」犬種にも注目してみてくださいね。