️1.ごはんの量が多すぎる
ある程度ごはんを食べ進めた後で遊び食いを始めてしまう場合、ごはんの量が多すぎる可能性があります。つまり十分に食べてお腹がいっぱいになったにも関わらず、ごはんがまだ残っているため、それを持て余して遊び道具にしてしまうのです。
体重に合った適正量を
遊び食いをしてしまうのも問題ですが、ごはんが多くて遊んでいることに気づかず、多く与えつづけてしまうと肥満のリスクが高まります。愛犬のライフステージや体重等に合った適正量をしっかりと把握し、多く与えすぎないことが大切です。
また、遊び食いを避けるために与える量が少なすぎると、今度は栄養不足となる恐れがあります。フードには必ず体重に応じた給与量の目安が表示されていますから、面倒でも目分量で与えるのではなくしっかり計量して与えるようにしましょう。
️2.ごはんがおいしくない
ごはんで遊んでしまうのにおやつは食べたり、トッピングをすると遊び食いをやめるようになったりする場合は、ごはんが口に合っていない可能性があります。
「おいしくないから食べたくないなあ」と渋々食べているうちにやはり食が進まず、ごはんで遊びはじめてしまうのです。
また、トッピングすると遊び食いをやめて食べはじめる場合には、「食べずに待っていればトッピングしてもらえる」と学習してしまい、ワガママになってしまっていることも考えられます。
ワガママに応えすぎない
ごはんを変えることができるのであれば、思い切って違うフードにしてみるのも1つの方法です。すぐに1つのフードに飽きてしまうという子には、何種類かのフードを定期的にローリングして与えるのも良いでしょう。
ただし、持病のために療法食を与えているなどの理由でフードを切り替えることができないという場合もあるかもしれません。その場合にはあまり安易にトッピングをしたりして、ワガママに応えすぎないよう注意が必要です。
️3.食への執着が薄い
野生で暮らしていたころのわんこは、狩りの成果によっていつでもごはんにありつけたわけではないので、1回の食事への執着が強くなりました。
その本能を今でも残しているために、わんこは食べるのが大好き!というイメージがありますが、人間とともに暮らすようになっていつでもごはんにありつけるようになった今、あまり食に執着しないという子も出てきました。
特にごはんを食べ残してもお皿をそのまま残しておいて、好きなときに食べさせているという家庭ではその傾向が強いようです。食への執着が薄いとごはんの大切さが相対的に下がるため、ごはんで遊びはじめてしまうのです。
お皿を出しっぱなしにしない
すでに述べたように食べ残しのお皿をそのまま出しっぱなしにしていると「いつでも食べられるんだからいいや」という意識が芽生えてしまうため、遊び食いをしたりダラダラ食べたりしてしまいがちになります。
ごはんの時間をしっかり決め、ある程度の時間が過ぎたら食べ残していても下げてしまうようにしましょう。するとわんこに「今食べないと食べられない!」という危機意識が芽生え、まじめに食べるようになります。
️4.遊びが足りていない
そもそも遊びの時間が足りていないため、ごはんよりも遊びを優先してしまってごはんをおもちゃにしてしまうという場合もあります。
また、遊びが足りていないということは運動量そのものも不足しているため、お腹が空かずに食欲がわかないのも要因となっている可能性があります。
ごはんの前にたっぷりの運動を
ごはんの前にはたっぷり遊びの時間を設けたり、お散歩の時間を長くしてみたり、運動量を増やす工夫をしてみましょう。
運動量が増えればお腹が空くので食欲も湧き、目の前のごはんに一心不乱に食いつくようになるかもしれません。運動不足はストレスの原因にもなりますから、わんこの心身の健康のためにもとても大切です。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?遊び食いをされるといつまでも片づけができずにイライラしたり、ごはんが散らかって掃除の手間が増えたり、飼い主さんにとっても困りごとが多いですよね。
ご紹介した通り、わんこは本来であれば食に貪欲な生きものですから、そのペースを乱してしまっている原因は人間側にあることがほとんどです。遊び食いに困っているという場合は、一度愛犬の生活すべてを見直してみる必要があるかもしれませんよ。