犬が自信満々の時にする仕草や行動
1.体を低くして待つ
自信満々の時、体制を低くした「お座り」や「伏せ」の状態で待つことがあります。
相手の様子をうかがいつつ、相手の方から自分に向かって来てくれるのを待つほどの心の余裕を持っているのでしょう。
- ぼくはここで待ってるね
- いつでもこっちに来ていいよ
- 一緒に遊びたいな
- きみと仲良くなりたいな
このような気持ちが込められているのではないでしょうか。
相手が犬である場合、いきなり触れ合うことには注意が必要です。
相手は自信がなく、近づいては来たものの威嚇や攻撃をしてしまうことがあるためです。
2.全く気にすることなく歩く
自信満々な犬がお散歩する時、周りを全く気にすることなく堂々と歩きます。
他の犬から吠えられても見て見ぬふりができます。
人から「かわいいね~♡」と声をかけられてもチラっと目を合わせるだけです。
横を車やバイクや自転車が走り去る時も上手に道の端に寄ることができます。
危険な存在ではあるけれど、飼い主から教わったルールを守って歩けば大丈夫だということを分かっているのです。
自信満々で歩けるかどうかは、それまでの経験が深く関係します。
ただ歩くのではなく、飼い主が言葉をかけながら様々なことを教えてくれたのです。
「危ない!」「そっちはダメ!」と、ネガティブな言葉ではありません。
「おりこうさん」「上手だね」「こっちに行こうか」と、ポジティブな言葉を聞きながらお散歩を学んだのです。
3.相手をジッと見つめる
自信満々な時、相手をジッと見つめることがあります。
初対面であっても関係ありませんが、少し「強気」な態度を示す意味が込められているかもしれません。
犬が見つめることには「警戒」「緊張」「敵意」などを意味することがあるためです。
相手をジッと見つめることができるということは、相手に対して恐怖心を持っていないということです。
お互いが好意的な気持ちであれば仲良くなれることもありますが、相手に不安や緊張する気持ちがある時は、喧嘩に発展しないようご注意ください。
4.目を合わせないようにする
自信満々な時、目を合わせないようにすることがあります。緊張や恐怖心からではありません。相手のことを構うのが面倒なのです。
「もし相手がちょっかいを出してきたとしても追い払うことができる。攻撃してきたとしても一喝することができる。何をしたって自分の方が強いんだから…」という絶対的な自信を持っているのです。
一瞬でも目を合わせてしまうと面倒なことに巻きこまれてしまうかもしれないため、合わせたくないのです。
自信がない時の仕草や行動
体を低くして怯える
- 攻撃しないてください
- 喧嘩したくありません
- こっちへ来ないでほしいです
このような気持ちが込められている仕草や態度です。
全く気にしていないふりをする
実は相手のことが気になって仕方がありません。
そっぽを向いているかもしれませんが、耳をあちこちに向けて動かしながら周りの様子をうかがっているはずです。
相手をジッと見つめる
弱気な時に相手をジッと見つめるのは、いつでも逃げ出すことができるようにするためです。相手の動きを観察しているのです。
相手が一歩踏み出しただけで走り去ろうとするかもしれません。飼い主の足元にサッと隠れてしまう犬もいます。
目を合わせないようにする
弱気な時ほど目を合わせることができません。何も見たくないのです。現実と向き合いたくないのです。
どこを見たらいいのかも分からず、何もない誰もいない一点ばかりを見つめたり、目だけをキョロキョロとさせたりすることがあります。
診察台に乗せられた時、絶対に獣医さんとは目を合わすまいとすることがありますよね。
耳の中にお薬を入れるなど不快なことをされたり、患部を触ったり注射をするなど痛いことをされるからでしょう。
まとめ
犬が自信満々の時にする仕草や行動を4つ解説しました。
- 体を低くして待つ
- 全く気にすることなく歩く
- 相手をジッと見つめる
- 目を合わせないようにする
犬の仕草や行動は、自信満々な時も弱気な時もよく似ています。
表情をよく見てみてください。自信満々な時は笑顔であったり、キリっと力強い表情をしたりしています。
弱気な時は切ない表情であったり、怯えた表情であったりします。