️犬が散歩前に暴れるのはなぜ?
1.早く散歩に行きたい
家で過ごす時間が多い犬にとって、散歩は息抜きの場であり、外の世界を知る学びの場でもあります。
「散歩」と話す声が聞こえたり、飼い主の様子から散歩の準備を察すると、吠えたり走り回ったりして、『早く散歩に行こう!』と催促をはじめます。
散歩を喜び、無邪気にはしゃぐ犬の姿は可愛らしいですが、飛び跳ねたりすると腰に負担がかかるため、注意してください。
2.散歩が嫌で拒否している
散歩好きな犬が外に出るのを拒むときは、怪我や体調不良が考えられます。
肉球や関節に痛みがあったりすると、飼い主に触られるの嫌がります。
暴れているというよりは、拒否行動のアピールという表現が適切かもしれません。
異変を感じたら、動物病院を受診しましょう。
3.リードを付けたくない
散歩の経験が少ない子犬は、リードにより身体を拘束され、行動が制限される状況に慣れていません。
何だか分からないものを装着され、逃げ出すことができなくなると、パニックに陥りやすくなります。
「リードを付ける=散歩に行ける=楽しい」という情報がインプットされれば、リードに対する脅威が和らぎ、暴れる回数は減っていきます。
️暴れる犬を落ち着かせるには?
「おすわり」「待て」を覚えさせる
「おすわり」と「待て」は、どちらも犬を静止させるコマンドです。
体の動きを止めることで犬の自制心を鍛えつつ、気持ちを鎮める効果があります。
たくさんのコマンドがある中で、優先的に教えたい危険回避のコマンドです。
敢えて無視する
暴れる犬を叱ったり、目を合わせて声をかけたりすると、余計に犬の行動を煽ってしまうため、静かになるまで無視してください。
可哀想に感じるかもしれませんが、落ち着きを取り戻すまでの間、じっと我慢して待ちましょう。
️要チェック!散歩前の注意点
ハーネス・リードは室内で装着
外に出てからハーネス・リードを付けるのは、大変危険な行為です。
なぜかと言うと、装着前に犬が走り出してしまう可能性は0ではないため、悲劇を生む原因になり兼ねないからです。
家の中でハーネス・リードを装着し、緩みがないか確認してから出かけましょう。
玄関では、急にドアが開くと犬が逃げ出すことがあるため、リビングなど部屋での装着が基本です。
ダブルリードは安心感倍増◎
1本だけのリードの付け方を「シングルリード」、2本のリードを使った付け方を「ダブルリード」と言います。
シングルリードの場合、劣化で突然リードの部品が壊れたり、犬が動くうちに首輪が外れてしまうと、迷子や交通事故に遭うリスクがあります。
一方で、ダブルリードは首輪とハーネスの両方にリードを付けるため、飛び出しや脱走など予想外のアクシデントに対応できます。
犬の安全を守る手段として、保護団体を中心に推奨されているリードの付け方です。
特に、力が強い中型犬・大型犬、物音に敏感な犬は、積極的にダブルリードを使用し、大事な犬の命を守りましょう。
️まとめ
散歩の時間は五感を刺激する情報が溢れていて、犬の気持ちが昂りやすくなっています。
だからこそ、散歩前に犬を落ち着かせ、感情の制御ができるように気持ちを整えてあげる必要があるのです。
飼い主が焦ってしまうと、犬の興奮はエスカレートしていきます。
犬が「喜んでいるのか」「嫌な思いをしているのか」考えながら、冷静に接してあげてください。