飼い主が高齢になることで起こりうる危険性
飼い主が高齢になったときに、以下のような問題が起こる可能性があります。
- 足腰が弱って毎日散歩に行けない
- 急に体調を崩し入院することが増える
- 愛犬と離れたくないあまり通院や入院をせず飼い主が体を壊す
- 記憶力が衰え食事を与えたか忘れてしまう
上記のように飼い主が高齢になると犬と暮らしていく上で、さまざまな問題が予想されます。
歳を重ねる前に、想定される問題を防ぐための備えをしておきましょう。
とくに現在は、フードの質がよくなったり動物医療が発達したことで犬の平均寿命も伸びています。
飼い主よりも犬が長生きするケースも少なくありません。
万が一自分がいなくなったとき、愛犬を一人ぼっちにさせるのは避けたいですよね。
次の章で備えておくべきことをお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
高齢になったときに犬のために備えておくべきこと4つ
1.ケージに慣れさせておく
まずケージに慣れさせておきましょう。
ケージに入ることに慣れていると、自宅に訪問者がきたときにも安心です。
飼い主が高齢になれば介護が必要になる可能性もあります。
自宅に介護職員や親族がケアしにきてくれた時でも、ケージに慣れていれば大人しく入っていてくれるでしょう。
ケージに慣れていないと、来客者に吠えたり飛びかかってしまう恐れもあります。
普段からケージに入ることに抵抗がなくなるよう、慣れさせておきましょう。
2.預け先を見つけておく
次に、預け先を見つけておくことも大事です。
急な病気により入院しなければいけなくなったときに預けられる人を探しておきましょう。
親族や友人など信頼できる方に話をしておくと安心です。
また最近では、ペット預かりサービスなども増えています。
将来預けるときのために、今のうちから他人と触れ合うことに慣れさせたり、きちんとしつけをしておきましょう。
3.お世話に関してまとめたノートを作成しておく
愛犬を預けるときのために、お世話に関してまとめたノートも準備しておいてください。
いつも食べているフードやかかりつけの病院、好きなおもちゃや苦手なことまでまとめておくと良いでしょう。
他人に預けた時もいつもと同じように過ごせる準備をしておくのです。
また場合によっては、一時的に預けるだけでなく完全に他人に引き渡さなければいけないこともあるかもしれません。
その際にお世話の情報をまとめたノートがあれば、愛犬も今までと変わらずに過ごせるので安心ですよ。
4.ペット信託を検討する
ペット信託も検討しておくことをおすすめします。
ペット信託とは、信託会社にお金を預けておき、万が一の場合は預けたお金を犬のお世話のために使ってもらえるサービスです。
ペット信託を利用すれば、自分が事前に依頼した人にお世話を頼めます。
愛犬と過ごす今だけでなく、自分がいなくなった場合を想定して備えをしておきましょう。
ペット信託については、保険会社や行政書士に問い合わせてみてください。
まとめ
飼い主が高齢になったときに備えておくべきことを4つご紹介いたしました。
今は元気だから大丈夫と思っていても、歳を重ねることで思うように世話ができなくなる可能性もあります。
飼い主が高齢になることで起こりうる問題は多いです。
万が一の事態を想定して、愛犬が安全に暮らせるよう備えておきましょう。