犬は一頭ずつより、多頭飼いの方がいい?
今まで三代に渡って、一頭飼いをしてきましたが、現在は保健所から迎えたポインター(mix?)と繁殖業者から迎えた紀州犬、そして野犬の仔犬2頭…計4頭と人間1人で暮らしています。
一頭飼いでは知り得なかった事が沢山あり、4頭4様の立ち位置や犬模様が面白く、多頭飼いの良さを毎日感じています。
1番歳上であろう(皆保護犬な為、正確な年齢がわかりません)ポインターがリーダーで、他を厳しく監視しています。
イタズラをすると吠え立てて私に教えてくれます。
紀州犬は世間ではかなり敬遠される犬種ですが、我が家の紀州犬は保護した仔犬(4頭+野生化した仔犬2頭+3頭、計9頭)のお父さん(お兄さん?)代わりとなって、遊んであげたり、時には厳しく叱ったり、夜は自分のお腹の上で寝かせたり、甲斐甲斐しく面倒を見てくれました。
そして、「群の力」を一番感じたのは、野生化した野犬の仔犬2頭を保護した時です。
半年間山の中で生き抜いてきた野犬の仔犬たち。
保護して1ヶ月は私の前には姿を見せない、もちろん触らせてくれない、リードもつけられない…保護団体の者でもない素人の私には正直どうして良いのかわかりませんでした。
そんな時、ポインター、紀州犬を通して色々と私の気持ちを伝えてくれたと今でも信じています。
怖がる仔犬にはあえて触らず、全てポインター、紀州犬を通す。
1ヶ月経った頃、やっと触らせてくれるようになりました。
私とポインター、紀州犬との触れ合いを遠くから観察していたのだと思います。
また、お留守番が長くなっても犬同士で遊んで待っているようです。
そして、ドッグランなどではお互いの事をよく見ていて、「おっ!いじめられてるぞ!」と思うと仲裁に入ったり…お互いを慰め、守っているんだなと感じる事が多々あります。
犬同士の絆が出来ているのでしょう。
一頭飼いと多頭飼いを経験した今、絶対に多頭飼いをオススメします。
楽しさも嬉しさも喜びも全て×◯頭分です!もちろん逆も同じですが…フード代、病院代、ゴミの量、散歩お掃除など全て×◯頭分…と大変です。
でも…どんなに大変だとしても多頭飼いの楽しさの方が上回りますよ!
相乗効果?!二頭同時にしつける方法
最初に来たポインターは前の飼い主さんから「お座り」「伏せ」「待て」などの躾はされていなかったようで、覚えるまで時間がかかりましたが…二頭目の紀州犬、野犬の仔犬たちは、周りを見て自然と「お座り」「伏せ」「待て」が出来るようになりました。
おやつを持って同時に多頭のトレーニングをするのは大変なので、一頭はケージから見学させて、一頭ずつ外に出してマンツーマンがベストだと思います。
犬も人間と同じで、ちゃんと周りを観ていますから、見学させることにも意味があります。
一頭飼いで躾をするより、多頭飼いで他のワンコから影響受けて躾をする方が断然楽で近道だと感じています。
まとめ
一頭飼いは、犬対人間だけの関係しか出来ませんが、多頭飼いでは犬対犬、犬対人間…と様々な関係を築くことができます。
犬は「ただの動物」ではなく、感情も絆もきちんとあって、犬同士もきちんとコミュニケーションを取っている…お喋りしないだけで、そんなに人間と変わりありません。
多頭飼いは飼育費用なども増えますが、犬同士で解決してくれる事が沢山ありますから、多頭飼いだと飼い主はある意味ラクです!
多頭飼いを迷っている方、今飼っているワンちゃんの問題行動で頭を悩ませている方、ぜひ多頭飼いをオススメします!