️根拠はないけれど…わんこは飼い主の休みの日がわかっている!
わんこと一緒に暮らすようになると、休みの日でも容赦なく同じ時間にごはんやお散歩をせがまれるので、常に朝寝坊ができずに規則正しい生活になる…という話は飼い主さんの「あるある」ですよね。
このエピソードだけ聞いてしまうと「犬は飼い主が休みだとわからないから起こしに来るんだ」と思ってしまうかもしれません。
ですがこんな経験はありませんか?飼い主さんの休みの日の朝や休みの日の前日になると、わんこのテンションが異常に高くなっていたり。逆に明日からは仕事や学校だという日曜の夜になるとショボンとしてしまっていたり。
もちろん現在のところ科学的根拠はありません。ですがわんこと一緒に暮らしたことのある人なら経験則から気づいているはずです。「犬は飼い主の休みの日がわかっている」と。
️なぜわんこは飼い主の休みの日を察するのか
「犬は飼い主の休みの日がわかっている」と仮定したとき、なぜわんこは飼い主の休みの日を知ることができているのでしょうか。もちろんわんこがカレンダーを読めるはずはないですし、そもそも人間が勝手に決めた「曜日」という概念もわんこの中にはありません。
そもそもわんこと人間ではその寿命の長さの違いゆえに時間の感じ方も違うと考えられており、人間にとっての1日はわんこにとって3日ほどの長さに感じられているとさえ言われています。
それほどに感覚が違うはずなのに、なぜわんこが休みの日を理解できるのでしょうか。可能性としては下記の通りです。
1.飼い主の行動パターンを把握している
わんこは飼い主さんの行動を驚くほどよく見ています。その中で「休みの日」もしくは「休みの前の日」の飼い主さんの行動パターンを把握しており、「〇〇をしたから今日もしくは明日は休みだ」と判断している可能性があります。
たとえば休みの日は目覚まし時計が鳴っても起きない、スーツではなくラフな格好をしている、休みの前日は晩酌をする、いつもより夜更かしをしてゲームをしているなど、ささいなことです。
それは飼い主さんが意識的に行っている行動である場合もあれば、「え?そんなこと?」という無意識の行動の場合もあるかもしれません。それほど、あなたが思っている以上に愛犬はあなたのことを見ているのです。
2.飼い主の興奮状態を見ている
休みの日や前日のあなたはどんな気分ですか?「明日は仕事に行かなくていい!」「明日は何をしよう?」「今日は楽しみにしていたデートだ!」とストレスから解放され、わくわくした気分で多少なりとも興奮状態にあるのではないでしょうか。
近年の研究結果によると、わんこは人間の汗の匂いから人間の心理状況すなわち緊張状態や興奮状態を読み取ることができるとわかってきました。
たとえあなたがあからさまにウキウキしていなかったとしても、深層心理にあるストレスからの解放感や期待に満ちた興奮状態は汗ににじみ出てしまっているのです。わんこはそれを嗅ぎ取り、休みの日だと判断しているのかもしれません。
3.言葉がわかっている
当然のことながら、わんこに人間の言葉はわかりません。しかしながら人間が発する「単語」であれば一定の数を理解できることがすでに研究によって明らかになっています。
みなさんも経験上、「ごはん」や「散歩」などの言葉に愛犬が敏感に反応するのを見たことがあるのではないでしょうか。これらから推測するとわんこが「休み」という単語を理解していると考えても何ら不思議はありません。
「今日は休みだから〇〇しよう!」と飼い主さんが話しかけた内容を理解したり、あるいは飼い主さんが他の家族に向かって「明日は休みだから」と発した言葉を聞いていて、飼い主さんが休みであることを理解している可能性も十分にあります。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?飼い主さんが仕事や学校の日には、愛犬に長い時間のお留守番を強いてしまっているという家庭も少なくないと思います。それだけに休みの日を心待ちにする気持ちはわんこもきっと同じはず!わんこが休みの日を察してワクワクしているなと気づいたら、どうぞ思いっきり遊んであげてくださいね。