犬に愛が伝わっていない間違った愛情表現
1.たくさん食べさせてあげる
犬にごはんやおやつをたくさん食べさせてあげるのは、間違った愛情表現です。
それが飼い主からの愛情表現なんだ、なんて犬はひとつも思っていません。
いくらでも食べさせてくれる「都合のいい人」、と思われてしまいやすいです。
ごはんやおやつをたくさん食べると犬に何が起こるか分かりますよね?
本当は恐ろしい病気なのに、恐ろしく感じられないのが「肥満」です。
ぽっちゃりしていた方がかわいい♡という考えも飼い主の間違った愛情なのではないでしょうか。
愛犬の適正体重をご存じですか?定期的な健康診断を受けていますか?
正確に愛犬の健康状態を把握しているでしょうか。
適切体重を超えてしまっているのであれば、ごはんやおやつの与えすぎが原因だと思います。
急に食事量を減らしたり、体重を落としたり、過度な運動をさせるのはいけません。
体への負担が大きすぎます。かかりつけの獣医師に相談し、健康的なダイエット計画を立てましょう。
2.まるで人間のように扱うこと
犬をまるで人間のように扱うことは、間違った愛情表現です。
大切な我が子で家族なのに大事に扱って何が悪いのか?と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
飼い主にとって我が子でも家族でも、「犬は犬」です。
オシャレなだけのお洋服を着せられたり、頭にリボンなどのアクセサリーを付けられたり…。
あるいは、犬同伴OKの飲食店に連れて行かれるなど、本当に犬が喜んで望んでいることなのでしょうか。
もしかして、飼い主が楽しみたいだけなのではありませんか?
犬は犬として、大事にしてあげてください。
土の地面を掘る、草むらのニオイを嗅ぐ、芝生に体をスリスリする、寝床のブランケットをホリホリするなど、犬の本能や習性による仕草や行動を満足にさせてあげると喜ぶと思います。
土の地面を掘ったら体が汚れてしまうかもしれませんが、シャンプーしてあげれば済むことです。
特別な日だけでいいので、土の地面を掘るなどさせてあげると、愛犬に正しい愛情が伝わると思います。
3.家からあまり出さない
犬を過保護にするあまり、家からあまり出さないのは、間違った愛情表現です。
大切な存在だからこそ、ケガをしたらどうしよう…交通事故に遭ったらどうしよう…と、心配しすぎてしまうことがあると思います。
外の世界には犬が喜ぶ刺激がたくさんあります。
飼い主や家族以外の人と触れ合ったり、他の犬と遊んだりすること。風のニオイを感じたり、見知らぬ音や声を聞いたりすること。
犬にとって、社会化のための学びの時間でもあるんです。
近所を一周するだけでもいいので、毎日のお散歩に連れて行ってあげてください。
変化や刺激を与えてくれて、運動をさせてくれて、飼い主から愛されてるんだな…と犬が感じることができます。
4.ギュッと強く抱きしめる
犬をギュッと強く抱きしめるのは、間違った愛情表現です。
相手が飼い主や家族であっても、体を締め付けられたり拘束されたりすると嫌がります。
犬が嫌がるほど強く抱きしめるのは、過剰な愛情表現なのではないでしょうか。
「おいで」と呼んで来てくれた時、そっと優しく抱きしめてあげてください。来てくれない時はハグしたくない時です。
抱きしめられることが大嫌い!という犬もいますね。
ハグすることだけが愛情表現ではありません。
愛犬は飼い主とどんなスキンシップをしたいと思っているのか、考えてみてください。
「おりこうさん」と、頭を撫でてもらうだけで愛情が伝わることもあります。「ありがとう」と言葉もよいと思います。
まとめ
犬に愛が伝わっていない間違った愛情表現を4つ解説しました。
- たくさん食べさせてあげる
- まるで人間のように扱うこと
- 家からあまり出さない
- ギュッと強く抱きしめる
人と犬とでは表現方法が違いますから、愛情表現をするって意外と難しいものです。
いつも飼い主の重い愛を受け取ってくれる愛犬に感謝したいですね。