犬が見せる居心地が悪いサイン
1.あくびばかりする
犬があくびばかりするのは居心地が悪いサインです。
自分の気持ちを落ち着かせたい時、相手の気持ちを落ち着かせたい時、争いごとを避けたい時に見せることがあります。
例えば、飼い主がイライラしている時、犬は居心地が悪くなります。平常心を保とうとあくびをするのです。
あくびをする自分の姿を飼い主に見せることによって「怒らないでほしい」「心を落ち着かせてほしい」と伝えているのです。
改善するための方法は「犬に怒りの気持ちをぶつけないこと」です。
怒鳴られるのではないかと怯え、飼い主がいるだけで居心地が悪くなってしまいます。
そうなると、飼い主のご機嫌がよい時もあくびばかりするかもしれません。
2.そっと部屋を出て行く
犬がそっと部屋を出て行くのは居心地が悪いサインです。
堂々と出て行くのではなく、何か目的があって出て行くのではなく、そっと足音を立てないように他の部屋へ移動します。廊下や玄関に伏せていることもあります。
例えば、家族が言い争いや喧嘩をしている時、犬は居心地が悪くなります。
夫婦喧嘩や兄弟喧嘩を止めようとする犬もいますが、「絶対に関わらないようにしよう…」と考える犬もいます。
改善するための方法は、犬の目の前で声を荒げるような争いをしないことです。
相手の気持ちをよく考え、冷静になって話し合えば、夫婦間や家族間で争いが起こることはありません。
子供の兄弟喧嘩はよく起こることですが、親御さんが止めに入る時の「やめなさい!」と怒鳴り声にも犬は驚いて居心地が悪くなってしまいますのでやめましょう。
3.すぐに帰りたがる
犬が早く帰りたがるのは居心地が悪いサインです。
例えば、ドッグランを利用する時があります。いつも利用する人や犬は同じではないはずですから、人見知りや犬見知りはあまり考えられません。
一度でも会ったことのある苦手な人や犬の存在を見つけ、早く帰りたいのだと思います。苦手な相手と同じ空間で過ごすのって居心地が悪いですよね。
人から嫌な言葉をかけられたことがあるのかもしれません。言葉は分からなくても感情を読み取って理解しています。
犬から喧嘩を売られたり、しつこくされたりしたことがあるのかもしれません。
改善するための方法は、愛犬の苦手な人や犬を把握しておくことです。
せっかく楽しみにやって来たドッグランですから、思いっきり遊んで楽しんでほしいですよね。
苦手な相手が利用中の時は、少し時間をおいてからまた行ってみましょう。
4.何度も寝がえりを打つ
犬が何度も寝がえりを打つのは居心地が悪いサインです。
くるくる回っている時間が長かったり、やっと寝る体勢になったと思ったら起き上がったり、落ち着きがない様子です。
部屋の温度や湿度が高いことが考えられます。人間にも「寝苦しい」ということがありますよね。
夏の気温や湿度が高い時だけではなく、冬の暖房の効きすぎによっても居心地が悪くなってしまうことがあります。
改善するための方法は、犬に適切な温度と湿度を知ることです。
温度は22℃くらい、湿度は60%以下が適切であるとされていますが、犬種・年齢・健康状態などによって異なります。
目安としては、飼い主が「ちょっと肌寒いかも…?」と感じるくらいが犬にとって居心地のいい温度です。
まとめ
犬が見せる居心地が悪いサインを4つ解説しました。
- あくびばかりする
- そっと部屋を出て行く
- すぐに帰りたがる
- 何度も寝がえりを打つ
愛犬にとっての居心地のいい環境づくりは、飼い主の態度や対応にかかっているのではないでしょうか。
犬と接する時は優しく穏やかな気持ちでいたいですよね。