犬が好きな音「レゲエ」ってどんな音楽?
レゲエは1960年代の後半にジャマイカで発祥した音楽です。
諸説ありますが、レゲエという語源には「口論」「口喧嘩」「ぼろ布」などの意味を示すジャマイカ英語のスラングなのだそうです。
また、レゲエは2012年に、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
レゲエの歌詞の内容には、社会や政治、植民地主義への批判や反抗を表現したものが多い印象です。
この音楽がどのようにして犬に好まれているのか、なぜレゲエの音を好きな犬が多いのか、気になってきませんか?
レゲエの犬へのリラックス作用
2017年、スコットランドにあるグラスゴー大学と動物虐待防止協会(SPCA)の合同研究によって「レゲエは犬の心を癒すことができる」といった報告がされています。
保護施設にいる犬たちにレゲエを聞かせた時、ストレスレベルが減少し、心拍数が下がったというのです。
つまり、レゲエを聞いている犬の心や体はリラックスしている状態、と言えるのではないでしょうか。
レゲエのリズムが犬に好まれる?
レゲエは「4分の4拍子」のリズムを一定に刻むのが特徴的です。
ずーっと同じリズムであることが、犬を心地よくする理由なのではないでしょうか。
いきなり人が声を荒げるような歌い方をすることもありませんし、いきなり楽器が大きな音を立てて鳴り響くこともありません。
犬にレゲエを聞かせると起こること
ちょっぴり驚いてしまう場面もある
レゲエの歌は、比較的声が高いです。高音で声を張り上げなければならない部分もあります。
高い音が苦手な犬にとっては、ちょっぴり驚いてしまうことがあるようです。
飼い主が男性であり、低い声を聞きなれている犬にとっては、あまりリラックスできる音ではない場合があるかもしれません。
何だろうか?と首をかしげる
犬はレゲエを好むと知った飼い主が突然、愛犬にレゲエを聞かせると不思議そうに首をかしげることがあります。
普段から音楽を聴くという習慣がないことが理由のようです。
レゲエだからではなく、聞きなれない音の正体を探ろうと首をかしげたのではないでしょうか。
首をかしげるということは、その音に興味を持っているということでもあります。
愛犬はレゲエに興味があるのか、聞きなれない音に興味を持つのか、他の好む音や音楽があるのか、色んなジャンルの音楽を聞かせて探ってみるのも面白いかもしれません。
犬にも「音楽の好み」がある
犬が好む音や音楽を聞かせると、本当にリラックスできるのでしょうか。
お留守番中にレゲエを流しておいてあげれば、ストレスなく過ごすことができるでしょうのか。
レゲエで犬を癒すことができると知れば、聞かせてあげたくなるのが飼い主ですよね。
研究を行ったグラスゴー大学のNeil Evans教授は「人と同じように、犬にも好みがある」としています。
人間同様、レゲエでは落ち着けないけど、クラシックやジャズが好みの場合もあるでしょう。
また、無音である方が落ち着いていられる犬もいるかもしれません。
飼い主がいつも部屋で好んで流している音楽が、愛犬の好きな音楽になっている可能性もありますよね♪
音楽が嫌いではなさそうであれば、レゲエに限らず様々な種類で試してあげると、愛犬の好みの音楽が見つかるかもしれません♡
レゲエを好みやすい犬のタイプ
レゲエのように明るく陽気な性格の犬が好みやすいのではないでしょうか。
「4分の4拍子」のリズムを一定に刻むということからは、常に落ち着いて過ごせる性格でもあると思います。
いきなり興奮して騒いだり、吠え癖があったり、飼い主を困らせることも少ないのではないかと思います。
「おとなしいね」と言われるタイプなのではないでしょうか。
飼い主もレゲエのように穏やかで明るく陽気な性格の方なのでは?と思います。
「正解!」「当たってる!」という方はぜひ教えてください。
まとめ
- 犬には好きな音があるのか
- 犬はレゲエが好みなのか
様々な点から探ってみた結果は「犬それぞれに好みがある」でした。
きっと、愛犬は飼い主が聴く音楽に慣れていて、聞き慣れることでリラックスしていられるのではないでしょうか。
慣れない音には不安・緊張・恐怖を感じるものですよね。
音楽以外の犬が好きな音と言えば…おやつの袋を開ける時の「カサカサ」という音で間違いないとは思いますが(笑)。