犬に関わる17の仕事について
犬好きの人であれば、大好きな犬と関わる仕事に魅力を感じるものでしょう。
犬に関する仕事には、犬と一緒に過ごすものから、犬をケアするものまで幅広いジャンルがあります。
最近はペットブームにつき、犬に関する仕事へのニーズも大変増えていますね。
資格がなくても携われる仕事もありますが、想像以上に高度な知識や技術が求められる場合が多いです。
動物に関する仕事は、大切な命を預かり守る気持ちがある人でないと厳しい面があります。
ここでは、犬好きに向いている17種類の仕事をそれぞれ解説いたします。
「犬が好き」という気持ちだけでは厳しい仕事もあるため、将来について悩む方はじっくり検討する機会にしてください。
トリマー
犬好きの方に大人気な仕事に「トリマー」があります。
トリミングサロンやペットショップ、動物病院に勤務して、ペットのシャンプー・カットを行うことがメインの仕事です。
最近では「ペットエステティシャン」と呼ぶこともあり、泥パックやハーブパック、犬の被毛の染色など、ペットの美容エステサービスを行うお店も増えています。
トリマー全体の給料をみると、月収平均は15万円~20万円程度が一般的ですが、独立開業を目指す人も多く、その場合は年収がアップする傾向にあります。
また、トリマーは1日に複数頭の犬のお手入れを行うため、体力があり、定期的に通ってくれる動物の皮膚や被毛の状態を丁寧にチェックしたり、お手入れ内容を飼い主さんに提案・相談するといった心配りやコミュニケーションができる人に向いている仕事です。
トリマーの資格取得を目指す場合、すべて民間資格でさまざまな種類があるため、よく比較して自分の将来の目標に合うものを選びましょう。
通信講座では10万円以下で取得できる場合もありますが、専門学校などで技術を本格的に学ぶ場合は100万円以上の学費が必要になります。
ペットシッター
飼い主さんが自宅を不在にしたり、ケガや病気などでお世話できない時に飼い主さんの自宅で犬を預かって、お世話を代行する仕事が「ペットシッター」です。散歩や食事、トイレの掃除などの身の回りのお世話全般を行います。
ペットシッターは、正社員やアルバイトとして雇用してもらい働く場合と、独立開業して働く場合があり、旅行シーズンなどの長期休みに依頼が増える傾向があります。
給料は地域やスキルにもよりますが、正社員の場合は月給15万円~、アルバイトの場合は時給900円程度~が目安で、求人募集は少ないため、独立開業する人が多い仕事です。
また、資格がなくても働くことは可能ですが、大切な命を預かるお仕事なので専門的な知識を事前に学んでおくことが必須です。
ペットシッターを目指す方は次のような資格を取得し、事前に専門知識を身に着けておくと良いでしょう。独立開業を目指す場合には「動物取扱業」の届出も必要になるため、取得しておくと役立ちます。
- 認定ペットシッター
- ペットシッター士
- 愛玩動物飼養管理士
- JKC愛犬飼育管理士
- 家庭動物管理士
基本的なしつけからペットの健康管理に関する知識、経営学まで身につけることができ、5万円以下で取得できる資格もあります。
トリミングやマッサージ、高齢動物のお世話など、付加サービスを行うペットシッターの方が有利に活躍しやすく、他のペットシッターとの違いもアピールしやすいでしょう。
ペットショップ
「ペットショップ」は、犬や猫などの生体やペット用グッズなどの「販売」に関わる仕事です。
接客や商品の販売には、ペットの健康管理やペット用品への知識が求められます。
ペットショップでは犬や猫だけでなく、ハムスター、ウサギ、鳥、観賞魚、爬虫類などのさまざまな生き物と接することもあるため、勤務する場所で取り扱う生き物の種類や商品の範囲を事前に調べておくことも大切です。
また、ペットトリミングやペットホテルを併設する店舗は、トリマーや動物のお世話・看護に関する資格が有利に働くケースもあり、重宝されるでしょう。
資格がなくても働ける店舗は実際のところ多いですが、それ以上に「生き物を扱う仕事」として誠実に向き合う姿勢が必要です。
ペットショップは大手の企業が運営しているところも多く、動物関連の仕事の中では給料や福利厚生が安定している傾向にあり、正社員の平均年収は322万円程度というデータもあります。
お客さんとのコミュニケーション能力が高い人や、販売や動物の健康管理の知識が深い人では店長クラスの役職も目指せるため、将来の働き方の目標も定めやすい仕事です。
ペットホテル
「ペットホテルスタッフ」は、飼い主が自宅を留守にする時などに、犬や猫を施設で預かりながら身の周りのお世話をする仕事です。
預かり中の動物が元気に過ごせるよう、散歩や遊び、食事やトイレのお世話をして、健康状態に異常がないか目を配ります。
また、動物の健康管理のためにペットホテル内を衛生的に管理する施設内の掃除なども、大切な仕事として行います。
ペットホテルのスタッフとして働くために必須の資格はありませんが、ペットホテルはトリミングサロンやペットショップ、しつけ・訓練施設などと併設されていることが多いため、トリマーやドッグトレーナーなどの資格や知識があると活躍の幅が広がるでしょう。
正社員スタッフの給料は月収18万円程度が一般的と言われており、アルバイトの場合は時給900~1000円前後が多い傾向にあります。
ペットホテルでは多数の動物を一度にお世話するため、てきぱきと行動できる人や、飼い主さんからお預かりする動物を責任もってお世話できる人に向いている仕事です。
家庭犬訓練士
「家庭犬訓練士」は、施設で預かったり、飼い主さんの自宅を訪問しながら、一般家庭で飼育されている犬に人間と暮らす上で必要な基本的なルールを教える仕事です。
犬の無駄吠えや噛みつき、リードの引っ張りなどの問題行動の相談を受けて、改善させるためのアドバイスを行うこともよくあります。
そのため、犬とのコミュニケーション能力が高いだけでなく、飼い主さん家族ともしっかりと向き合って家庭での改善点を伝えられる「人と会話することが好きな人」に向いている仕事です。
雇用されて働く場合、月収は平均15万円程度と低い傾向にありますが、飼い主さんの信頼が厚い家庭犬訓練士は独立して月収を増やすことも可能になります。
家庭犬の訓練を行う仕事に関する資格はすべて民間資格ですが、
- JKC公認訓練士
- JAHA認定家庭犬しつけインストラクター
などが有名です。
通信講座も含めると犬にしつけに関する資格は多いですが、将来的に独立開業したい場合は「動物取扱業」の届出のため、優先して取得すべき資格は限られます。
通信講座の場合は5万円程度、短期間の受講で終えることが可能なものもある一方で、本格的に犬のしつけやケアの仕方を学ぶ専門学校や養成所では、年間100万円以上、卒業までに最短でも半年~2年程度は必要となるため、将来どのように仕事をしたいかを考えて学びましょう。
ハンドラー
「探知犬ハンドラー」とは、空港や港、国際郵便局を中心に、検疫の分野で活躍する犬を育てる仕事です。
探知犬には、
- 肉や加工肉、果物などの持ち込みを防ぐ「動植物検疫探知犬」
- 麻薬類の密輸入を防ぐ「麻薬探知犬」
がおり、日本国内の感染症の流行防止や犯罪の阻止に役立つ責任ある仕事を担うため、訓練をするハンドラーは匂いの嗅ぎ分けを教えたり、担当犬の健康管理を行うことが重要な役割となります。
このような探知犬としての役割を犬に丁寧に教えるには約4ヶ月の時間が必要なため、根気強く、体力がある人に向いています。
また、ハンドラーとなるためには、大学や専門学校で犬や畜産・獣医学系の専門的な知識を学ぶことが必要で、農林水産省所属の探知犬ハンドラーの場合は国家公務員採用試験相当の試験に合格することが必須となるなど、まさに狭き門です。
数は少ないですが民間企業でもハンドラーの求人があり、平均月収は17~18万円程度、年収400万円程度が目安となります。
盲導犬訓練士
目が見えない・見えにくい人のガイドドッグとして活躍する盲導犬を育てるのが「盲導犬訓練士」です。
盲導犬訓練士の仕事は犬のトレーニングだけでなく、いずれは「盲導犬歩行指導員」として人に歩行技術を伝えたり、盲導犬との暮らしに関するアドバイスも行うなど幅広い役割が求められるため、視覚障がい者に関する知識や人とのコミュニケーション能力も必要になります。
盲導犬訓練士の資格は国家資格ではなく、国家公安委員会によって認定された盲導犬育成団体が認定しているものです。
そのため、盲導犬訓練士になるには、盲導犬協会に就職した上で研修生として1年以上をかけて学び、試験に合格してからさらに経験を積む必要がありますが、求人募集は欠員が出た時のみのため、事前に専門学校や盲導犬訓練士学校、大学などで犬の訓練や社会福祉について学んでおくことが就職の糸口になるでしょう。
盲導犬訓練士の仕事は、月給平均16~18万円と高いとは言えませんが、視覚障がい者と盲導犬を支えるなくてはならない仕事でもあります。
身体障がい者補助犬訓練士
障がい者を支える犬には、盲導犬の他にも
- 聴覚障がい者をサポートする「聴導犬」
- 肢体不自由者をサポートする「介助犬」
がいます。
聴導犬は、耳の不自由な人が聞こえない音を体にタッチするといった行動を通して伝え、介助犬は人の手足となって物を拾う、持ってくる、スイッチを押すといったさまざまな動作を手伝います。
聴導犬や介助犬の育成の仕事をしている場所はかなり少なく、訓練士になるための研修生の募集も不定期で、犬のしつけや介護福祉士・理学療法士・作業療法士といった社会福祉系の資格を取得している人などが採用される可能性が高まります。
また、各団体によって、月収17万円程度からの給料が発生する訓練士研修生としての雇用や、生徒として約1年間学べるコースの提供などもあります。
警察犬訓練士
警察犬には、
- 各都道府県が管轄する警察が直接管理している「直轄警察犬」
- 民間の訓練所で管理されて依頼を受けた時に出動する「嘱託警察犬」
の2タイプがあります。
「警察犬訓練士」として直轄警察犬を扱う場合は、警察官となるための採用試験を受け、鑑識課に配属されなければいけません。
嘱託警察犬を扱う場合は、警察犬試験を突破できる犬を訓練している民間の警察犬訓練所に就職します。
この場合は、日本警察犬協会が認定する「公認訓練士」という民間資格の取得を目指すのが一般的です。
見習い警察犬訓練士は、住み込みや寮に入って生活しながら犬の訓練の仕事を行うことが多く、毎月の給料は10万円未満であることも多いようです。
早朝から夜遅くまで犬と向き合うハードな仕事であり、警察犬訓練士としてひとり立ちするまでに数年かかるため、体力・気力のある人に向いています。
しかし、警察犬を育てる中で、犬が成長して犯罪の抑止や解決に役立って活躍する姿を見ると、大きなやりがいを感じる仕事でもあります。
ドッグカフェ
犬連れのお客さんを迎える「ドッグカフェ」も、犬好きなら外せないお仕事です。
アルバイト店員として応募するなら、手っ取り早く犬と関わる仕事に就けるでしょう。時給は900円~1000円程度が目安となります。
ドッグランやペットサロン、ペット雑貨販売などを併設するドッグカフェも増えているため、トリマーの資格や犬の商品販売・管理に関する知識があると役立ちますが、必須ではありません。
正社員の求人は少ないため、独立開業を目指すのであれば、基本的なペットの知識やペットビジネス専門の資格の他に、「食品衛生責任者」の資格を取得することをおすすめします。
専門学校の中には、ドッグカフェの経営を目指す人に向けたコースを展開しているところもあるため、自分のお店を持ちたい人は進学も1つの手段です。
ドッグカフェはさまざまな犬や飼い主さんの憩いの場となるため、笑顔で明るく接客ができる人にぴったりな仕事です。
また、飼い主さん向けのイベントを開催しているドッグカフェもあるため、犬のしつけや健康管理に関わる知識があれば、スタッフとしての活躍の幅が広がる可能性もあります。
ブリーダー
「ブリーダー」は、犬を繁殖させて販売する仕事です。健康な犬を繁殖・飼育するためには、知識や環境が求められます。
中でも近年問題となっている遺伝性の病気や、犬種ごとの特徴に関する知識がかなり必要になります。
また、飼い主さん候補への飼育に関するアドバイスや購入後の暮らしのフォローアップも、ブリーダーの大切な仕事です。
ドッグブリーダーは、家庭犬の繁殖だけでなく、ドッグショーに出陳する犬の繁殖をメインにしているケースなどいろいろですが、時間と手間をかけて行うと経費もかかる仕事のため、年収として換算すると300万円前後が多いようです。
なお、ドッグブリーダーとして生体の販売を行うためには、都道府県や政令指定都市に「第一種動物取扱業」の届け出を行い、また事業所ごとに専属常勤の「動物取扱責任者」を必ず配属しなくてはなりません。
事業主本人が動物取扱責任者を兼務することが可能ですが、動物取扱責任者となるためには、「半年以上の実務経験」「指定された学校の卒業」「指定された資格の取得」のいずれかをクリアしておく必要があります。
動物看護師
動物病院で働く「動物看護師」も、犬に関わる大切な仕事です。
ペットの健康をサポートする重要な役割があるため、病気の看護はもちろん、栄養管理やしつけ、高齢動物の介護といった多くの専門的知識や技術が求められます。
これまでは資格がなくても動物病院で働くことは可能でしたが、2022年5月から「愛玩動物看護師」という国家資格が誕生することにより、獣医師のみが行ってきた採血や投薬といったサポートが可能になりました。
この流れによって、今後は採用の面で要資格者が求められることが予想されます。
また、現在は平均月収15~25万程度とされる動物看護師の給料も、国家資格が浸透するにつれて、資格保持者と未保持者では資格手当の有無が発生する可能性もあります。
動物病院は犬をはじめとする動物の生死に関わるため、責任感があり、犬の病気について日々勉強する意欲が持てる人に向いた仕事です。
そして、飼い主さんと獣医師の架け橋となって、コミュニケーションを潤滑にする役割もある職種のため、人との会話を楽しめる人にはやりがいのある仕事になるでしょう。
獣医師
「獣医師」は動物の健康と命を守る仕事です。
働き先は動物病院ばかりではなく、動物園・水族館の展示動物や家畜の健康管理、食品衛生を担う公務員や一般企業などさまざまです。
獣医師になるには大学の獣医学部にて6年間専攻し、さらに獣医師の国家試験を突破しなければなりません。国立大の獣医学部の6年間の学費は約350万円、私立大学の獣医学部では1000万円以上かかります。
一般的な動物病院の獣医師は、犬の病気の治療だけでなく、人と共通する感染症を防いだり、飼い主さんとのコミュニケーションを通して暮らしのアドバイスをする仕事も行います。
昔はすべての病気を1人の獣医師がみるスタイルが当然でしたが、最近は獣医師の得意分野に合わせた専門科ごとの診療も増えてきているのが現状です。
初任給は月額27万円前後、年収が300~350万円程度から始まり、勤務医でも動物病院の規模や、獣医師として経験・専門スキルに合わせて徐々に上がる傾向にあります。しかし、一定の段階で給料の上昇度合いが止まることや、より自由な診療形式を求めて、独立して開業する獣医師も多くいます。
働き方や仕事の分野が多様なこともあり、人生をかけて動物に関わりたい人材が求められています。
飼育員
「飼育員」も「獣医師」同様に、多岐にわたる現場で活躍する仕事です。
大きな職場は動物園や水族館があり、さまざまな動物の飼育や健康管理、トレーニングに携わります。
動物園や水族館は、絶滅の危機に直面している動物の遺伝子の多様性を保ったり、人間との共生を考える研究施設としての面もあるため、地球上の生き物の命を守る大切な場所の1つです。
動物園やサファリパークの中には触れ合いゾーンに犬がいる施設もあるため、犬も含めたいろいろな動物と接することができる仕事をしたい人におすすめです。
飼育員の採用基準は各施設ごとに異なりますが、有名な施設であれば専門学校の卒業歴や獣医師資格、動物の健康管理に関する民間資格が求められることが多いでしょう。また、公立の施設の場合は地方公務員試験を突破して採用されることが必須です。
さまざまな動物と触れ合える魅力はありますが、急な病気や出産などの命に関わる場面にも向き合わなければならず、平均年収も240~300万円程度と高い水準とは言えません。
動物に多くの愛情を注げる人、精神と体力に長けている人が業界から求められています。
ペット栄養管理士
「ペット栄養管理士」は、日本ペット栄養学会が認定する資格を取得した人を指し、ペットの栄養に関する知識を広めたり、飼い主さんへの指導を行い、犬や猫をはじめとした動物の健康を守る仕事をしています。
現在はペット栄養管理士の資格のみで活動している人は少なく、動物病院やペットホテル、ペットショップやトリミングサロンなど、動物関連の仕事の現場で役立てている人が多い資格です。
ペットフードへの関心は年々高まっており、犬や猫の年齢や体質に合った食事の選び方や、健康を守る上で必要な栄養素の基本知識を得られるため、仕事で出会う飼い主さんからペットの食事に関わる相談を持ちかけられた時に活躍できるでしょう。
資格取得には、A・B・Cの3つの講習会を受けた上で、認定試験に合格する必要があり、講習会、認定試験の受験料、登録手数料、学会の会員費などを合わせて約5万円が必要です。
動物関連の仕事をしている人であれば、栄養管理の知識を深めることで現在の仕事の収入をアップさせたり、飼い主さん向けのイベント・教室の開催につなげることができる可能性もあります。
アニマルセラピスト
「アニマルセラピスト」は、医療や福祉の現場でセラピー犬などと共に活動を行う人のことを指します。
動物との触れ合いを通して人々を癒やす活動をメインとし、仕事ではなくボランティアで行う団体も多いです。そのため、アニマルセラピストとして収入を得るよりは、別の仕事を本職にして、そちらで生活のための収入を得ることが一般的です。
中には、自分自身が勤務する福祉施設のサービスの一環として、アニマルセラピー活動を行っている人もいます。
日本国内ではまだまだ認知度が低く、仕事として活動する機会は少ないですが、セラピー犬のニーズは高まっています。
犬に関わる仕事をしながらセラピー活動を行う場合は、
- 獣医師
- 動物看護師
- ドッグトレーナー
- トリマー
などの資格と併せて「アニマルセラピスト」の民間資格の取得を行い、活躍の場を広げることがおすすめですが、活動をするにあたって必ず必要な進学先や資格はありません。
セラピー犬と仕事をしたい場合は、動物介在活動を積極的に行っている団体に参加し、医療・福祉施設や教育現場を訪問することが近道となります。
動物プロダクション
「動物プロダクション」のスタッフは、テレビや雑誌、イベントなどに出演する動物のトレーニングや健康管理、スケジュールの調整といった仕事を行っています。
映像作品作りや企業のPR活動で活躍する動物プロダクションの生き物には犬もおり、撮影現場で上手な演技ができるよう教えたり、出番の時に動物の体調が万全となるよう整えるのも大事な仕事です。
担当する犬や動物が楽しそうな様子でいきいきと仕事をしてくれることが、動物プロダクションのスタッフにとっては大きなやりがいとなります。
スタッフの平均月収は18万円~35万円程度とも言われていますが、企業によって大きく異なるようです。企業によってはアルバイトとしての募集もあり、時給は1000円程度からが目安となります。
就職するにあたって必須の資格や経験はありませんが、トレーニングや健康管理、幅広い動物に関する知識を持っている人におすすめできる仕事です。犬や動物が教えたことができるようになるまで根気強く、冷静に向き合える人が向いているでしょう。
まとめ
犬に関わる仕事は幅広いジャンルがあり、身近な職場から命に関わる現場まで幅広くあることをお伝えしました。
今後さらなるペットブームによって、需要の高まりが見込まれています。
今回ご紹介した職業の中から、興味がある分野をまずは選んでみてください。