犬好きに向いている10個の仕事
犬好きの人であれば、大好きな犬と関わる仕事に魅力を感じるものでしょう。
犬に関する仕事には、犬と一緒に過ごすものから、犬をケアするものまで幅広いジャンルがあります。
最近はペットブームにつき、犬に関する仕事へのニーズも大変増えていますね。
資格がなくても携われる仕事もありますが、想像以上に高度な知識や技術が求められる場合が多いです。
動物に関する仕事は、大切な命を預かり守る気持ちがある人でないと厳しい面があります。
ここでは、犬好きに向いている10個の仕事を種類別に解説いたします。
「犬が好き」という気持ちだけでは厳しい仕事もあるため、将来について悩む方はじっくり検討する機会にしてください。
1.トリマー
犬好きの方に大人気な仕事に「トリマー」があります。
トリミングサロンやペットショップに勤務をしながらペットのシャンプー・カットがメインの仕事となります。定期的に利用する飼い主さんも多いですね。
最近では「ペットエステティシャン」と呼ぶこともあり、ペットの美容エステサービスを行うお店も増えています。
トリマーは通信講座や専門学校で比較的簡単に取得することが可能で、自宅で独立開業を目指したい方に人気です。
2.ペットシッター
自宅や飼い主さんの自宅、またはペットホテルで犬を預かる仕事が「ペットシッター」です。散歩や身の回りの世話全般が仕事となります。
資格がなくても働くことは可能ですが、大切な命を預かるお仕事なので専門的な知識を事前に学んでおくことが必須です。
ペットシッターを目指す方は次のような資格を取得し、事前に専門知識を身に着けておくと良いでしょう。
- 認定ペットシッター
- ペットシッター士
- 愛玩動物飼養管理士
- JKC愛犬飼育管理士
- 家庭動物管理士
幅広い資格を取得することで、基本的なしつけからペットの健康管理に関する知識、経営学まで身につけることができます。
トリミングやマッサージなど、付加サービスを行うペットシッターの方が有利に活躍しやすいです。
3.ペットショップ
「ペットショップ」は、犬や猫などペット全般の販売に関わる仕事です。
接客にはペットの健康管理やペット用品への知識が求められます。
また、ペットトリミングやペットホテルを併設する店舗はそれぞれ資格が必要なケースも。
資格がなくても働ける店舗は実際のところ多いですが、それ以上の生き物を扱う仕事として向き合う姿勢が求められることも確かです。
4.ドッグトレーナー
「ドッグトレーナー」は、犬のしつけやトレーニングを教える仕事です。
一般家庭の犬から、プロとして活躍する犬までさまざまな種類のトレーナーがあります。
- 家庭犬訓練士
- ハンドラー
- 盲導犬訓練士
- 警察犬訓練士
「家庭犬訓練士」は、一般家庭の犬のしつけトレーニングに関わる仕事です。
「ハンドラー」は空港探知犬を、「盲導犬訓練士」は盲導犬を、「警察犬訓練士」は警察犬または災害救助犬を育てる仕事です。
いずれも資格がなくても働けますが、経験や実績が顧客からの信頼につながります。
とくに犯罪に関わるドッグトレーナーであれば、国家認定の資格を取得すべきでしょう。
5.ドッグカフェ
犬連れのお客さんを迎える「ドッグカフェ」も、犬好きなら外せないお仕事です。
アルバイト店員として応募するなら、手っ取り早く犬と関わる仕事に就けるでしょう。
ドッグランやペットサロン、ペット雑貨販売などを併設するドッグカフェも増えています。
もし独立開業を目指すのであれば、基本的なペットの知識やペットビジネス専門の資格を取得することをおすすめします。
6.ブリーダー
「ブリーダー」は、犬を繁殖させて販売する仕事です。健康な犬を飼育するためには、知識や環境が求められます。
なお、ドッグブリーダーとして生体の販売を行うためには、都道府県や政令指定都市に『第一種動物取扱業』の届け出を行い、また事業所ごとに専属常勤の『動物取扱責任者』を必ず配属しなくてはなりません。
事業主本人が動物取扱責任者を兼務することが可能ですが、動物取扱責任者となるためには、「半年以上の実務経験」「指定された学校の卒業」「指定された資格の取得」のいずれかをクリアしておく必要があります。
7.動物看護師
動物病院で働く「動物看護師」も、犬に関わる大切な仕事です。
ペットの健康をサポートする重要な役割があるため、専門的知識や技術が求められます。
実はこれまでは資格がなくても動物病院で働くことは可能でした。
しかし、2022年5月から「愛玩動物看護師」という国家資格が誕生することにより、獣医師のみが行ってきた採血や投薬といったサポートが可能に。
この流れによって、今後は採用の面で要資格者が求められることが予想されます。
8.獣医師
「獣医師」は動物の健康と命を守る仕事です。
働き先は動物病院ばかりではなく、動物園や水族館などさまざまです。
獣医師になるには大学の獣医学部にて6年間専攻し、さらに獣医師の国家試験を突破しなければなりません。
人生をかけて動物に関わりたい人材が求められています。
9.飼育員
「飼育員」も「獣医師」同様に、多岐にわたる現場で活躍する仕事です。
大きな職場は動物園や水族館があり、さまざまな動物の飼育トレーニングに携わります。
飼育員の採用基準は各施設ごとに異なりますが、有名な施設であれば専門学校の卒業や資格が求められることが多いです。
さまざまな動物と触れ合える魅力はありますが、急な病気や出産などの命に関わる場面にも向き合わなければなりません。
動物に多くの愛情を注げる人、精神と体力に長けている人が業界から求められています。
10.アニマルセラピスト
「アニマルセラピスト」は、医療や福祉の現場でセラピードッグなどと共に活動を行う人のことを指します。
動物との触れ合いを通して人々を癒やす活動をメインとし、仕事ではなくボランティアで行う団体も多いです。
日本国内ではまだまだ認知度が低く、仕事として活動する機会は少ないですが、セラピードッグのニーズは高まっています。
トリマーやトレーナーと併せて資格取得を行い、活躍の場を広げることがおすすめです。
まとめ
犬に関わる仕事は幅広いジャンルがあり、身近な職場から命に関わる現場まで幅広くあることをお伝えしました。
今後さらなるペットブームによって、需要の高まりが見込まれています。
今回ご紹介した職業の中から、興味がある分野をまずは選んでみてください。