犬が嫌いがちな『4つの場所』 それぞれの原因と克服するための方法

犬が嫌いがちな『4つの場所』 それぞれの原因と克服するための方法

愛犬に「ここは苦手!」という決まった場所はありますか。犬が嫌うことの多い場所には、それぞれ理由があります。今回は犬が嫌いがちな場所とその原因、さらに克服法をご紹介します!

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️原因は何?犬が嫌いがちな『4つの場所』

怯えたように伏せる犬

皆さんの愛犬には『苦手な場所』はありますか。「うちの子、なぜかここに行こうとすると嫌がる」「ここに行くと立たなくなる」といった変化に飼い主さんは疑問を持つこともあるかもしれません。しかし、犬たちにとって苦手な場所には原因があります。

1.交通量の多い道路

犬によっては車や自転車、バイクなどが行き交う交通量の多い道路の近くを通ると、嫌がって歩かなくなったり、怯えたような様子を見せたりするという犬も少なくありません。

そもそも犬は機械的な音や聞きなれない音、そして騒々しい音に対して苦手意識を感じる子が多いです。自然界にはない音や騒々しい音は、もともと警戒心の強い犬たちにより恐怖や不安を与えやすいからと考えられています。

したがって交通量の多い道路は、車やバイクなど人工的で騒々しい音が聞こえる上、すごいスピードで横を走り去っていくため、犬に恐怖を与えてしまうのです。

2.大きな音が聞こえる場所

踏切

先ほどお話しした通り、犬は突然の大きな音や騒々しい音、そして人工的な音が苦手です。そのため、踏切の警報音や電車が走行する音、そして工事現場で重機を稼働させる音などは大の苦手です。

よく「散歩中に工事現場の近くを通ろうとしたら、歩かなくなってしまい困った」という声を聞きますが、それは得体の知れない重機や大勢の人たちが恐ろしく大きな人工音を出しているからです。

また、臆病な子や警戒心が強い子は、近くに踏切や工事現場がなくても「遠くから聞こえる」「家の外から聞こえる」というだけで不安になってしまうこともあるほどです。

3.安定して歩けない場所

犬にとって足場が安定しない場所は「危険なところ」と警戒センサーが働く場所でもあります。グラグラと揺れたり、狭い穴に足がスポッと入りそうになったりする場所は「怖いな」「不安だな」と感じてしまいます。

例えば、散歩中によく見かける排水溝の網目などは、犬の不安を煽ることが多いです。よく観察してみるとその場所を意図的に避けていたり、その場所の上を歩くときは少しビクビクした様子を見せたりしている子が多いです。

安定して歩けない場所は、基本的に犬の足腰に負担をかける恐れもあるため、なるべく飼い主として避けてあげるのが無難です。

4.高い場所

台の上でカットされる犬

高所恐怖症という言葉がありますが、高い場所は犬も怖い場所として認識する傾向にあるようです。そのため、中には立った状態での抱っこを嫌がる犬もいるほどです。

他にもトリミングサロンや病院の施術台の上、歩道橋の上などを怖がる犬も少なくありません。トリミングサロンでカットを嫌がって嫌がっていると思ったら、実は高い台の上が嫌で暴れていた、という話もあります。

また、飼い主が良かれと思って行っている「高い高い」という遊びですが、これも犬を怖がらせている可能性が非常に高いです。また、「高い高い」の体勢は、犬の体に負担をかけやすい姿勢となるため、やめてあげましょう。

️苦手な場所を克服するための方法は?

驚く犬

このように、犬には苦手な場所があることが多いです。苦手な場所を避けて生活できるのであれば、ストレスの原因を減らすことができるので、それが一番良い方法と言えるでしょう。

しかし、散歩のルート上に苦手な場所が点在していたり、病院やトリミングサロンの台の上などはどうしても避けることができません。そのため、克服するための方法を見つける必要があります。

まだ1歳未満の子犬期である場合、この時期に多くの場所に連れて行き、警戒心を緩めてあげることで、成犬になってから苦手な場所に対する恐怖心を和らげてあげることが可能です。

すでに大きくなってしまっている場合は、飼い主が付き添い撫でてあげたり声をかけてあげたり、おやつを与えるなどして「怖くない場所」と少しずつ認識づけてあげることで克服するケースもあるようです。

ただし、やはり一度苦手意識を持ってしまうと、犬にとって克服するのは難しいと言われています。無理に克服させようとするのではなく、避けられる場所は避け、避けられない場所は無理のない範囲で少しずつ慣らしていきましょう。

️まとめ

歩道を散歩する犬

犬は大きな音が聞こえる場所や足元が安定しない場所、高い場所などを苦手とする傾向があります。避けられる場所はなるべく避けてあげて、避けられない場所に関しては無理せず少しずつ慣らしてあげましょう。

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