犬のご飯は毎日同じ時間に与えるべき?頻度や時間の目安を解説

犬のご飯は毎日同じ時間に与えるべき?頻度や時間の目安を解説

ドッグフードのパッケージには「成犬、老犬では1日2回。子犬は1日3~4回。決まった時間に適量を与えてください」などと記載があります。しかし、本当に毎日同じ時間に与える必要があるのでしょうか。今回は、犬のご飯の頻度や時間について紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

ライフステージから見る食事の頻度

コリーと女性

人は年を重ねるごとに年々食が細くなってきた、という方が多いです。小学生のころは毎回給食をお代わりしていたのになあ…。なんて、子供時代の食欲を懐かしむことも。年齢が上がって体が大きくなったのに、食欲は減っていくなんて不思議です。

しかし、それは体が成長しきった証拠であり、犬も同じことが言えます。すくすくと成長する子犬の時期、体の成長が整った成犬の時期、エネルギーの消費が少なくなる老犬の時期、それぞれのステージに合わせた食事回数があるので飼い主は把握しておきましょう。

子犬期における回数と時間

チワワ舌出す

1.回数

子犬は胃腸などの消化器系が未発達なので、一度にたくさんの量を与えると消化不良を起こします。人の幼児に少量ずつ何回もご飯、おやつをあげるのは、空腹を満たすのと同時に栄養素を確実に摂取させたいからです。

人と同じように子犬期の犬も、消化に良いご飯を何回かに分けて与える必要があります。生後6か月までの子犬では、1日に必要な量を3~5回に分けて与えるのが一般的です。

2.時間

食事の間隔を保つことは、子犬期において非常に大事です。子犬の仕事は、食べる、遊ぶ、寝るの3つ。これらのリズムを一定間隔に保つことにより生活リズムが整ってくので、ご飯を与える時間をある程度一定に決めた方が良いです。

運動をしてエネルギーを発散させ、お腹が空いてご飯を食べると、排泄にも繋がります。健康的なリズムをつけてあげることで、トイレトレーニングもスムーズになるから一石二鳥ですね。

成犬期における回数と時間

柴犬2頭

1.切り替えのタイミング

食事の回数を減らすというよりも、1日量を与える間隔をあけるといった意味合いので考えると良いでしょう。

小型犬では生後6カ月を過ぎたあたりから、徐々に食事の量が減ってくることが多いもの。「うちの子、もしかしてイヤイヤ期?ワガママで食べないのかな…」と、心配される方もいらっしゃいますが、それほど心配はありません。なぜなら、それは体がある程度成長しきった証拠だからです。

例えば人でも、中、高校生くらいの男子の食欲はすさまじいものがありますね。しかし
、成人を過ぎたあたりからはガツガツとした食欲は見られなくなります。犬においてもこれと同じく体ができてきたのだと理解し、食事の間隔、量を切り替えるタイミングとお考え下さい。

中型、大型犬の成長はゆるやかなので、成長しきるまでにはもっと月齢が必要です。個々に合わせたタイミングを考える必要があります。

2.回数と時間

成犬期では、1日に2回という食事スタイルを取る飼い主がほとんどです。体調や肥満に注意しながら、適量を与えるのが良いでしょう。中には、朝はあまり食べないので軽くし、夜に多めに与えるという方も。こうしたカスタマイズは、犬の様子をよく観察できている飼い主ならではの対処ですね。

また、「毎日必ず〇時にご飯」という縛りは、時に飼い主の負担になったり、ご飯の要求吠えにつながったりすることも。成犬期はわざと食事の時間を少しずらして与えて、時間の縛りの幅を広げていくことも必要です。その子の持つ個性やリズムに合わせ、ご家庭の食事の回数と時間をカスタマイズできると良いですね。

老犬期における回数と時間

ポメラニアン横向き

1.体調の変化

老犬期に大事なのは、なんといっても体調の変化を見逃さないことです。少しの体調の変化が大きな病気の兆候だということもあるので、日々の変化を見逃さないようにしてください。

例えば、「目が見えにくくなってきた」「耳が聞こえにくくなってきた」「排泄のコントロールができなくなってきた」など。

こうした老犬に見られる変化に加え、季節や気分に左右されることも多くなってきます。他にも下痢や便秘などを起こしやすくなるので、様々な体調不良と上手に付き合うためにも、まずは変化に気づくことが大事です。

2.回数と時間

「この頃あまりご飯を食べなくなったかも」「お腹を壊すことが増えたかも」という場合は、体のなかで何かの変化があったのかもしれません。動物病院での健康チェックを受けるとともに、食事の内容を見直し体調に合った回数と時間を探ってみてください。

老犬になり散歩に出たがらないことが増えたので、毎日のご飯をとても楽しみにしているという犬もいます。犬のハッピータイムは、その年齢ステージによって変わります。

もし、老犬期の愛犬にとってご飯の時間が何よりの幸福であれば、体調を見ながらご飯の回数を増やしても良いでしょう。しかし、1回当たりの量を減らし、1日のトータル量は増えないようにする必要があります。

まとめ

コーギーと時計

さて、いかがだったでしょうか。ご飯は必ずしも同じ時間にあげる必要はありません。人もゆとりをもって、犬の成長に合わせた調整が必要です。

私たちは、愛犬がおいしそうにご飯を食べる姿を見ると、とても幸せな気持ちになります。おいしそうに食べ、完食することは元気である証拠です。いつまでも健やかな毎日を送りたいですね。

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