犬は表情豊かな生き物
大好きな愛犬の「顔」は毎日のように見ていても決して飽きることはないはず。そして愛犬の表情の豊かさに驚かされることもありますよね。犬は人間のように声を上げて笑うことはありませんが、表情で気持ちを伝えてくれる時があります。
犬は感情も豊か
犬も人間と同じように感情豊かな生き物です。ボディランゲージや鳴き声で気持ちを伝えてくれる生き物ですが、表情からもその気持ちを読み取ることが出来ます。愛犬の気持ちを察してあげることができるとコミュニケーションにも役立ちますよね。
愛犬の表情を見て心理を確認するポイントは目、耳、口になります。表情と一緒に行動も確認すると更に理解度アップ!!愛犬がどんな時にどんな心理になっているのか探ってみましょう。
犬の『表情』で分かる心理6選!嬉しい時や寂しい時にする顔とは?
1.幸せ
犬が幸せを感じる瞬間というのは、飼い主さんからの愛情をしっかりと受け止めた時や、安心できる場所でのんびりとリラックスしながら飼い主さんに撫でてもらっている時などですよね。
大好きな飼い主さんとの愛情たっぷりなリラックスタイムには、幸せそうな表情をしているはず。口元は力が抜け少しだけ開きぎみ、口角も笑顔のように緩やかに後ろに引いています。目元は穏やかに細め、耳は後ろに引きつつ耳と耳の間隔が開いていることが多いでしょう。
2.楽しい
お散歩や遊んでいる最中などワクワクするような楽しい気持ちの時の表情は、目は大きく見開いてキラキラに輝いているはず。耳は前を向き、左右の耳の幅も狭くなっていることが多いよう。ニコニコの笑顔のように口角を上げ、弾むようにピョンピョンとジャンプすることもあるでしょう。
3.寂しい
愛犬の寂しがる表情は飼い主さんとしては切なさを感じてしまうものかもしれませんね。犬が寂しがるのはやはり「これからお留守番だ…」と察した時が多いはず。
寂しがっている時の犬の表情は口は固く閉じ、伏目がちになり耳が垂れてしまうことが多いよう。いつものハツラツとした表情とはまったく違う表情になるので、気づきやすいかもしれません。
寂しさのあまり吠えてしまったり、鼻を鳴らすような切ない鳴き声を上げることもあります。
4.不安
嫌いな人に会ってしまった時や苦手な動物病院などに連れていかれた時には、犬も不安を感じてしまうもの。そんな時はちゃんと困ったような不安な表情を見せます。
視線が定まらず瞳がキョロキョロと動き、苦手な対象の物とは目を合わせようとはしません。まばたきが増えることも多いようです。耳は前側に傾け口はしっかりと閉じていることが多くなります。
5.恐怖心
大きな音や動物病院など個体によって恐怖心を抱いてしまう対象は様々ですが、犬にも「怖い」という感情があります。
恐怖心を抱き怯えてしまった犬の表情は不安を感じている時と同じく、まばたきが多くなり視線を合わせてくれないことがあります。しかし逆のパターンもあり、まばたきが出来ず目を真ん丸にしていることもあるよう。
また、瞳をゆっくりと動かすのも恐怖心を抱いている時の特徴です。耳は後ろに倒れ口は閉じていることが多くなります。怯えている犬はシッポが垂れたり、股の下に入り込んでしまってることが多いので同時にチェックしてみましょう。
6.怒り
愛犬の怒っている時の表情は、飼い主さんとしてはあまり頻繁に見たいものではありませんよね。犬は恐怖を感じた時や大切にしている物を取られた時などに怒りの感情が沸くことがあります。
大きな音ひとつでも恐怖心から怯えてしまう個体もいれば、恐怖心が「怒り」の心理に変化してしまう個体もいるのです。
犬の怒りの表情は鼻にはシワを寄せ、口は軽く開き歯をむき出しにします。耳の間は左右に開き後ろ側に倒していることが多くなりますが、開いた耳が前側に向いた時は怒りの度合いが強くなります。目つきは鋭く瞳が光っていることが多いです。
まとめ
犬の心理を表情を見て理解するには、毎日愛犬の表情を観察することが大切になると思います。そのためには愛犬と過ごす時間をしっかりと作り、色々な経験をしてもらうことも重要です。
嬉しいことや楽しいことばかりではないかもしれませんが、様々な経験をすることで社会性も身に付いてきますし、色んな表情を見せてくれはず。表情から心理を理解できるようになれば愛犬との信頼関係も深いものになるはずです。