1.スキンシップやマッサージ
犬は、好きな人からなでられたりマッサージをされたりというようなスキンシップをとても喜びます。
実際、飼い主さんになでられるとうれしそうに仰向けになって体をくねらせたり、「もっとなでて♡」とばかりに飼い主さんの手に頭や体を押しつけたりする犬も多くいるでしょう。
もっともっと愛犬を喜ばせたいのであれば、なで方やなでる場所などをしっかりと考えてみることをおすすめします。
一般的に首元やわき腹、お尻などをなでられると喜ぶとされていますが、犬によってそれぞれ心地良いと感じる場所が異なります。
そのため、愛犬がどこをどのように触られると喜ぶかを、反応を見ながらぜひ探してみてください。
また、ただなでるだけでなく、耳の付け根や肩甲骨・腰・太もも・尻尾の付け根など、筋肉がよく使われて疲れやすい部分を優しくほぐすようにマッサージしてあげるのも効果的です。
本当に心地よいと感じていれば、犬は体の力を抜いて身を任せるようにしてくるでしょう。
2.こまめなアイコンタクトと声掛け
犬にとって信頼できる相手とのアイコンタクトは、幸せを感じるコミュニケーションのひとつです。
飼い主さんが忙しくてなかなかかまってもらえなくても、こまめに目が合ったりにっこり微笑みかけてもらえるだけで、寂しさを感じにくくなると考えられています。
犬は自分のことを見てもらえているとわかるだけで、満足感を感じるのです。
また、犬は飼い主さんなど信頼している人と目が合ったときに、脳内でオキシトシンが分泌されます。
これは「幸せホルモン」「愛情ホルモン」などと呼ばれるもので、これが分泌されると幸福感を感じることができるのです。
さらに、これは犬だけでなく人間にも同様の現象が起こるとされているので、ぜひ愛犬とたっぷりアイコンタクトを取ってみてくださいね。
3.ちょっとした行動をほめる
犬は元々、人間のパートナーとなって狩猟や牧羊・牧畜、護衛などさまざまな仕事をしてきた動物です。
そのため、ただ可愛がられるだけでなく、飼い主さん（パートナー）から行動をほめられたり認められたりすることに、喜びを感じます。
それこそが犬の行動のモチベーションであり、働くための原動力なのです。
自分の行動をほめられることに喜びを感じるのは、現代の家庭犬にも同じことが言えます。
しつけトレーニングも、これを利用することで進めていくことができるのです。
しかし、日常生活ではほめることを忘れてしまい、悪いことをしたときに叱るだけという対応をしている飼い主さんは少なくありません。
犬が「いたずらやトイレの粗相などをせず、大人しく寝ている」という状態を当たり前のものとしてしまし、ついついほめることを忘れてしまうのです。
そのように「いいこと」をしていても相手をしてもらえず、いたずらなど「悪いこと」をしたときに叱られるということがくり返されると、犬は「悪いこと」をして飼い主さんの注目を集めようとするようになってしまいます。
犬が部屋の中や散歩中に、望ましい行動を取っていたら、どうか放置せずにしっかりとほめてその行動を認めてあげてください。
そうすることでその行動が定着し、ますます「いいこと」をしようと頑張るようになりますよ。
4.一緒に全力で遊ぶ
犬は一緒に遊んでくれる人が大好きです。
元々遊ぶことや楽しいことが大好きな犬は、それを飼い主さんと共有することでより一層楽しいと感じ、喜ぶことでしょう。
おもちゃを買い与えて置いておくだけでなく、ぜひ一緒に全力で遊んであげてください。
そうすることでそのおもちゃの魅力は、何倍にもなります。
また、おもちゃ遊びだけでなく、散歩の楽しみを共有するために、歩きながらアイコンタクトを取ったり「楽しいね♪」と話しかけたりすることもおすすめです。
まとめ
犬は飼い主さんのことが大好きです。
そして、飼い主さんからの愛情を感じると、喜びを感じてさらに愛情を深めていきます。
スキンシップやアイコンタクト、ほめ言葉などをたっぷり使って大切な愛犬にしっかりと気持ちを伝えてあげてくださいね。
そして、一方的な愛情表現だけでなく、そのときの愛犬の様子や反応をきちんと確認し、本当に喜ぶ方法を探してみるようにしましょう。
