犬の留守番中にテレビや電気をつけておくメリット
ずっと同じ環境で過ごすことができる
テレビや電気をつけておくと、飼い主がいる時と同じ環境でお留守番することができます。
飼い主が出かけた後、急に静かになることもありませんし、急に暗くなることもありません。
帰宅が夜遅くなってしまった時、愛犬を真っ暗闇の中でお留守番させずに済むため、飼い主の気持ちも安心していられますよね。
防犯対策になる
テレビや電気をつけておくことは、空き巣に対する防犯として有効な対策です。
外出中、自宅でひとりお留守番をしている愛犬の安全も気になりますよね。
テレビや電気がついていることで犯行を断念する可能性が高いとされています。
しかし、十分な対策とは言えません。毎日のことであると、留守であることを知られてしまうことがあるからです。
今日は帰りが夜遅い時間になってしまいそうだ、という時に役立つのではないでしょうか。
犬の留守番中にテレビや電気をつけておくデメリット
快適な睡眠を妨げる
テレビや電気をつけておくと、快適な睡眠を妨げてしまうことがあります。
目を閉じて眠っていても脳が光を感知するため、良質な睡眠を取ることができなくなってしまうからです。
犬の睡眠時間の平均は12時間程度とされています。
退屈なお留守番を寝て過ごしたい犬にとっては、ありがた迷惑になってしまうことがあるかもしれません。
不安や恐怖心を与える
テレビや電気をつけておくと、犬に不安や恐怖心を与えてしまうことがあります。
例えば、テレビから苦手な音が聞こえてきた時です。
ドラマや映画の演出で突然大きな音が鳴った時、私たち人間もドキッとしますよね。
テレビに向かって吠えたり飛びかかったりすることがある犬の場合、苦手な音があるのかもしれません。
そして、いつもついているはずの電気が停電などによって突然消えてしまった時、不安や恐怖を感じる犬がいるかもしれません。普段とは違う急激な変化に慣れていないからです。
留守番する愛犬のためにしてあげたいこと
温度と湿度を管理する
お留守番中の室内は、犬に合わせて温度と湿度を管理すると、快適に安心して過ごすことができます。
温度は22℃くらい、湿度は60%くらいに保てるとよいとされていますが、愛犬の犬種や年齢や健康状態に合わせて調整してあげてください。
清潔なトイレを用意する
長時間のお留守番になると、トイレが排泄物でいっぱいになってしまうことがあります。
汚れていると排泄をしたがらず我慢してしまう犬もいますよね。
トイレを複数用意するなど、常に清潔なトイレで排泄ができるよう工夫してあげてください。
12時間以内に帰宅する
犬がお留守番していられる時間の限界は12時間とされています。
空腹を我慢することができる時間、退屈を我慢することができる時間、寂しさを我慢することができる時間の限界ということなのかもしれません。
外に出なければ排泄をすることができない犬にとっては、排泄を我慢することができる時間の限界とも言えるのではないでしょうか。
仕事の都合でお留守番をさせる時間が長いと分かっているのであれば、室内でのトイレトレーニングを徹底してあげましょう。
まとめ
犬の留守番中にテレビや電気をつけておくメリットとデメリットを解説しました。
とくに大きなメリットもなければ、問題視されるようなデメリットも考えられないのではないでしょうか。
愛犬が寂しがらないようにとテレビや電気をつけたままにされることがあるかもしれませんが、大好きな飼い主がいないということが寂しさの理由です。
なるべく早く帰宅することを最優先に考えた方がメリットが得られそうです。