犬からの好感度をチェックする項目
1.目が合うと微笑んでくれる
犬と目が合った時、微笑んでくれることがあります。その場合、犬からの好感度はかなり高いです。
目を細めたり、耳を横に倒したり、口角がキュッと上向きになるのが特徴的です。
相手に対して不愉快な気持ちを持っている場合、犬は目を合わそうとしません。
相手の存在には気づいていますし、視線も感じています。それでも目を合わそうとはしてくれません。
相手から犬と目を合わそうと近づいても、スッと目をそらされてしまいます。
犬と目が合い、さらに微笑んでくれた時は「好感度が高い」と捉えてよいでしょう。
2.顔を覗き込もうとする
犬は好感度の高い人の顔を覗き込もうとすることがあります。
その人の顔をしっかりと覚えたい、表情をしっかりと確認したいという気持ちがあるからです。
犬の視力は0.1~0.5程度しかありません。目の前にいる人の姿はシルエットのように見えているとされています。
そのため、グッと近づいて顔を覗き込まなければ顔も表情もハッキリと見ることができないのです。
好感度の高い人をにおいで覚えることもできますが、せっかくだから顔もしっかり覚えておきたいものですよね。
接する時は声や言葉だけではなく、表情からも気持ちを読み取ろうとするため、顔を覗き込もうとするのです。
3.服の上でくつろごうとする
好感度の高い人が脱ぎ捨てた服の上でくつろごうとすることがあります。
ソファーの上に畳んで置いておいても、その上に乗りたがります。
飼い主や家族以外の人の服なのであれば、かなり好感度が高い証拠です。
その人のにおいを気に入ったのでしょう。もしくは、自分のにおいを付けたいのかもしれません。
「安心できる人」「危険な人ではない」と犬から認識されているのです。
4.お見送りやお出迎えをしてくれない
飼い主のお見送りやお出迎えをしてくれないのは、安心度・信頼度・好感度の高さを表しています。
自分の時にだけしてくれないのは「嫌われているからなのではないか…」と、ショックを受ける必要はありません。
犬がお見送りやお出迎えをしてくれない場合は、次のようなことが考えられます。
あなたは、犬にお見送りをしてもらえなかったからといって、機嫌を悪くすることがない人です。
つまり、社交辞令のお見送りをする必要がないのです。
そして、犬のことを信頼しているため、お留守番させることにほとんど不安や心配がないはずです。
安全にお留守番できるように、環境づくりにもこだわりがあるのではないでしょうか。
犬も安心してお留守番することができるため、不安や恐怖に駆られることなく飼い主の帰宅を待つことができます。
そのため、「待ってたよー!」「寂しかったよー!」と大袈裟なお出迎えをする必要がないのです。
犬からの好感度だけではなく、安心度や信頼度も高い飼い主であると自信と持ってよいのではないでしょうか。
5.呼ばれるとすぐに駆け付ける
「おいで」や「〇〇ちゃん」と呼ばれてすぐに駆け付けるのは、その人への好感度の高さを表しています。
呼ばれて行くと良いことが起きると期待しているのです。
逆に、呼ばれて行くと悪いことが起きる、嫌なことをされると感じる人の呼びかけには駆けつけません。
耳をあちこちに向けて動かし、様子をうかがっていることは分かります。反応はするものの、その人のそばへは行きたくないのです。
- 呼ばれてすぐに駆けつけ、隣に来た:好感度「高」
- 呼ばれてすぐに駆けつけ、少し離れたところから見ている:好感度「中」
- 呼ばれていることに気づき、遠くから見ている好感度「弱」
- 呼ばれていることに気づいているけど、気づいていないふりをする:好感度「低」
このようにも考えることができると思います。
まとめ
犬からの好感度をチェックする項目を5つ解説しました。
- 目が合うと微笑んでくれる
- 顔を覗き込もうとする
- 服の上でくつろごうとする
- お見送りやお出迎えをしてくれない
- 呼ばれるとすぐに駆け付ける
犬は好感度の高い人を目の前にすると、自然と笑顔になるようです。
仕草・態度・行動だけではなく、犬の表情からも読み取ってみてください。
難易度の高いポーカーフェイスの犬もいるようです。とくに柴犬に多いのではないでしょうか。