️犬のトイレトレーニング方法に悩む飼い主は多い?
子犬の時期に教えなければいけないしつけの1つにトイレトレーニングがあります。生活する上で必要な訓練なので、飼い主も張り切ってトレーニングを進めようとすることでしょう。
しかし、スムーズにトイレトレーニングが進む犬もいれば、なかなかトレーニングに進歩が見られない子犬もいます。後者の場合、「どうしてトイレが上手くいかないんだろう」と悩む飼い主はとても多いです。
トイレトレーニングがうまくいかない原因として、環境が悪いことなどが挙げられますが、中でも飼い主の教え方に間違った方法が含まれているケースがとても多いです。
誤ったしつけは勘違いさせてしまい、逆効果となる恐れもあるので、正しいポイントを押さえてトレーニングを進めていきましょう。
️犬にしてはいけない『トイレトレーニング』4選
では、トイレトレーニングを進める中で、犬にしてはいけないトイレトレーニングのポイントに、どのようなしつけ方法があるのでしょうか。
1.失敗したからと叱りつける
犬がトイレを失敗してしまった時、つい「どうしてここでするの!」「ここはダメって言ったよね?」と言いたくなってしまう人も多いでしょう。
しかし失敗したからと叱りつけてしまうと、犬は「トイレを失敗したから叱られた」のではなく、「おしっこ(ウンチ)をしたから叱られた」と勘違いしてしまうことがあります。
すると、飼い主の前でトイレをしようとしなくなってしまい、なかなかスムーズに進めることができなくなってしまうのです。
2.粗相をしてしまった場所の臭いを嗅がせる
おしっこやウンチを失敗した際、その場所を指差して「ここにしたらダメだよね」と教えようとする飼い主がいます。しかし、言葉がわからない犬にとって、この方法は勘違いさせてしまい逆効果となる恐れがあります。
犬に「ここ」と指差しして見せてしまうと、犬は「ここを嗅ぐのかな」と勘違いしてしまいます。間違った場所にしてしまったおしっこの臭いを嗅ぐことで、そこがトイレだと勘違いさせてしまうケースは少なくありません。
犬はおしっこをした場所の臭いを覚えることで、トイレの場所を把握していきます。そのため、間違った場所の臭いを嗅がせることで勘違いをさせてしまうのです。
3.時間差で叱ったり褒めたりする
犬がトイレをした後、しばらく時間が経過してから叱ったり、あるいは褒めたりしていませんか。時間が経過してからアクションを起こしても、犬は排泄したことと褒められたことを結びつけることができません。
タイミングが悪いと、別の場所で粗相をしてしまったことに対して褒められているのだと勘違いし、そちらがトイレだと思ってしまうこともあります。トイレトレーニングの際は、排泄直後にアクションを起こすことが重要です。
4.トイレの失敗を笑顔で叱る
おしっこやウンチをトイレ以外の場所でしてしまった場合、怒鳴りつけるのは絶対NGです。しかし、だからと言って笑顔で「ダメでしょ〜」と諭してしまうと、笑顔を見た犬は「褒められた」と勘違いしてしまいます。
言葉がわからない犬にとって、飼い主の表情や声のトーンでポジティブな意味なのか、あるいはネガティブな意味なのかを判断します。そのため、笑顔は犬にとって「褒められた」「良いことを言われている」との認識となってしまうのです。
️トイレトレーニングを成功させるためのポイントは?
犬のトイレトレーニングを成功させるためには、犬に勘違いさせるようなしつけ方法はしないことが最重要です。また、犬がわかりやすいようにトレイトレーニングを進めていくことを心がけていきましょう。
- なるべく犬のトイレには一緒についていく
- 失敗しても怒鳴ったり長々と説教したりしない
- 失敗した時は黙々と片付けてリアクションは見せない
- 成功した時は排泄直後に褒めてあげる
- 成功した時にトイレの場所(おしっこの臭い)を嗅がせる
- トイレは寝床と一緒の場所に設置しない
犬がいつでもトイレに向かえるよう、トイレの場所までは障害物がないようにしておきましょう。また、トイレが安心して上手くできるようになるまでは、トイレの周りをサークルなどで囲ってあげるとわかりやすいです。
最初はトイレ自体を使わずトイレシートのみを数枚重ねるようにして設置し、少し広くトイレの場所を設けておくと成功しやすくなります。その後、徐々にトイレの範囲を狭めていき、本来の範囲で排泄ができるようにする方法もオススメです。
️まとめ
いかがでしたか。犬は言葉がわからない分、様々なポイントを押さえながらトイレトレーニングを進めていく必要があります。トイレに悩んでいる方は今回紹介したNG方法は避け、トイレトレーニングを成功させるためのポイントを取り入れてみてください。