犬に最適な『ドッグフードの量』はどのくらい?健康的な体を作るためのコツ

犬に最適な『ドッグフードの量』はどのくらい?健康的な体を作るためのコツ

犬の健康を守るために、「ドッグフードの量」はとても重要です。この記事では、その犬にとって本当に最適なドッグフードの量を把握するためのポイントを押さえておきたいと思います。

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パッケージの目安量は『理想体重』に合わせる

計量カップとドッグフード

みなさんは、愛犬にドッグフードを与えるときの量をどのように決めていますか?

おそらく、多くの飼い主さんは、ドッグフードのパッケージに記載されている「体重別の給餌目安量」を参考にしていると思います。

ドッグフードは種類が非常に多く、それぞれ栄養素やカロリーが異なるため、商品ごとに定められている目安量を参考にすることは正しいことです。

しかし、現時点での愛犬の体重と照らし合わせている場合、少し注意が必要です。

この給餌目安量は、その体重の犬が健康を維持するために適切な量になっています。

そのため、現時点で痩せすぎや太りすぎの犬の場合は、その体重に合わせて与えるとますます痩せてしまったり太ってしまったりしてしまいます。

まずは愛犬の犬種や体格から見た「理想的な体重」に合わせた量を与えることが大切です。

ただし、今現在間違った量を与えてしまっている場合、急激に量を増やしたり減らしたりすると、愛犬の体に負担がかかる可能性があります。

1~2週間かけて、少しずつ適量に近づけるようにしてください。

ライフステージや活動量に合わせて量を決める

アジリティをしているパピヨン

ドッグフードは体重を目安に与える量を決めることが多いと思いますが、それだけでなく、その犬の生活に合わせた量を与えることも必要です。

具体的には、年齢や運動量、妊娠・授乳期・病中病後などの特殊な状況にあるかなどを考慮して、ドッグフードの量を調整するようにしましょう。

体が急激に成長する子犬期と筋力も活動量も多い成犬期、体力が低下するシニア期では、1日に必要とされる栄養素やカロリーが大きく異なります。

そのため、多くのドッグフードは「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」などと年齢別に商品が展開されていると思います。

さらに、同じ年齢でも室内犬であまり散歩に出ない犬と、ドッグスポーツに励んでいて激しい運動を行っている犬では消費カロリーが異なりますよね。

消費カロリーの異なる犬に同じ量の食事を与えると、どちらかが痩せたり太ったりしてしまうことになります。

それと同様に、太りやすくなるとされている避妊手術後や、多くの栄養を必要とする妊娠・授乳中などもドッグフードの量をしっかりと調整しなければなりません。

体重や体型を見ながら量を調整することが大切

体重計とMダックス

与えるドッグフードの量は、愛犬の体重やライフステージに合わせて決めることが必要です。

その上で、日々の生活の中で愛犬の体重や体型に変化がないか、確認をしながら必要に応じて食事量を調整することも大切です。

ドッグフードのパッケージに記載されている目安量はあくまで目安にすぎません。

また、それぞれの犬の体質によって基礎代謝や消化能力が異なるため、与えながら調整していくことが必要になるのです。

1ヶ月に1度程度体重を測って確認したり、こまめに体を直接触って体型の変化をチェックしたりしてください。

背中やわき腹部分に触れて軽く力を入れたとき、うっすらとした脂肪を感じながらも、背骨や肋骨の存在を手の感覚で確認できる程度の肉付きがベストだとされています。

骨がゴツゴツと浮いて見えるほどでは痩せすぎていますし、触っても骨がどこにわからないほどでは太りすぎています。

また、犬が四つ足で立っている状態を真上から見たときに、「腰のあたりがややくびれているかどうか」も体型チェックのポイントです。

肋骨が横に張り出して見えるほど腰がくびれすぎていたら痩せすぎ、くびれがなくまっすぐな寸胴状態では太りすぎです。

これらについては、環境省などでもガイドラインとして提示されている「犬のボディコンディションスコア」を見るとわかりやすいので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

ドッグフードを待つ犬

ドッグフードは総合栄養食であり、犬にとって必要な栄養とカロリーを手軽に摂取することができる優れものです。

しかし、その種類はもちろん、与える量によっては健康を害してしまう恐れもあるということも忘れずにいてください。

大切な愛犬の健康を守り少しでも長生きしてもらえるように、日々愛犬の体型や健康状態をチェックしながら、「愛犬にとって本当に適切な食事」を意識しましょう。

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