初心者がやりがちなNG行為3選
初めて犬を飼うと、かわいくてすぐにお散歩に行きたくなるでしょう。しかし、実はNG行為なのです。
今回は子犬を飼い始めた人のために、初めて飼う方が知らずにやってしまいがちなNG行為を3つ紹介します。
1.すぐにお散歩に行きたい
犬を飼うことが決まったなら、一緒にお散歩に行くシーンを誰しも思い描くものです。でも、ちょっと待って。
お散歩の前に準備が必要です。まずは感染症予防のための混合ワクチンが済んでいるかを確認しましょう。混合ワクチン接種が完了していないうちのお散歩はNG。
しかし、最近では感染症に注意しながらも社会化をスタートさせる「抱っこ散歩」を勧める獣医さんやトレーナーさんが多いです。
生後3週齢から〜12週齢は「社会化期」と呼ばれる大事な時期なので、色々な人や他の犬、車、自転車などに慣らしていく必要があります。
抱っこ散歩で慣らしながら、室内でリードを付ける練習と呼び戻しをセットで教えると、お散歩デビューがスムーズですよ。
2.一緒にベッドで寝たい
犬と一緒のベッドで眠ること。これは至福の瞬間のように想像しがちですが、リスクがあるのでNGです。子犬は高さがわからないため、ベッドから転落する可能性があります。転落すれば、ねんざや骨折、頭を打つなどのダメージを与えてしまうことになりかねません。
また、犬の数十倍の体重を持つ人が寝返りを打ったり、足を方向転換させたりするため子犬を押しつぶしてしまう事故も考えられます。
子犬と一緒に寝るのはリスクがあるので、避けたほうがよいです。
最初のうちはさみしさから子犬の夜鳴きが聞こえるかもしれませんが、子犬の安全のためにも耐えてください。
寝るときはケージにはぬいぐるみや飼い主の匂いのついた毛布などを入れると、子犬も安心するのでおすすめです。また、冷える夜はペットヒーターを入れるなどし、体温が奪われないようにしっかりと保温をしましょう。
3.最初が肝心!?
きちんとしつけをしなくちゃ。と思いすぎるあまり、子犬が家に来た直後からさっそくしつけをスタートさせる方がいます。しかし、子犬は見知らぬ家に来たばかり。匂い、声、足裏の感覚もまるで初めてのことだらけですから、まずは慣れさせなくてはいけません。
しつけやトレーニングよりも先に子犬に伝えたい大切なこと。それは、安心と温もりです。「この場所は安全で怖くないから大丈夫だよ」「私たちがあなたを守るから心配しないでね」と、子犬の心を和らげてあげることが何より大事な最初の一歩です。
世の中にはかまわないほうが賢く育つと、初日から一週間は子犬をサークルに入れっぱなしにする人もいます。しかし、生後数週間で母犬や兄弟と別れた幼い犬が、見知らぬ場所に連れてこられてサークルにポツンといる状態です。孤独やさみしさから、犬が心を閉ざしてしまうかもしれません。
また、人と信頼関係を築きにくくなり、問題行動に転じる可能性もあります。最初が肝心とばかりに早々にしつけをスタートするのはNGと言えるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。犬を初めて飼う人がやりがちな『NG行為』3選をお伝えしてきました。
誰でも最初は初心者です。今ではベテラン飼い主という方も、同じようなNG経験があるかもしれません。正しい知識を身につけて、子犬育てを楽しみましょう。