犬と電車に乗る時にしてはいけないNG行為
1.顔を出す
犬を電車に乗せる時、ケースの中から犬が顔を出す行為はNGです。
キャリーバッグ・クレート・ケージなどに必ず入れなければなりません。
そして、次のようなルールが設けられています。
- 縦横高さの合計が90㎝程度であること
- 長さが70㎝以内であること
- ケースと犬を合わせた重さが10㎏以内であること
- 自立する形状のケースであること
スリングは基本的にはNGです。
犬が顔を出さないようにすることができる場合でも、犬の形状がむき出しになるためNGとされています。
ケージの場合、隙間から犬が鼻や手を出せるような状況はNGです。
カバーをかけるなど対策をするとOKである可能性があります。
ペットカートは基本的にNGです。
犬が顔を出さないようにすることができる場合でも、サイズや重量でNGになるでしょう。
2.鳴き声を上げる
犬を電車に乗せる時、犬が鳴き声を上げる行為はNGです。
「ワンワン!」と吠えることはないかもしれませんが、「クン…」と鳴き声を上げただけでも不快に感じる人がいます。
不慣れな環境や見知らぬ人の気配に不安で鳴くかもしれません。ケースから出してほしくて鳴くかもしれません。
ガムなどの長時間噛んでいられるおやつを与える、朝にたっぷり運動をさせて心地よい疲れを与えておくなど対処するとよいのではないでしょうか。
3.不潔な状態で乗せる
犬を不潔な状態で電車に乗せるのはNG行為です。
飼い主が愛犬を不潔に感じることはないかもしれません。しかし、他人は犬独特な体臭を感じるだけで不快に感じることがあります。
お尻周りに排泄物が付着していませんか?前日までにシャンプーをして清潔にしておきましょう。
歯周病による口臭はきつくありませんか?普段から歯のケアを怠らないようにしましょう。歯周病や歯石や口臭を前日までに対処することは難しいです。
4.膝の上に抱っこする
犬を電車に乗せる時、膝の上に抱っこするのはNG行為です。
いつまでも鳴き止んでくれない愛犬を抱っこしてしまう飼い主が実際にいるようです。
確かに飼い主に抱っこされた方が安心して鳴き止む犬がいると思います。
しかしそれではルールに違反してしまいますし、必ず注意を受けます。
「鳴き止むまで…」とお願いしてもOKされることはないでしょう。
5.空いている席にケースを置く
犬を電車に乗せる時、犬の入ったケースを空いている席に置くのはNG行為です。
飼い主の足元の床に置く、飼い主の膝の上に置くのが基本です。隣の席が空いていたとしてもケースを置いてはいけません。
その席は人が座ることを前提としています。
バッグなど荷物を一時的に置くことはあるかもしれませんが、その荷物でさえ空いている席に置くと冷ややかな目で見られることがあるものですよね。
犬が入ったケースを席に置いた場合、「汚い」と不快に感じる人がいます。
ブランケットやマットを敷いてからならいいかな…という安易な考えもNGです。
6.他人に犬を触らせる
犬を電車に乗せる時、他人に犬を触らせる行為はNGです。
ケースに入った犬の存在に気づき、声をかけてくれる人がいらっしゃるでしょう。しかし、ケースの扉は絶対に開けてはいけません。
犬が顔を出さないとしてもNGです。
電車を降りるまで、車内やホームでケースを開けてはなりません。周りから見ると不快な行為です。
犬を電車に乗せる時に必ず守るべきルール
基本的なルールは先にお伝えしましたが、利用する鉄道会社によってルールに違いがあります。
事前にホームページで確認する、電話で問い合わせて確認するなどしておきましょう。
絶対に守ってほしいのは「犬をケースから出さないこと」です。
愛犬が被害者になってしまう恐れもあります。膝の上でジッとしていられる静かな犬でもNGな行為です。
まとめ
犬と電車に乗る時にしてはいけないNG行為を6つ解説しました。
- 顔を出す
- 鳴き声を上げる
- 不潔な状態で乗せる
- 膝の上に抱っこする
- 空いている席にケースを置く
- 他人に犬を触らせる
乗客の中には、犬が苦手な人・犬に恐怖心のある人・犬アレルギーを持つ人がいるということを忘れないでください。
愛犬と一緒に電車に乗る必要がある時は、事前の情報収集や確認をしっかり行うようにしましょう。
鉄道会社に直接問い合わせておくと、NG行為をせずに利用できるはずです。
愛犬とのおでかけ情報メディア おでかけわんこ部様でも『犬は電車に乗れる?乗車方法や注意点・おすすめグッズも紹介!旅行のときに乗りたい新幹線についても調べてみた!』にて、 愛犬との電車や新幹線での移動についての注意点やおすすめなグッズを紹介していますので、ぜひこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。