犬に最低限のしつけは必要
1.愛犬を守るためにしつけは大切
新しい家族として犬を迎え入れるまでの時間はワクワクするような素敵なひと時ですよね。いざ迎え入れたら飼い主さんが頑張らなければいけないのが「しつけ」になります。
犬は種族が違う生き物である上に、人間とは多くのことに関する概念も違います。そして、なによりも言葉の通じない犬に多くのことを学んでもらうのはなかなか大変なこと。
しかし、犬が人間社会で安全にそして幸せに暮らしていくためには最低限のしつけは絶対に必要になります。なかでも重要性が高いと言われているのが「呼び戻し」になります。
2.「呼び戻し」とは?
「呼び戻し」とは名前の通り、愛犬を呼んで飼い主さんの元へ戻すこと。使用するコマンドは「おいで」「こい」「カム」などを使用しますが、飼い主さんご一家は家族全員で統一したコマンドを使うようにしましょう。
コマンドを使用したしつけの中では難易度の高いものとなりますが、犬のしつけの中では重要性の高いものとなりますので、焦ることなくしっかりと愛犬に覚えてもらいましょう。
犬に『呼び戻し』を教えることの重要性3つ!様々なリスクが大幅に減るメリット
犬に「呼び戻し」を教えることの重要性は主に犬の安全を守れることにあります。日常生活のなかやご自宅内ではではそれほど使用する機会はないかもしれませんが、予期できないような突然のトラブルを防ぐためにとても重要なしつけになるのです。
1.事故防止
愛犬とのお散歩は毎日欠かさないという飼い主さんが多いですよね。
お散歩の際に必ず使用するのがリードやハーネス、カラーなど。これらは毎日安全性をしっかり確認して使用することをお勧めしますが、新品のお散歩グッズであったとしてもリードとハーネスなどを繋ぐナスカンが外れてしまう事故も少なくないようです。
また、お散歩中に飼い主さんがふとした拍子に手からリードが離れてしまうなんて事故もあるかもしれません。
自由に走れる状態になってしまった愛犬が突然道路に飛び出してしまう危険性もあるのです。そんな時に「呼び戻し」を教えることが出来ていたら危険な事故から愛犬を守ることが出来ます。
2.脱走防止
頻繁に起こることではありませんが、まれに犬が脱走してしまうこともあります。
犬が脱走してしまう理由は、雷や花火など大きな音に驚いてパニックを起こしてしまった時や、初めて会う知らない人、また嫌いな犬などに会って恐怖心を抱いた時に「逃げ出したい」という心理が働いてしまうことがあるよう。
その他、窓の外に見える「楽しそうなもの」に対して好奇心を抱いた時に気持ちを抑えることが出来ず、脱走出来る状況であれば家の中や敷地内からでも脱走してしまう危険性があります。
お散歩中にリードなどが外れてしまった時もそうですが、命にかかわるような危険な事故に巻き込まれてしまったり、迷子犬になってしまい二度と会えなくなる危険性があります。
脱走できない環境を作っておくことも大切ですが「呼び戻し」のしつけを教えておくことで脱走しようとする愛犬を呼び戻すことができます。
3.ドッグランでの呼び戻し
広い敷地内をのびのびと走り回ることが出来るドッグランが大好きな犬も多いですよね。なかなか普段のお散歩やお庭遊びでは経験できないような楽しさもあると思うので、性格に合っている犬であればドッグランを利用することも大切なことかと思います。
そして可能であればノーリードで、ある程度自由に走り回れる状態にしてあげるのが一番楽しめますよね。ドッグランを利用するにあたっては基本的なしつけが出来ていることが条件でもあります。
特に呼び戻しは重要視されているようです。帰宅の際はもちろん、犬同士の噛みつきなどのトラブルを防ぐためにも「呼び戻し」を覚えておくことは大切ですよね
ドッグランによっては「呼び戻し」が出来ない犬はリードを外すことを禁止していることもあるようです。思う存分楽しんでもらうためには、しっかりと「呼び戻し」を教えてあげましょうね。
まとめ
「呼び戻し」は、いざという時に大切な愛犬を守ってくれる重要なしつけのひとつです。難易度の高いしつけと言われているので、根気よく焦ることなく楽しみながら教えてあげましょう。
日頃からスキンシップやコミュニケーションを欠かさず、信頼関係を築いておくことが習得までの近道のようです。