強気な犬が見せる仕草や態度
1.他人の前ではおとなしい
飼い主に対しては強気だけど、他人に対しての態度はおとなしい、という犬がいます。いわゆる「内弁慶」というやつです。
飼い主が撫でようとすると「今はやめて！」「そこは触らないで！」と、しっかり意思表示をします。しかし、相手が他人となるとジッと身動きせず撫でさせるのです。
黙って撫でさせるので他人からよく可愛がってもらえます。飼い主も「おとなしいワンちゃんですね♡」と言われ慣れていることでしょう。トリマーさんや獣医師さんも大助かりです。
強気な性格を出せる相手は飼い主や家族だけ、という実は怖がりさんなのかもしれません。本当に心を許した相手でなければ本性を明かせないのです。
2.自分からグッと近づいて行く
強気な犬は、相手に対して自分からグッと近づいて行きます。怖いもの知らずなのです。しかし、相手はそうではありません。
急にグッと近づいてきた犬を警戒し、威嚇するかもしれません。噛みつくことだってあるかもしれません。
強気な犬が急に近づくのと、フレンドリーな犬が急に近づくのとでは大きく違います。強気な犬がグッと近づいてくれば、どんな犬も警戒するものです。
喧嘩に発展してしまいやすいので十分に注意しましょう。
3.吠えまくる
強気な犬は、どんな人にもどんな犬にもとにかく吠えまくります。犬は仲間意識や縄張り意識が強い動物です。
飼い主・家族・仲間と認めた者以外を寄せ付けまいとすることがあります。
飼い主を守りたい！という勇敢な気持ちで吠えまくる犬もいます。
とくに相手が何かアクションをしたわけでなくても、ただすれ違うだけなのに吠えてしまう犬もいます。
お散歩中、すれ違う人や犬に向かって吠えてしまうことを悩む飼い主は意外と多いものです。
相手を怖がらせてしまうこともありますし、しつけの出来ないマナーの悪い飼い主だなと思われてしまうこともあります。
4.全く相手にしない
強気な性格の犬は、他の人や犬を全く相手にしません。「自分は強い」「絶対に負けない」という自信があるのです。
自分に対して急に近づいてくる人がいても動じません。目も合わせませんし、足を止めることもありません。
少しの警戒心はあるかもしれませんが、攻撃されたとしても勝つ自信があるのです。
他の犬から威嚇されても動じません。自分よりも強い犬なんていないと考えているのです。もし喧嘩に発展してしまったとしても勝つ方法や逃げ切る方法を考えて準備しているのです。
「飼い主が守ってくれる」「飼い主は頼れる人」という自信を持つ犬もいるのではないでしょうか。
強気な性格の犬は、飼い主も強気な性格なのかもしれません。常に堂々とした態度で冷静に振る舞う飼い主の姿を見て育ったのでしょう。
強気な犬のトラブルに注意！
強気な犬はトラブルメーカーになりやすいです。警戒心が強く、人や犬を威嚇してしまうからです。「要注意犬」として名を知られている存在かもしれません。
お散歩中、強気な犬同士がすれ違う時、お互いに威嚇して吠えまくって騒ぎになることがありますよね。「ギャン吠え」と呼ばれています。
飼い主が愛犬をしっかりコントロールできなければなりません。
人や犬とすれ違う時はリードをうんと短く持ってください。
リードを引っ張って首輪が抜けてしまうことがあるのであれば、ハーネスに変えることも検討した方がよいです。
「なぜ強気な性格にならなければならないのか」も考えてあげてください。自分の強さを示さなければならない理由や原因が隠されているかもしれません。
まとめ
強気な犬が見せる仕草や態度を4つ解説しました。
- 他人の前ではおとなしい
- 自分からグッと近づいて行く
- 吠えまくる
- 全く相手にしない
強気な仕草や態度って、裏目に出てしまいやすいですよね。
強気な性格であることは決して悪いことではありません。しかし、トラブルにもなりやすいです。
強気な愛犬のために飼い主としてできることは何か、よく考えてみましょう。
