愛犬の『幸福度』を下げてしまう絶対NG行為5選
「愛犬には幸せになってもらいたい」と思っている飼い主は多いですよね。しかし、飼い主の何気ない行動によって、愛犬の幸福度が下がっているかもしれません。
今回は、愛犬の『幸福度』を下げてしまう飼い主の絶対NG行為を紹介します。
1.愛犬からのアピールを無視する
犬の「かまって」「遊んで」アピールに毎回応じる必要はありません。基本的には飼い主の生活リズムに合わせてコミュニケーションをとってあげるべきです。
しかし、だからと言って愛犬からの「かまって」アピールをことごとく無視してしまうと、犬は寂しさからストレスを感じてしまいます。また「飼い主に嫌われているかも」と自尊心を失ってしまうため、幸福度低下につながってしまいます。
そのとき忙しい場合は「ちょっと待ってね」と優しく声をかけ、必ず後ほどおもちゃを使って遊んだりスキンシップをとったりしましょう。
2.間違った叱り方をする
犬をしつける際、間違った叱り方をしていませんか。基本的にトレーニングに関しては叱らず、できたときに褒めてあげるのが適切です。
また、悪いことをした時も感情的に叱るのではなく、黙々と片付けをした後で『構わない』という方法を取る方法が効果的です。
しかし感情的に怒鳴ったり、長々と説教をするように言葉をかけたりする方法は、犬のしつけとしても逆効果となりますし、余計なストレスを与えてしまいます。もちろん、叩くといった体罰も厳禁です。
こうした叱り方は犬の幸福度を下げるだけでなく、飼い主との信頼関係も崩してしまう恐れがあるため、絶対にやめましょう。
3.犬として必要な運動や遊びをしてくれない
犬の幸福度には、犬としての本能的欲求を満たすことが大きく影響します。反対に、犬として必要な運動が足りていなかったり、本能的欲求を遊びなどで満たしてもらえていないと、幸福度が下がってしまう恐れがあります。
例えば日々の散歩で、必要な時間や距離を歩くことは大切です。しかしそれ以外にも、家の中でおもちゃなどを使った遊びを取り入れてあげなければ、欲求が解消されず不満が募ってしまいます。
犬の本能的欲求を満たす遊びの代表として、ロープの引っ張り合いやキャッチアンドリリース、おやつ探しなどがあります。こうした遊びを取り入れることで、犬としての本能を刺激し、欲求を満たしてあげることができます。
4.その日の気分によってルールが変わる
飼い主の気分によって「昨日はこれはダメだったけれど、今日はまぁいいか」とルールをコロコロと変えていませんか。統一されていないルールに左右されることは、犬にとって困惑を生み、強いストレスを感じる行為です。
忠実で従順な性質を強く持つ犬は、飼い主の指示にできる限り従おうとします。しかし、ルールが明確に定まっていないと「なぜ？」と不安を感じ、余計なストレスへとつながってしまうのです。
戸惑わせるだけでなく、飼い主との信頼関係を崩してしまう恐れもあるため、ルールは家族で統一し、飼い主側も必ず守るようにしましょう。
5.過剰に可愛がったり一緒にいようとしたりする
「かわいがることはいいことじゃないの？」と思われる方も多いでしょう。もちろん、スキンシップやコミュニケーションは、犬が幸せを感じる上でとても重要な要素です。
しかし、あまりにも過剰にスキンシップをとったり、家にいる間は常に一緒にいようとする行動は、逆効果となる恐れがあります。なぜならば、その時は幸せを感じても飼い主が隣から去った瞬間、寂しさや不安を強く感じやすくなるからです。
これは最近問題視されている『分離不安』にもつながりやすいです。強いストレスにより体調不良や自傷行為を引き起こすこともあるため、大切な愛犬とは適切な距離感を保ち、依存心が強くなりすぎないように注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。飼い主の何気ない行動により犬にストレスを与え、幸福度を下げてしまう恐れがあります。今回紹介したような行為は、私たちが想像している以上に犬にとってストレスとなります。こうした行為に心当たりのある方は、今すぐ改善しましょう。
