犬が遠くからジッと見てくる時の心理
1.気になって観察している
犬が遠くからジッと見てくるのは、「気になるなぁ…」「しばらく見てみよう」など、好意的な気持ちによって観察したいからです。
相手のことを思いやることができる心優しい性格の犬なのだと思います。
- 自分から近づいたら相手を怖がらせてしまうかもしれない
- 相手が自分のことをどう思っているか気になる
- 相手の方から近づいて来てくれたら自分も行動してみようかな
このように考え、気になる相手を観察しているのです。
このような犬を見かけたら、急に近づくのではなく、あなたも犬の様子を観察してみてください。
少しずつ距離を縮めながら近づくと仲良くなれると思います。
2.警戒して観察している
犬が遠くからジッと見てくるのは、「見知らぬ人(犬)だな」「怪しいなぁ…」「危険な相手ではないかな?」など、警戒する気持ちによって観察したいからです。
遠くから観察するのは、身の危険を感じたらすぐに逃げ出せるようにするためです。相手と距離を十分に置きたいのです。
犬は遠くからでも相手の情報を探ることができます。性別・性格・強さ・社交性など、自分との相性を見極めているのかもしれません。
自分とは合わない相手だ、接触しない方がいい相手だと判断すれば、近づいて来ることはありません。
3.「変な子だなぁ…」と不思議に思っている
犬が遠くからジッと見てくるのは、「変な子だなぁ…」と不思議に思っているからです。
やんちゃ盛りの子犬がお散歩が嬉しくて大はしゃぎして飼い主を困らせている様子かもしれません。
もう歩きたくない!と駄々をこねて飼い主を困らせている犬の様子かもしれません。
猫を追いかけようとして飼い主から叱られている犬の様子かもしれません。
犬は動体視力に優れているため、遠くで動くものの様子を見ることができます。
「お散歩を拒否するなんて。世の中にはおかしな犬もいるもんだ…」という不思議な気持ちで見ているのかもしれません。
4.好きな子だから
犬が遠くからジッと見てくるのは、見つめる相手が好きな子だからです。
本当は近づきたいのでしょうけれど、勇気を出せないでいるのです。シャイな性格や犬見知りをする性格なのではないでしょうか。
相手は犬とは限りません。人であることもあります。
異性であるとも限りません。同性の犬に対して好意を持ち、「お友達になりたい!」「一緒に遊びたい!」という気持ちからジッと見つめることがあります。
遠くからジッと見つめるだけではなく、いつかお友達になれる日が来たらいいですよね。飼い主さんがリードしてあげてもよいと思います。
相手の様子をうかがいつつ、少し距離を近づけてみてはいかがでしょうか。
5.「こっちに来なきゃいいな…」と怯えている
犬が遠くからジッと見てくるのは、犬や人に対して「こっちに来なきゃいいな…」と怯えているからです。
犬見知りや人見知りをする性格で、見知らぬ相手にも怯えてしまうのかもしれません。
お散歩の時にすれ違うことのある相手なのであれば、警戒しなければならないような出来事が過去にあったのでしょう。
すれ違うことも恐れるほどの相手なのではないでしょうか。
遠くからジッと見つめて観察した後、相手がこちらに向かって来ていると分かれば、すぐに方向転換します。
「あっちへは行きたくない!」「引き返そう!」と飼い主をぐいぐい引っ張ることがあります。
- 急に触られて怖い思いをした
- すれ違う時に急に吠えられた
このような経験がトラウマになりやすいです。愛犬が苦手な犬や人は飼い主も把握しておくとよいでしょう。
まとめ
犬が遠くからジッと見てくる時の心理を5つ解説しました。
- 気になって観察している
- 警戒して観察している
- 変な子だなぁ…」と不思議に思っている
- 好きな子だから
- 「こっちに来なきゃいいな…」と怯えている
犬にジッと見つめられると「飛びかかられる!?」「噛みつかれる!?」とマイナスなイメージを持つ人もいますね。
好意的な心理である場合もありますので、もう少し犬の表情や仕草にも注目してみましょう。