犬がふて寝をする理由
1.構ってもらえないから
構ってもらえない時は、ふて寝をするしかありません。
犬には本を読むことはできませんし、ゲームで遊ぶこともできません。他にやることがなければ、何かできることもないのです。
犬が飼い主に対して「遊んで!」「構って!」と、わがままを言う時って、だいたい構ってあげられる時です。テレビやスマホを見ている時がほとんどなのではないでしょうか。
掃除をしている時、料理を作っている時、リモートワークをしている時など、本当に構ってもらえない時と構ってもらえそうな時を犬だって区別することができるんです。いつも飼い主の行動を見て学んでいるからです。
本当は構ってあげられるのに自分の遊びや趣味を優先したことで愛犬がふて寝してしまった時の対処法は「5分だけ構ってあげる」です。
「今は無理!」「後で!」と拒否するのではなく、5分だけ構ってあげてください。それだけで犬は嬉しくなります。
飼い主がテレビを見終わるまでの間、ひとり遊びをして待っていよう!とポジティブな気持ちでいられます。
2.ご褒美がなかったから
「良いことをした」と「ご褒美」が結びついてしまっている場合、良いことをしたのにご褒美がなかった時、犬はふて寝をすることがあります。
とくに多いのが「トイレが上手にできたのにご褒美がなかった」と、ふて寝をしてしまうことです。
何を拗ねているんだろうかと不思議に感じることはありませんか?
あなたが何もアクションせずに、ササっとトイレの後始末をしてしまったからかもしれません。
子犬の頃やトイレトレーニングをしている頃、トイレが上手にできたら「お利口さん♡」「上手にできたね♡」「えらいね~♡」と、大袈裟に褒めていましたよね?
ご褒美のおやつがもらえていた犬もいるのではないでしょうか。
成犬になるとトイレで上手に排泄することができるなんて当たり前になってしまいます。
「おお~今日もいいうんちだ」と心の中で思うくらいになってしまいます。
ずっと褒められてきた犬にとって、ご褒美の言葉やおやつがなくなってしまうことは寂しく感じるものです。「何で褒めてくれないの?」と、ふて寝をしてしまうのです。
対処法は簡単ですね。「褒めてあげる」です。大袈裟なことをする必要はありません。おやつがなくても大丈夫です。
トイレの後始末をする前に「上手にできたね♡」と優しいトーンで声をかけてあげれば十分です。
3.お散歩が中止になったから
お散歩が中止になると、犬はふて寝するしかなくなってしまいます。
お散歩が何より大好きだという犬にとっては、今日1日の楽しみの全てを奪われてしまったように感じられるのではないでしょうか。
- 雨が降っているから
- 雪が降っているから
- 強風が吹いているから
- 寒すぎるから
- 暑すぎるから
このような理由でお散歩が中止になることがあります。もちろん、愛犬の健康と安全のことを考えた結果です。
しかし、よく考えてみてほしいのです。犬だってちゃんと理解していますから、このような理由でふて寝することはあまりないのではないかと思いませんか?
問題なのは、飼い主の都合や気分次第でお散歩が中止になってしまうことです。
体調不良は犬にも理解できますが、飲み会に行く・デートに行く・買い物に誘われた・面倒くさい、このような理由では全く理解も納得もできません。
対処法は「飼い主の都合や気分次第で犬の楽しみを奪わないこと」です。
まとめ
犬がふて寝をする理由を3つ解説しました。
- 構ってもらえないから
- ご褒美がなかったから
- お散歩が中止になったから
愛犬がふて寝をしている時、どんな気持ちなのか考えてみましょう。
「ふんっ」と怒っているかもしれませんし、「寂しい…」と悲しい気持ちでいるかもしれません。
「私だってママの言うこと聞いてあげないんだからね!」と、反抗的な気持ちでふて寝することもあるのではないでしょうか。