犬が遊びに飽きた時に見せる仕草や態度
犬が集中力を維持することができる時間は「5分程度」であるとされています。
大好きなボール遊びだって、5分も経てば飽きてしまうことがあるのです。
「もう飽きちゃったよ」のサインは、仕草や態度で見極めることができます。
1.ケージやベッドに帰る
犬が遊びに飽きた時、ケージやベッドに帰ることがあります。「もう遊びたくないよ」と言っているのでしょう。
飽きちゃってつまらないからお昼寝の時間にしよう!など、犬自身が上手く時間を使うことができるのであれば、そのまま放っておいてあげましょう。
2.おもちゃを放置する
犬が遊びに飽きた時、遊んでいたおもちゃを放置することがあります。
飼い主が投げたおもちゃを追いかけて取って来る遊びが好きな犬も、そればかりではあっという間に飽きてしまいます。
追いかけることもやめてしまいますし、持って来てくれなくなってしまいます。
投げられたおもちゃは放置され、しぶしぶ飼い主が取りに行くんですよね。
3.飼い主を無視する
犬が遊びに飽きた時、一緒に遊ぼうとする飼い主を無視することがあります。
名前を呼んでも無視。おいでと言っても無視して来てくれません。もう、その遊びには飽きてしまったのです。
他の遊びを提案したり、他のおもちゃを取り出したりしてみてください。また食いついてくれることがあります。
4.どこかへ行ってしまう
犬が遊びに飽きた時、どこかへ行ってしまうことがあります。
あんなに楽しそうにはしゃいでいたのに、急に冷静になってスッとその場を立ち去るのです。
お気に入りの場所へ行って、毛づくろいをし始めることもあります。
遊びに対して、熱しやすく冷めやすいタイプなのではないでしょうか。
飼い主がはしゃぎすぎてしまうとドン引きし、急に冷めて遊びに飽きてしまうタイプの犬もいますよね。
遊ぶ時も犬との心の距離感って大事なんだなと実感すると思います。
5.しきりにあくびをする
犬が遊びに飽きた時、しきりにあくびをすることがあります。
眠くなってしまったわけではありません。
「もう飽きたよ…」「もう終わりにしようよ…」と伝えたい時の仕草です。
6.飼い主から逃げ回る
犬が遊びに飽きた時、「遊ぼうよ!」と誘う飼い主から逃げ回ることがあります。
一見、追いかけっこを楽しんでくれているようにも見えるかもしれません。
しかし、愛犬の表情が強張っていたり、しっぽが下がり気味であったり、嫌がっているのが分かります。
犬にとっての遊びの重要性
子犬が遊ぶことには、飼い主とのスキンシップやコミュニケーション、信頼関係づくりに役立ちます。
成犬が遊ぶことには、ストレスやエネルギーの発散、肥満や生活習慣病の予防に役立ちます。
シニア犬や老犬が遊ぶことには、体力・筋力・健康の維持、運動不足の予防に役立ちます。
おもちゃをくわえにくそうにしている、急にボールを追いかけたがらなくなったなど、愛犬の変化や異常にも気づきやすくなります。
犬が集中力を維持することができる時間は5分程度であるということから、1日5分程度の遊びを習慣にするのがベストなのではないでしょうか。
犬は意外とひとり遊びも上手なので、お留守番中の退屈しのぎの遊びにも工夫をしてあげるとよいと思います。
まとめ
犬が遊びに飽きた時に見せる仕草や態度を6つ解説しました。
- ケージやベッドに帰る
- おもちゃを放置する
- 飼い主を無視する
- どっか行っちゃう
- しきりにあくびをする
- 飼い主から逃げ回る
愛犬を飽きさせないための遊び方って意外と難しいものですよね。
今日は屋外で遊ぶ日、明日は屋内で遊ぶ日、次の日はドッグランでお友達と遊ぶ日など、環境にも変化を与えてあげると飽きにくくなるかもしれません。