犬が家具を噛んでしまう原因
1.歯茎がムズムズする
子犬が家具を噛んでしまう原因は、歯茎がムズムズするからです。
- 乳歯が生え始める頃(生後1カ月頃~)
- 乳歯から永久歯に生え変わる頃(生後7カ月頃)
この期間は子犬が家具を噛んでボロボロにしてしまいやすいです。
歯が生える時や生え変わる時に歯茎がムズムズして気持ちが悪いのです。そのムズムズ感を取り除きたくて物を噛みたくなります。
たまたま身近な家具が対象となってしまった、その家具が噛みやすくて気に入った、ということなのでしょう。
子犬が安全に歯茎のムズムズ感を解消することができるグッズがあります。遊びながらデンタルケアもできるタイプがおすすめです。
2.硬いものを噛んで遊びたい
犬が家具を嚙んでしまう原因は、硬いものを噛んで遊びたいからです。
おもちゃを与えていると思いますが、安全のためにと柔らかいものばかりなのではないでしょうか。
硬いおもちゃを与えて歯茎から出血してしまったことがあるのかもしれません。
家具を噛んで遊ぶよりも、犬専用の硬いおもちゃで遊んだ方が安全性は高いです。
もちろん、愛犬に合ったおもちゃを選んであげることが重要です。そして、必ず飼い主が見守る中で遊ばせてください。
おもちゃに飽きてしまいやすい犬の場合、一時的におもちゃに興味を向けさせることができても、飽きればまた家具を噛んでしまいます。
飽きさせないために複数のタイプの違うおもちゃを用意しておくのがおすすめです。
3.ストレスを発散させたい
犬が家具を嚙んでしまう原因は、ストレスを発散させたいからです。
- お留守番の時間が長くて退屈している
- 運動不足でエネルギーが有り余っている
- 飼い主から叱られてばかりいる
- 新しい家に引っ越して来たばかり
- 新しい家族が増えた(犬や猫や赤ちゃんなど)
ストレスの原因は様々ですが、家具を噛むことで上手く発散させることができるのでしょう。
その家具が硬くて噛み応えがあり、本気で噛んでもなかなか壊れないからです。かなり大きなストレスだというサインです。
犬のストレス発散にはお散歩や運動が最適です。
週末や休日だけでも構いません。思いっきりストレスやエネルギーを発散できる機会を作ってあげてください。
毎日のお散歩が可能なのであれば、短時間でもよいので習慣化してあげるとよいと思います。
4.口腔内に異常がある
犬が家具を嚙んでしまう原因は、口腔内に異常があるからです。
成犬の8割が歯周病を抱えているとされていますが、歯茎の炎症や歯根の痛みなどを取り除きたくて家具を噛んでしまうことがあります。
歯の着色汚れが気になっているのではありませんか?それは歯垢や歯石が溜まっている証拠です。
鼻を抑えたくなるほどの口臭があるのではありませんか?歯石の蓄積と歯茎の炎症が原因です。
家具を噛んでもそれらが治ることはありません。かかりつけの動物病院で歯科検診を受けてみましょう。
犬の歯科治療には全身麻酔を必要とすることがあります。悪化する前に適切なデンタルケアをしましょう。
5.飼い主も楽しんでいると勘違いしている
犬が家具を嚙んでしまう原因は、飼い主も楽しんでいると勘違いしているからです。
家具を噛んだ時、大きな声を出して叱ったり、面白がって写真や動画を撮ったりしていませんか?
家具を噛む自分の姿を見て飼い主も喜んでくれているからOK!なんて勘違いさせてしまっては大変です。
やめさせたいのであれば堂々と冷静に叱ってあげてください。写真や動画を撮る必要はとくにないはずです。
まとめ
犬が家具を噛んでしまう原因を5つ解説しました。
- 歯茎がムズムズする
- 硬いものを噛んで遊びたい
- ストレスを発散させたい
- 口腔内に異常がある
- 飼い主も楽しんでいると勘違いしている
犬が家具を噛む原因や理由は様々ですが、一度、お口の中の健康状態をチェックしてみてください。