犬の見ている場所で分かる心理
1.窓の外を見ている場合
窓の外を見ている時の犬の心理は様々にあります。
- 歩く人を観察して楽しんでいる
- お散歩している犬を羨ましく思っている
- 家の前を通る車を警戒している
- 誰か気づいてくれないかなと期待している
- 家や家族を守ろうと警備している
警戒や警備が上手な犬である場合、むやみに吠えることはありません。
窓の外を見ている時、警戒する心理や警備したい心理がある場合、不審な人にだけ唸ったり吠えたりします。
飼い主も警戒しやすくなって助かりますよね。
2.玄関のドアを見ている場合
玄関のドアを見ている時の犬の心理は、家族の帰りを待つ気持ちです。
- まだ帰って来ないのかな
- そろそろ帰って来る時間だ
- 待ち遠しいなぁ…
- 退屈だなぁ…
- 遊んでほしいな
このような心の状態なのではないかと思います。
ポジティブな心理とネガティブな心理の両方がありますが、仕草・行動・表情などから読み取ってみてください。
家族の帰りをわくわくした気持ちで待っているのか。帰りが遅くてガッカリした気持ちで待っているのか。
その家族との関係性によっても変わるでしょうし、その人への愛情度によっても変わるのではないでしょうか。
3.天井や壁など何もない場所を見ている場合
天井や壁など何もない場所を見ている時の犬の心理は意外なものかもしれません。
- 何かが動いているなぁ…
- あの音の正体は何だろうか
- 聞こえないふりをしよう
このような気持ちであることが考えられます。
- 天井や壁に虫が止まっていて羽や手足を動かしている
- 付着したホコリが風によって揺れている
- どこからか気になる音が聞こえてくる
このようなことが起きているのではないでしょうか。
飼い主が「お散歩に行こう」と声をかけた時、(今は行きたい気分ではないから)と聞こえないふりをするために、何もない場所を見ていることもあるのではないでしょうか。
4.テレビの画面を見ている場合
テレビの画面を見ている時の犬の心理は(逃すまい…)かもしれません。
犬の視力は0.1~0.5くらいであるとされています。
テレビの画面に映る人や犬の顔や表情を認識できていない可能性があります。
犬がテレビの画面を見ている時に考えられることは、優れた動体視力によって獲物を逃すまいと追っているのではないかということです。
鳥やウサギなどの小動物が映し出されているのではないでしょうか。
5.扉や引き出しをジッと見ている場合
扉や引き出しをジッと見ている時の犬の心理は「ここにおやつが入っているんだけどなぁ…」です。
チラチラと見てくる愛犬の視線に飼い主も気づいているのではないでしょうか。
おやつを隠すところを愛犬に見られた覚えはないのです。隠し場所を定期的に変えているのです。それでも犬は優れた嗅覚を使って暴いてしまうのでしょう。
犬が届く場所におやつを置かないようにしましょう。盗み食いをしてしまうことがあります。
器用な犬は手先や鼻先を使って、簡単に扉や引き出しを開けてしまえるので要注意です。
まとめ
犬の見ている場所で分かる心理を5つ解説しました。
- 窓の外を見ている場合
- 玄関のドアを見ている場合
- 天井や壁など何もない場所を見ている場合
- テレビの画面を見ている場合
- 扉や引き出しをジッと見ている場合
玄関のドアを見つめながら家族の帰りを待っている愛犬の姿を見ると、きゅん♡ともしますし、切なくもなりますよね。
犬が見ている場所によって心理状況を把握することもできますが、必ずしも見ている場所によって犬が何かを思ったり考えたりしているとは限りません。
ただボーっとしているだけの時もあります。たまたま見ていた先に物が存在しただけなのです。