犬をファッションの一部だと勘違いしている人のNG行為
1.SNSに投稿するための写真や動画を撮ることを強要する
犬をファッションの一部だと勘違いしている人のSNSをよく見かけます。
「わざわざこの写真を撮るために!?」と驚かされたり、「動画を撮ってないで助けてあげなよ!」と思わず声に出てしまいそうなったりすることがあります。
その写真や動画を撮った目的は何でしょうか。
SNSに投稿することを目的とし、観覧数を増やしたり、コメントを増やしたり、話題になりたいからなのではないでしょうか。
偶然に面白い写真や動画が撮れたのであれば構いません。犬が喜んで協力してくれるのであれば構いません。
嫌がる犬の気持ちを無視したり、危険な行為をさせたり、SNSに投稿するための写真や動画を撮ることを強要するは絶対にやめましょう。
犬を犬として尊重していない、ファッションの一部として考えている人が行う行為です。
2.擬人化すること
犬をファッションの一部だと勘違いしている人は、犬を擬人化します。まるで犬を人間かのように表現したり扱ったりすることです。
「オス・餌・糞・犬・ペット」ではなく「男の子・ごはん・うんち・わんちゃん・家族」と表現することを強要するなどが代表的なのではないでしょうか。
自分自身や家族間では構いませんが、他人にまで強要するのは間違いですよね。
- 他人からよく思われたいためのオシャレな服を着せる
- 自分を「ママ」や「パパ」と表現するのに適切な「しつけ」はしない
このような例もあります。
犬を家族・我が子・パートナーとすることは決して悪いことではありません。しかし、犬は人間ではありません。
人間のように扱われると、犬は迷惑に感じますし、そんな人と一緒に過ごしても心地よくありません。ただ我慢しているだけです。
犬は犬として扱われることで安心し、居心地がよいのです。
3.お出かけに連れ回す
犬をファッションの一部だと勘違いしている人は、犬をよくお出かけに連れ回します。
ドッグランへ行くわけではありません。ホームセンターや犬同伴OKの飲食店ばかりです。犬が好んで行く場所では決してありません。
真夏の暑い日にオシャレな服を着せ、犬同伴NGな場所では車の中で待機させる。
なぜそのような場所へ連れて行くのでしょうか。犬を危険に晒す行為なのではないでしょうか。
愛犬のためのお出かけなのであれば構いません。
人間が楽しむためのお出かけに犬を付き合わせて連れ回すより、自宅に安全な環境を与えてお留守番させた方が心も体もリラックスして過ごせるはずです。
4.気に入らなければ飼育放棄する
犬をファッションの一部だと勘違いしている人は、その犬を気に入らなくなった時、飼育を放棄します。
- 言うことを聞かないから外に犬小屋を置いて繋ぎっぱなし
- 大きくなりすぎてしまったから保健所へ連れて行く
- 老犬になって見た目が悪いからお散歩へ行かない(他人に見られたくない)
- 思い描いていた犬との理想の暮らしとは違ったから里親を募集
こんなことが本当にあるのか?と疑問に思われるでしょうか。
どれも本当にあった実話です。このような人が世の中にはたくさんいます。ただ目につかず知られることがないだけです。
まとめ
犬をファッションの一部だと勘違いしている人のNG行為を4つ解説しました。
- SNSに投稿するための写真や動画を撮ることを強要する
- 擬人化すること
- お出かけに連れ回す
- 気に入らなければ飼育放棄する
犬はアクセサリーではありません。あなたが楽しむための玩具ではありません。他人によく思われるためのアイテムではありません。
もし、ひとつでも当てはまるNG行為があるのであれば、愛犬に対する考えや行為を改める必要があるかどうか、自分を見つめ直してみましょう。