犬は本能を刺激される『引っ張りっこ遊び』が大好き♡
皆さんの愛犬は『引っ張りっこ遊び』が好きですか。引っ張りっこ遊びとは、犬用の頑丈なおもちゃを使って、犬と飼い主がちょうど良い力加減で引っ張り合う遊びです。犬の遊びの中でも代表的な遊びと言っても過言ではありません。
犬は引っ張りっこ遊びをすることで、犬が持つ狩猟本能を刺激されます。そのため、引っ張りっこ遊びをすると夢中になったり、自分から「遊ぼう」とロープのおもちゃを持ってきたりするのです。
しかしこの引っ張りっこ遊びは、間違った遊び方をするとデメリットが生じることをご存知でしょうか。注意点に気をつけて遊び、愛犬と安全に楽しい時間を過ごしましょう。
犬との引っ張りっこ遊びでしてはいけない『NG行為』4選
犬との引っ張りっこ遊びは犬が夢中になれる反面、注意点が多く存在します。ここでは犬との引っ張りっこ遊びでしてはいけないNG行為について紹介します。
1.犬のおもちゃ以外で引っ張りっこする
犬と引っ張りっこ遊びをする際は、必ず犬用のおもちゃを使って行うようにしてください。ちょうど良い犬用おもちゃがないからと、飼い主のハンカチやスリッパなどで代用する人がいますが、これはしつけの面でも良くありません。
毎回引っ張るおもちゃを変えていると、「何でも噛んで引っ張っていい」と認識してしまい、様々な家具や生活雑貨を破壊するようになります。
また、犬用おもちゃよりも強度が弱いもので遊んでしまうと、噛んで壊してしまい口の中を怪我したり、飲み込んでしまう恐れがあります。
愛犬のしつけの面でも安全面でもデメリットが生じやすくなるので、引っ張りっこ遊びをする際は、必ず犬用おもちゃを用意するようにしてください。
2.引っ張りっこ遊びで犬に主導権を渡す
引っ張りっこ遊びをする際、犬の方が力加減が強くなってしまい主導権が握られてしまうことはありませんか。犬にとって引っ張りっこ遊びは本能を刺激する遊びなので、つい夢中になり興奮してしまうことがあります。
犬が主導権を握るようになると飼い主が上手にコントロールできなくなり、問題行動を助長する原因になることもあります。引っ張りっこ遊びだけではなく、その他の生活面にも悪影響を及ぼし、しつけが大変困難になってしまう恐れがあるのです。
また、興奮しすぎてしまうと収集がつかなくなり、飼い主が「もう終わりね」と取り上げようとしても攻撃的な行動や態度をとることもあります。興奮しすぎる前に、クールダウンさせることを意識してください。
3.引っ張りながら上下左右に振る
引っ張りっこ遊びをしながら、おもちゃを上下左右に振るのはなるべくやめましょう。おもちゃを上下左右に振ると狩猟本能をより引き立て、興奮度合いを高めてしまう恐れがあります。
興奮しすぎてしまうと前述したようにコントロールが効かなくなり、問題行動につながる恐れがありますし、飼い主に対して闘争心を燃やすようになる可能性もあります。
また、上下左右に振ることにより犬の首に負担をかけることにもなるので、怪我をするリスクが高まります。安全面やしつけ面を考慮して、引っ張りながら上下左右に大きく振る行為は控えてください。
4.強く引っ張り過ぎてしまう
犬に主導権を渡さないようにと強く引っ張りすぎてしまうと、犬の顎や歯を痛めてしまう恐れがあるので、絶対にやめてください。また、顎や歯を損傷してしまうだけでなく足腰にも負荷がかかり、転倒や関節炎などを引き起こす恐れもあります。
日頃から「マテ」「ストップ」などの呼びかけにすぐ応じられるようトレーニングをすることで、犬が興奮しすぎてしまうことを事前に予防することができます。
まとめ
いかがでしたか。犬との引っ張りっこ遊びは、犬も飼い主も楽しめる人気の遊びです。しかしNG行為を続けていると、しつけの面や安全面を脅かす遊びとなってしまいかねないので、今回紹介した注意点を守って楽しく安全に遊びましょう。