犬が『歯周病』になっている5つのサイン!症状から見極める危険度とは

犬が『歯周病』になっている5つのサイン!症状から見極める危険度とは

今や、3歳以上の犬の約8割が「歯周病」にかかっていると言われています。この記事では、重大な病気につながる可能性もある歯周病のサインと危険度を紹介しますので、日頃の健康管理に役立ててください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.口臭がきつくなる

口を開けている犬

犬の歯周病の初期症状としてまずあらわれるのが、口臭です。

「犬の口はどうしても臭くなるでしょう?」と思っている飼い主さんも多いと思いますが、歯周病にかかっていると口臭は強くなるのです。

口内に残る食べカスやそれによって形成される歯垢や歯石は、歯周病の大きな要因となります。

それらが口内にあることで、雑菌や細菌が繁殖してしまうのです。

口内に食べカスや歯垢そのものにもにおいはありますが、菌が繁殖するとそのにおいがさらに強くなります。

ツンとしたにおいになったり、腐ったようなにおいになったりするので、顔を舐められたり、近くであくびをされたりするだけでかなりきつく感じるでしょう。

2.歯ぐきが腫れる、血が出る

フードの横で伏せる犬

歯周病の症状が進むと、口内の汚れや細菌の繁殖によって歯ぐきに悪影響を及ぼすことが考えられます。

腫れて炎症を起こして赤くなったり、ぶよぶよとした質感になったり、出血したりするようになるのです。

犬の歯ぐきの変化は、日常的に歯磨きをしていれば把握しやすいですよね。

また、おもちゃで遊んでいる時やおやつを噛んでいる時などに、血がついていることなどでも気が付くこともあると思います。

軽度の腫れや炎症であれば、適切なデンタルケアを続けることで改善することもあります。

しかし気が付かずに放置してしまうと、どんどん悪化して痛みが発生することもあります。

そしてそれによってご飯を食べられなくなったり、おもちゃで遊ばなくなったりする様子も見られます。

3.歯が抜ける

歯をチェックされている犬

口内の細菌が増殖して歯ぐきの炎症や腫れの状態が悪化すると、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの間の溝が拡大してしまったり、歯ぐきが後退して歯根がむき出しになってくることがあります。

歯根が出てくるとその周囲にまで歯垢や歯石が付着してしまい、歯を支える歯槽骨が溶けてしまうことがあります。

歯は支えをなくしてグラグラと不安定になり、次第に抜け落ちてしまいます。

また、歯の根っこの先の部分は血管とつながっていることから、歯がなくなった場所から細菌が侵入してしまうことも。

そして、血管を通して全身に細菌が回ってしまい、心臓や肝臓、腎臓、脳、関節などさまざまな部位で感染性疾患を引き起こす可能性があるのです。

最悪の場合、口内から回った菌によって死に至ることもあるため、歯周病は決して甘く見てはいけない病気だとされています。

4.あごの骨折

レントゲン写真と犬

歯周病によって歯が抜けてしまう場合、ただ歯が抜けるだけでなく歯槽骨が溶けることで、あごの骨の強度を低下させてしまう恐れもあります。

あごの骨がもろくなると、硬いものを噛んだ時やジャンプした時など、ちょっとした衝撃で骨が折れてしまうことがあります。

特に小型犬はあごの骨も小さく細いので、歯周病から骨にダメージが加わる可能性が高いとされています。

5.頬に穴が開く

エリザベスカラーをつけている犬

歯周病によって歯ぐきの腫れや歯根の露出が起こると、歯ぐき内に膿が溜まることがあります。

その膿が多くなると口内ではなく、頬の皮膚を突き破って出てしまうことがあるのです。

この症状は、上あごの臼歯の歯根に膿が貯まった場合に起こりやすくいです。

歯が大きく歯根が深いため膿が溜まる場所が外側の皮膚に近い位置にあるためです。

皮膚を突き破ることで皮膚が裂けた時の血と膿が一緒に出てくる状態になるため、飼い主さんは慌ててしまうと思いますが、急いで動物病院に連れて行って処置を受けさせるようにしましょう。

まとめ

笑顔の犬

犬にとって歯周病は非常に身近な疾病です。

身近なものだからこそあまり危険性を感じていない飼い主さんもいるようですが、放置することで症状が悪化すると、命すら脅かしかねないものであることを覚えておきましょう。

そして、歯周病は日頃のケアによって十分防ぐことができる病気でもあるのです。

短い時間でかまわないので、毎日少しずつ歯磨きをして口内チェックをしてあげてくださいね。

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