犬が何もない場所を見上げる時の心理
1.音の正体を探っている
どこからか聞こえてくる音の正体を探っている時、犬が何もない場所を見上げることがあります。
見上げている方向から音が聞こえている場合もありますし、方向が定まっていない場合もあります。
その時愛犬に聞こえているのは、人間には聞き取ることのできない音であることがほとんど。
そのため、なぜあの場所を見上げているのかと、私たちには不思議に思えてしまうのでしょう。
2.ニオイの正体を探っている
どこからか漂ってくるニオイの正体を探っている時、犬が何もない場所を見上げることがあります。
スンスンと音を立てながら、しきりに鼻を動かしているはずです。
おそらく愛犬がそれまで嗅いだことのないニオイで、ニオイの正体が分からなくてちょっぴり不安になっているのだと思います。
なぜなら、嗅いだことのあるニオイである場合や興味を惹かれるニオイの場合には、ニオイがする方へと歩き出しているはずですから♪
3.変な虫がいる…
「あそこに変な虫がいる…」と、犬が何もない場所を見上げることがあります。
何もないのではなく、犬にはハッキリと見える小さな虫が存在するのです。
天井や壁の方をジッと見ているのではないでしょうか。そこへ虫がとどまっているのです。
春や秋などの小さな虫が発生しやすい季節には、犬が何もない場所をジーッと見上げている機会が増えると思います。
夏の暑い季節には室内にも小さな虫が発生しやすいですよね。
愛犬の安全のためにも虫が発生しやすい残飯やゴミ箱をこまめにお手入れしておきましょう。
4.何かが動いている…
「あそこで何かが動いている…」と、犬が何もない場所を見上げることがあります。
その正体は影です。窓から差し込む日の光の具合や風が入り込む度に揺れるカーテンの動きによって、室内を陰が移動することがありますよね。
犬自身が体を動かしたり室内を歩いたりする時の影を不思議そうに見上げていることもあるのではないでしょうか。
5.ただボーッとしているだけ
犬が何もない場所を見上げていると、そこに何かあるのではないかと考える飼い主がほとんどです。
しかし、実は何もないのです。何も見えていませんし、何も考えていません。犬にだって、ただボーッとしている時間があるのです。
見上げている方向にあるのがテレビである場合、「テレビ見てるの?」と声をかけますよね。
窓の外である場合には「誰か通ったの?」「警戒しているの?」と感じるのではないでしょうか。
見上げている方向が天井や壁である場合、もしかして…霊感があるのかも!?と感じられてしまうのではないでしょうか。
6.警備をしている
犬が何もない場所を見上げている時、ただボーッとしているだけのように見えて、実はしっかり警備をしていることがあります。
伏せの体勢であることがほとんどです。万が一の時、スッと立ち上がって走り出せるように準備している体勢なのです。
何もない場所をただ見上げているだけではなく、外から聞こえてくる音や声を聞いています。家の前を通る人の足音だって聞こえています。
遠くで吠えている犬の声を聞き、何が起きているのか情報を集めています。近所の犬同士で情報交換をすることだってあるのです。
まとめ
犬が何もない場所を見上げる時の心理を6つ解説しました。
- 音の正体を探っている
- ニオイの正体を探っている
- 変な虫がいる…
- 何かが動いている…
- ただボーッとしているだけ
- 警備をしている
何もない場所を見上げることはありますが、何も考えていないというわけではありません。
霊感があり、一般的には見えないものが見えてしまう人がいますが、人間よりも優れた能力をいくつも持つ犬ですから、犬にも霊感というものがある…と考えることもできるのではないでしょうか。